グリーフケア資格認定制度説明会

一条真也です。
わたしは全互協のグリーフケアPT座長として、グリーフケアの資格認定制度の設立に取り組んできましたが、今月末ついに完成しました。まことに感無量であります。29日の13時から、「グリーフケア資格認定制度に関する説明会」がZOOMで開催されました。

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これから説明会です!

 

おかげさまで、全国から数百人の方々が参加されました。わが社からも多くのフューネラル社員が参加しました。冒頭の「開会挨拶」では、全互協の山下会長に続いて、わたしが挨拶しました。最初に、「わたしは 一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会の副会長で、グリーフケアPTの座長を拝命している者でございます」と自己紹介をしてから、挨拶を行いました。

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山下会長の挨拶を聴く

いよいよ一般財団法人冠婚葬祭文化振興財団による「グリーフケア資格認定制度」がスタートいたします。この制度は上智大学グリーフケア研究所による監修のもと、冠婚葬祭互助会において葬儀に携わる方だけでなく、医師や看護師・介護スタッフなど職務を通してグリーフケアの実践が必要な方、遺族会患者会などの悲嘆を抱えた方に寄り添いケアを行う方、そしてグリーフケアに関心の高い方に広く門戸を開き、資格として認定していくものです。

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わたしも挨拶をしました

 

これまで死別悲嘆に直接かかわる葬儀業界では葬儀の施行に加え、サポートやケアの必要性が訴えられてきました。そして今、グリーフケアの正しいスキルを持った専門職の育成とその活躍がこれからの葬儀の中で大きなポジションを占めて来ることも言われています。また、現代社会においてもグリーフの中にある方々に向けての適切なサポートやケアの重要性がますます高まっていますが、グリーフケアは葬儀施行以外にも医療の現場をはじめ、さまざまな現場で必要とされています。

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 グリーフケアの必要性に言及しました 

 

グリーフケア士は「悲嘆者」と誠実に向き合い、ライフサイクルの中で起こるグリーフの諸相を理解し、儀礼と傾聴を通してケアを実現する専門職です。そしてその存在はグリーフを抱える「悲嘆者」が日常の生活の中でケアされる健全な社会を構築する推進者でもあります。ケアを通じ、「悲嘆者」だけでなく、ケアする人がケアされること、すなわち「ケア者のケア」も、グリーフケアに含まれます。

f:id:shins2m:20210629131625j:plainともに「心ゆたかな社会」を創りましょう! 

 

皆様方にはこの資格認定制度を活用していただき、共に「心ゆたかな社会」を創るために必要不可欠な存在となっていただきたいと願っております。そしてこの認定制度がその一助となることができれば幸いです。そして、「最後に皆様の今後のご活躍を祈念し、ご挨拶にかえさせていただきます」と言って、挨拶を終えました。

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「互助会通信」6月号より

 

わたしの挨拶の後は、「グリーフケア士資格について」として、上智大学グリーフケア研究所の客員研究員でテキスト執筆者の粟津氏が説明。次に「グリーフケア士資格の要項について」として、一般財団法人冠婚葬祭文化振興財団の資格委員会の武田委員長が説明。最後に、「グリーフケア士(CBT)試験の諸手続きと管理について」として、株式会社CBTソリューションズからエントリー~受験、資格管理システムの活用などについて説明されました。詳しくは、一般財団法人冠婚葬祭文化振興財団の公式HP「グリーフケア資格認定制度の運用開始について」を御覧下さい。日本中にグリーフケアの輪が広がりますように!

f:id:shins2m:20210629153018j:plainグリーフケアの輪が広がりますように!  

 

2021年6月29日 一条真也