『心ゆたかな読書』

一条真也です。
小倉は雨ですが、嬉しい出来事がありました。
わが最新刊である『心ゆたかな読書』(現代書林)の見本が出たのです。表紙には、開いた本の中から木が生えているイラストが描かれ、「心の森」が表現されています。

f:id:shins2m:20210703081752j:plain心ゆたかな読書』(現代書林)

 

また、 「ハートフル・ブックス」というサブタイトルがついています。そう、本書は125万部の発行部数を誇る「サンデー新聞」に連載中の「ハートフル・ブックス」で取り上げた至高の150冊を紹介したブックガイドなのです。ちなみに、105冊目の「一条本」となります。

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本書の帯

 

帯には、「『論語』から『鬼滅の刃』まで」「万巻の書を読み解いてきた当代一の読み手が、古今東西の150冊を厳選! 心をゆたかにする本たちとの至高の出合いがここにある!!」「『サンデー新聞』好評連載『ハートフル・ブックス』待望の書籍化!!」と書かれています。

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本書の帯の裏

 

帯の裏には、「『論語』『星の王子さま』『娘よ、ここが長崎です』『ハリー・ポッターと死の秘密』『サンタクロースっているんでしょうか?』『隣人祭り』『悼む人』『納棺夫日記』『おかあさんのばか』『街場の教育論』『トムは真夜中の庭で』『センス・オブ・ワンダー』『ネクスト・ソサエティ』『超訳古事記』『マッチ売りの少女』『木を植えた男』『卒業』『小暮写眞館』『夜行観覧車』『クォンタム・ファミリーズ』『さよならもいわずに』『銀河鉄道の夜』『老人クラブカーネギーで歌う』『祖父が語る「こころざしの物語」』『傷ついた日本人へ』『僕の死に方』『かもめのジョナサン完成版』『解放老人』『深い河』『論語と算盤』『葬送のフリーレン』『52ヘルツのクジラたち』『鬼滅の刃』」とあります。

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サンデー新聞」2008年3月15日号

 

