多々良紫雲閣竣工式

一条真也です。
6月28日、ブログ「福岡多々良紫雲閣起工式」で紹介した施設が「多々良紫雲閣」の名称で完成し、竣工清祓神事が行われました。福岡市内第2号となる施設ですが、第1号の 浦田紫雲閣の竣工式が昨年12月28日でしたので、ちょうど半年遅れのオープンです。

f:id:shins2m:20210628163357j:plain完成した多々良紫雲閣

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多々良紫雲閣の前で

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鶴田支配人と

f:id:shins2m:20210628101858j:plain多々良紫雲閣の「禮鐘」

 

多々良紫雲閣の場所は、福岡市東区多々良1丁目16です。サンレーグループとしては、福岡県内で47番目、全国で89番目(いずれも完成分)のセレモニーホール(コミュニティホール)です。

f:id:shins2m:20210628101515j:plainロビーには多くの胡蝶蘭が・・・

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天下布礼」ブックコーナーも

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控室のようす

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キッチン付きです!

f:id:shins2m:20210628101540j:plain休憩室のようす

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バスルームのようす

 

多々良紫雲閣は、まるで自宅のリビングルームのような、ゆったりとした最新の控室を完備しています。大切な人との最後の時間を心安らかに過ごせるよう、経験豊富なスタッフが真心込めてお手伝いいたします。

f:id:shins2m:20210628102245j:plain本日の神饌

f:id:shins2m:20210628102251j:plain本日の式次第

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さあ、儀式の場へ!

f:id:shins2m:20210628163538j:plain竣工神事のようす

f:id:shins2m:20210628163524j:plain一同礼!

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コロナ完全対応で

竣工神事の進行は、サンレー総務部の國行部長が担当。竣工神事は、九州を代表する神社である香椎宮(旧社格官幣大社、現在は神社本庁別表神社)の足立憲一宮司にお願いいたしました。開式の後、修祓之儀、降神之儀、献饌、祝詞奏上、清祓之儀を行いました。

f:id:shins2m:20210628103916j:plain竣工神事のようす

f:id:shins2m:20210628163629j:plain清祓之儀のようす

f:id:shins2m:20210628105213j:plain玉串奉奠しました

f:id:shins2m:20210628105225j:plain柏手を打ちました

f:id:shins2m:20210628105353j:plain柏手を打つサンレー

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足立宮司の祝辞を拝聴

f:id:shins2m:20210628110006j:plain神酒拝戴のようす

 

それから、玉串奉奠です。最初に サンレー社長であるわたしが玉串を奉奠。その後、松田常務が玉串奉奠し、社員が従いました。その後、撤饌、昇神之儀、神酒拝戴、そして閉式と、滞りなく竣工清祓神事を終えました。

f:id:shins2m:20210628110153j:plain今瀬社長に感謝状を贈呈

f:id:shins2m:20210628110203j:plain心をこめてお渡ししました

 

それから、感謝状贈呈式を行いました。施工を担当して下さった松尾組の今瀬社長に心からの感謝の気持ちと金一封を添えて、感謝状を贈呈させていただきました。

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紫と白の小倉織マスクで挨拶

f:id:shins2m:20210628163801j:plainマスクを外しました

 

次は、いよいよ主催者挨拶です。わたしは、紫と白コンビの小倉織マスクを外して次のように挨拶しました。本日、このように立派な施設を建設できて、本当に嬉しく思います。関係者のみなさまに心より感謝いたします。これで、会員様に満足のゆくサービスを提供することができます。ぜひ、新施設で最高の心のサービスやケアを提供させていただき、この地の方々が心ゆたかな人生を送り、人生を卒業されるお手伝いをさせていただきたいと願っています。

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天下布礼」について話しました

f:id:shins2m:20210628110320j:plainわが社の志を述べました

 

それから、「天下布礼」について語りました。かつて織田信長は、武力によって天下を制圧するという「天下布武」の旗を掲げました。しかし、わたしたちは「天下布礼」です。武力で天下を制圧するのではなく、「人間尊重」思想で世の中を良くしたいのです。わが社の小ミッションは「冠婚葬祭を通じて良い人間関係づくりのお手伝いをする」。冠婚葬祭ほど、人間関係を良くするものはありません。コロナ禍にあっても、それは変わりません。

f:id:shins2m:20210628163854j:plain多々良の地名について
 

それから、多々良の地名について話しました。多々良の地名は諸説ありますが、最も有力とされているのが、鉄の生産技法で使う鞴(ふいご)がタタラと呼ばれたことからきているとの説で、鋳物を製する踏鞴(たたら)があったことに由来しています。ジブリアニメの「もののけ姫」などでも知られますね。多々良(タタラ)が始めて書物に出てくるのは、『日本書紀』のヒメタタライスズヒメノミコトのくだりで、神武天皇の后、大国主命の娘とされ、鉄器製造に関わる神と言われています。古代の多々良には鉄の製造所が多くあったようです。

f:id:shins2m:20210628163915j:plain道歌を披露しました

 

除夜の鐘で知られている太宰府の国宝、観世音寺の梵鐘は京都妙心寺の国宝の鐘と兄弟鐘であり、この鐘には「糟屋で・・・鐘を鋳る」との銘記があることから、『筑前国風土記』では多々良を鋳造地と推定しています。鐘といえば、紫雲閣のシンボルともいえる禮鐘があります。わが社の創立55周年の記念すべき年に、ゆたかな歴史と伝説に彩られたこの素晴らしい多々良の地に新しい施設をオープンできることは本当に幸せであると述べてから、わたしは以下の道歌を披露しました。

 

神代より たたらの姫に護られし

      この地に鳴るは 禮の鐘なり

 

f:id:shins2m:20210628110918j:plain力強く決意表明を読み上げる鶴田支配人

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決意表明を受け取りました

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記念の集合写真を撮影しました


その後、鶴田支配人より、この地の方々の人生の卒業式を心をこめてお世話させていただき、地域に愛される会館をめざしますという力強い決意を受け取りました。決意表明の後は、参加者全員で集合写真を撮影しました。この日、直会は行われませんでした。その代わりに、松柏園ホテル謹製のお弁当が参加者にふるまわれ、わたしも持ち帰りました。美味しかったです。

f:id:shins2m:20210623091324j:plain朝日・毎日・読売・西日本新聞6月28日朝刊

 

オープニング見学会は、令和3年7月10日(土)・11日(日)・21日(水)・22日(木)に予定していますが、「3密」を避けるため万全の対策を行っています。なお、朝日・毎日・読売・西日本の各紙に竣工記念広告が掲載されました。サンレーグループのイメージキャラクターである前川清さんがサンレーマークを手にして、「皆様のまちに、紫雲閣誕生です!!」と微笑んでいます。

f:id:shins2m:20210628092249j:plain心ゆたかな読書』(現代書林)

 

今回は、拙著『心ゆたかな読書』(現代書林)のプレゼントも告知しました。同書は、125万部の発行部数を誇る「サンデー新聞」に連載中の「ハートフル・ブックス」で取り上げた至高の150冊を紹介したブックガイドです。抽選で30名様に進呈します。ハガキでご応募下さい!

 

<応募方法>

郵便ハガキに郵便番号・住所・氏名・電話番号・書籍名をご記入の上、下記宛へお送り下さい。当選者の発表は商品の発送をもって代えさせていただきます。

〒802-0022
北九州市小倉北区上富野3-2-8
サンレー「話題の本」進呈NP係

2021年7月9日(金)消印有効

 

2021年6月28日 一条真也