福岡県から石川県へ!

一条真也です。
8月3日、今日も猛暑です。この日、『心ゆたかな読書』(現代書林)が発売になりました。どうぞ、お買い求めの上、御一読下さいますよう、お願い申し上げます。

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本日、『心ゆたかな読書』(現代書林)が発売!

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福岡空港の前で

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福岡空港にて

 

この日の午後、わたしは石川県に出張しました。福岡県も石川県も「まん延防止等重点措置」が適用されていますが、不要不急の出張ではありません。どうしても、視察しなければならない土地、参加しなければならない会議があるためです。コロナ禍の中にあっても、「天下布礼」に休みはありません!

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はなまるうどん」で昼食を

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ぶっかけうどん(小)を食べました

 

北九州市の小倉から車で福岡市に向かったわたしは、福岡空港からANA4648便で小松空港に向かいました。福岡空港では、「はなまるうどん」で遅めの昼食として、「ぶっかけうどん」の小をいただきました。朝、長女の手作りの朝食(焼鮭・卵焼き・明太子・お新香・タマネギの味噌汁・御飯)が美味しくて食べ過ぎたので、あまり食欲がありませんでしたが、うどんは喉越し爽やかでした。

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ANAのラウンジにて

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ラウンジでは青汁を飲むのが習慣

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飛行機まではバスで

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小さな飛行機に乗りました

 

ANAのラウンジで青汁を飲み、モバイルパソコンでメールなどを処理しました。いつもはここで黒のウレタンマスクから黒の不織布マスクに替えるのですが、今日はブルーの不織布マスク1枚で乗り切りました。ラウンジを出ると、搭乗口からバスに乗って小さな飛行機が停まった場所まで行き、そこから乗り込みました。

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機内のようす

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機内では読書しました

 

機内は、思ったよりも多くの乗客がいましたね。わたしは、機内サービスのコーヒーを飲みながら、読書をしました。この日に読んだのは、『ヒト夜の永い夢』(ハヤカワ文庫JA)という本です。著者は、柴田勝家(!)というペンネームのSF作家です。1987年生まれの鬼才で、『ニルヤの島』で第2回ハヤカワSFコンテストの大賞を受賞し、デビューしています。物語は、紀伊が生んだ知の巨人・南方熊楠と超能力博士・福来友吉との出会いが、粘菌の宿った美しき自動人形を誕生させるという一大昭和伝奇ロマンです。―時代を築いた名士たちの知と因果が二・二六の帝都大混乱へと導かれていく、夢と現実の交わる日本を描いた一大昭和伝奇ロマンで、面白かったです。かの荒俣宏氏の名作『帝都物語』を連想しました。

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小松の街が見えてきました

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小松空港に到着しました

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ホテルから見た金沢駅前のようす

 

夢中になって読書していると、飛行機は小松空港に到着しました。1時間25分ほどのフライトでした。小さな飛行機から降りると、陽射しがまぶしかったです。北陸はだいたい日照時間が少ないですが、さすがに真夏には太陽の光が燦燦と降り注ぎます。金沢駅前のホテルにチェックインしましたが、金沢の街を見下ろしながら、わたしは「この地に太陽光線あれ!」と念じました。石川県も「まん延防止等重点措置」が適用され、飲食店では酒が飲めないので、夕食はホテルの部屋でテイクアウトの弁当を食べながら缶チューハイでも飲むことにします。 

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サンデー毎日」2016年8月14日・21日合併号

 

ところで、8月は「死者を想う月」です。6日の「広島原爆の日」、9日の「長崎原爆の日」、12日の御巣鷹山日航機墜落事故の日、そして15日の「終戦の日」というふうに、3日置きに日本人にとって忘れられない日が訪れます。そして、それはまさに日本人にとって最も大規模な先祖供養の季節である「お盆」の時期とも重なります。日本人は古来、先祖の霊に守られて初めて幸福な生活を送ることができると考えていました。その先祖に対する感謝の気持ちを供養という形で表したものが「お盆」です。



新型コロナの変異ウイルスによる全国的な感染拡大を踏まえて、1日に開かれた全国知事会のウェブ会議では、お盆の帰省も含めた夏休みの都道府県境をまたぐ旅行や移動の原則中止などを求める緊急提言がまとめられました。お盆の帰省や墓参りは、日本人の精神生活にとって重要であり、昨年に続いてそれらを禁じるぐらいなら、東京五輪を強行開催した政府を糾弾すべきです。そもそも、いま、「県境をまたぐ」どころか「国境をまたぐ」運動会が東京で堂々と行われているではありませんか! 

 

2021年8月3日 一条真也