本書の「目次」は、以下のようになっています。
まえがき「本を読んで心を太らせよう!
論語
星の王子さまサン=テグジュペリ
中村久子自伝 こころの手足』中村久子
おとなになれなかった弟たちに・・・米倉斉加年
娘よ、ここが長崎です』(新装版)筒井茅乃
ハリー・ポッターと死の秘宝』(上・下)
J・K・ローリング松岡佑子
良寛さんの愛語』自由訳:新井満
サンタクロースっているんでしょうか?
ニューヨーク・サン新聞「社説」/中村妙子訳
隣人祭り』 アタナーズ・ペリファン&南谷佳子
悼む人天童荒太
納棺夫日記青木新門
おかあさんのばか細江英公 写真古田幸 被写体と詩
街場の教育論内田樹
トムは真夜中の庭で
フィリパ・ピアス高杉一郎
センス・オブ・ワンダー
レイチェル・カーソン/上遠恵子訳
ゆうきくんの海山元加津子
ネクスト・ソサエティ
P・F・ドラッカー/上田惇生訳
超訳古事記鎌田東二
マッチ売りの少女アンデルセン/矢崎源九郎訳
木を植えた男
ジャンジオノ/フレデリックバック絵/寺岡襄訳
ほかならぬ人へ白石一文
卒業重松清
日本がもし100人の村だったら
池上彰池田香代子協力
生きるって人とつながることだ!福島智
負けてたまるか!若者のための仕事論丹羽宇一郎
生きる意味上田紀行
世界一幸福な国デンマークの暮らし方』千葉忠夫
小暮写眞館宮部みゆき
夜行観覧車湊かなえ
クォンタム・ファミリーズ東浩紀
さよならもいわずに上野顕太郎
KAGEROU』齋藤智裕
あなたにあえてよかった大浦静子
泣いて生まれて笑って死のう昇幹夫
銀河鉄道の夜宮沢賢治
祈りと希望』「祈りと希望」実行委員会編
超思考北野武
もう、ひとりにさせない』奥田知志
困ってるひと大野更紗
悲しんでいい』髙木慶子
遺品あなたを失った代わりに柳原三佳
老人クラブ、カーネギーで歌う』小島修
祖父が語る「こころざしの物語」加地伸行
女性のための般若心経家田荘子
相性三浦友和
聞く笑う、ツナグ。高島彩
釈迦の教えは「感謝」だった小林正観
ナミヤ雑貨店の奇蹟東野圭吾
人質の朗読会小川洋子
乱反射貫井徳郎
傷ついた日本人へダライ・ラマ14世
すべては今日から児玉清
幸せな小国オランダの智慧』紺野登
ツナグ辻村深月
僕の死に方金子哲雄
永遠のゼロ百田尚樹
パイの物語(上・下巻)
ヤン・マーテル唐沢則幸
背負い続ける力山下泰裕
色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年村上春樹
楽園のカンヴァス原田マハ
ぼくがいま、死について思うこと椎名誠
ミャンマーで尼になりました』天野和公
七帝柔道記増田俊也
負けかたの極意野村克也
トラウマ恋愛映画入門町山智浩
小さいおうち中島京子
ウォルト・ディズニー夢を叶える言葉
ウォルト・ディズニー・ジャパン監修
トム・クルーズキャリア、人生、学ぶ力』南波克行編著
心との戦い方ヒクソン・グレイシー
花のベッドでひるねしてよしもとばなな
かもめのジョナサン完成版
リチャード・バック五木寛之創訳
人間尊重の「かたち」』佐久間進
希望の格闘技中井祐樹
生涯現役の知的生活術渡部昇一ほか
裏山の奇人』小松貴
殉愛 原節子と小津安二郎西村雄一
あなたに褒められたくて高倉健
こころのふしぎなぜ?どうして?』村山哲哉監修
33年後のなんとなく、クリスタル田中康夫
お客様満足を求めて』福地茂雄
神さまってホントにいるの?』石井研士
火花又吉直樹
解放老人野村進
日本の心は銅像にあった』丸岡慎弥
ホンのひととき終わらない読書中江有里
岸辺の旅湯本香樹実
自閉症の僕が跳びはねる理由』東田直樹
戦争と読書   水木しげる出征前手記
水木しげる荒俣宏
東京物語滝沢聖峰
深い河遠藤周作
羊と鋼の森』宮下奈都
日本人とはなにか柳田国男
死者の書(上下)近藤ようこ
幸せになる勇気』岸見一郎・古賀史健
絶望読書頭木弘樹
悔いのない人生齋藤孝
百歳までの読書術津野海太郎
この世界の片隅にこうの史代
ノッポさんの「小さい人」となかよくできるかな?
高見のっぽ
宗教を物語でほどく島薗進
人生と勉強に効く 学べるマンガ100冊
佐渡島庸平里中満智子ほか
魂でもいいから、そばにいて奥野修司
実践・快老生活渡部昇一
知的な老い方外山滋比古
日本人は死んだらどこへ行くのか鎌田東二
月の満ち欠け佐藤正午
どんな時でも人は笑顔になれる』渡辺和子
いくつになっても、今日がいちばん新しい日
日野原重明
銀河鉄道の父』門井慶喜
昭和と師弟愛小松政夫
病室の「シャボン玉ホリデー」なべおさみ
苦海浄土 わが水俣病石牟礼道子
おらおらでひとりいぐも』若竹千佐子
いのちを呼びさますもの』稲葉俊郎
妻に捧げた1778話眉村卓
重助菩薩』筧次郎
いざなうもの谷口ジロー
人生はあなたに絶望していない』永田勝太郎
出会いなおし森絵都
日日是好日森下典子
やめるときも、すこやかなるときも窪美澄
永遠のおでかけ益田ミリ
没イチ』小谷みどり
セゾン 堤清二が見た未来』鈴木哲也
一切なりゆき~樹木希林のことば~樹木希林
震災と向き合う子どもたち』徳水博志
天皇陛下のプロポーズ』織田和雄
そして、バトンは渡された瀬尾まいこ
すぐ死ぬんだから内館牧子
さよならムーンサルトプレス』福留祟広
孤独の意味も、女であることの味わいも』三浦瑠璃
イノセント島本理生
こども六法』山崎聡一郎/伊藤ハムスター絵
ストーナージョン・ウィリアムズ東江一紀
この地上において私たちを満足させるもの乙川優三郎
サメに襲われたら鼻の頭を叩け』鉄人社編集部編
フランス人は「老い」を愛する』賀来弓月
ものの見方が変わる座右の寓話』戸田智弘
死ねない時代の哲学村上陽一郎
コロナの時代の僕ら
パオロ・ジョルダーノ/飯田亮介訳
世界史を変えた13の病
ジェニファー・ライト/鈴木涼子
MISSING失われているもの村上龍
結局うまくいくのは、礼儀正しい人である
P・M・フォルニ/上原裕美子
コロナ時代を生きるヒント』鎌田實
論語と算盤渋沢栄一
勉強が死ぬほど面白くなる独学の教科書
中田敦彦
悲しみとともにどう生きるか
柳田邦男&若松英輔星野智幸&東畑開人&平野啓一郎島薗進著、入江杏編著
葬送のフリーレン』山田鐘人原作、アベツカサ作画
52ヘルツのクジラたち』町田そのこ
鬼滅の刃』全23巻 吾峠呼世晴

f:id:shins2m:20210105183919j:plainサンデー新聞」2021年1月9日号

 

わたしは、本が好きで、とにかく毎日読んでいます。会社を経営しているので、もちろんビジネス書も読みますが、その他にも歴史や哲学や科学の本、それに小説など、とにかく何でも読みます。本好きが高じて、自分でも本を書きますし、最近は大学の客員教授として学生さんたちに読書指導も行っています。経営者としてのわたしは、『論語』やドラッカーの経営書などを繰り返し読み、その教えを活かしています。よく「読書が大事なことはわかっているけれど、忙しくて読むヒマがない」と言う人がいます。しかし、逆だと思います。本当は、「本を読まないから時間がない」のではないでしょうか。

f:id:shins2m:20210704003225j:plainサンデー新聞」2009年10月17日号

 

ビジネス書には、努力の末に成功した人の知識や経験やノウハウがたくさん書かれています。その人が何年も何十年もかけて体得した奥義を、わずか一冊の本を読むだけで得ることができるのです。人間は経験のみでは、一つの方法論を体得するのに数十年もかかります。でも、他人の経験を借りて、それを一日で可能にする読書ならば、最短の時間と最小の労力で成功にたどり着けるわけです。そのうえで自分なりの工夫を加えればよいのです。つまり読書とは、時間を短縮するタイム・ワープの方法なのです。

f:id:shins2m:20210704002947j:plainサンデー新聞」2020年10月31日号

 

プロイセンの鉄血宰相(さいしょう)ビスマルクに「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」という有名な言葉があります。西欧の人々は主にローマ帝国の衰亡史などを参考に人間理解をしてきました。日本人は『十八史略』や『三国志』などの中国の歴史書によって人間研究をしてきました。歴史を知れば、「驕る平家は久しからず」の言葉のように、傲慢になることを防ぎ、非常識な行為や馬鹿な真似をすることもありません。つまり、知恵がつくのです。

f:id:shins2m:20210704002844j:plainサンデー新聞」2021年2月6日号

 

そして、読書の最大の目的とは、心をゆたかにすることにあります。よい本は心のごちそうです。体はスリムな方が健康によいですが、心には栄養をたっぷり与えましょう。これからはどんどん、本を読んで心を太らせてみませんか?

f:id:shins2m:20210703120337j:plain心ゆたかな社会』と『心ゆたかな読書

 

なお、『心ゆたかな読書』は、記念すべき100冊目の「一条本」となった『心ゆたかな社会』(現代書林)の続編です。ちなみに第3弾は、『心ゆたかな映画』の刊行を予定しています。『心ゆたかな読書』は、8月3日発売(早まる可能性あり!)です。どうぞ、お買い求めの上、ご一読下さいますよう、お願い申し上げます。

 

2021年7月4日 一条真也