一条真也です。
11日の朝、金沢のホテルで目覚めました。
今朝の気温は24度。晴天で、気持ちの良い朝です。
朝食は洋食セットでした
エッグべネディクトが美味でした!
ホテルで朝食を取りましたが、今朝はコロナ対応の洋食セット。久々に食べたエッグべネディクトが美味しかったです。石川県産の車麩を練り込んだイングリッシュマフィンにポーチドエッグを乗せ、オランディーズソースで仕上げているとか。朝食が充実していると、その日はずっと元気でいられるように思います。やはり朝飯は大事!
JR金沢駅の前で
金沢駅のホームで
サンダーバードに乗って京都へ!
サンダーバードの車内のようす
朝食を済ませると、いくつかの打ち合わせをしてから金沢駅へ向かいました。11時24分金沢発のサンダーバード20号に乗りました。京都から金沢に来るときのサンダーバードは乗客が多かったのですが、今日はわたしの車両にはわたし以外に3人しか乗っていませんでした。気温が27度ぐらいまで上昇して暑くなってきたので上着を脱ぎ、マスクを黒のウレタンから黒の不織布に替えました。
車内では読書をしました
車内では、いつものように読書をしました。今日は、『小泉今日子書評集』小泉今日子著(中央公論新社)を読みました。2005年から2014年まで、「読売新聞」読書欄に掲載された書評97本が収録されています。 小説、ノンフィクション、エッセイからコミックまで、 著者の独自の感性が掬い上げた名本たちを、唯一無二の視線で紹介しています。もうすぐ『心ゆたかな読書』(現代書林)という書評集を上梓するので、類書を読み漁っているのですが、この本が一番面白いです。キョンキョンは、本当に才能豊かですね。女優としての彼女も好きです。
『小泉今日子書評集』の「はじめに」
『心ゆたかな読書』の表紙案
『小泉今日子書評集』の「はじめに」の冒頭の文章を読んだとき、驚きました。というのも、著者が読書を「心の中の森」を育てる営みだと表現していたからです。ちょうど、昨日、わたしの次回作『心ゆたかな読書』(現代書林)の表紙案が届いたのですが、それがまさに読書を「心の中の森」ととらえたイラストが使われており、その偶然に驚いたのです。これも「シンクロニシティ」でしょうか。最近は本を読んでいると、シンクロニシティのような現象がバンバン起こります。あと、『小泉今日子書評集』には、『悼む人』『小さいおうち』『ツナグ』『スウィート・ヒアアフター』など、わたしがこれまでに書評を書いた本がたくさん取り上げられていました。それらの書評は『心ゆたかな読書』に収めていますが、キョンキョンと共通した感想も多く、嬉しくなりました。『心ゆたかな読書』が刊行されたら、ぜひ、キョンキョンに献本したい!
昼は幕の内弁当を食べました
中身はこんな感じでした
約250ページの同書を読み終えると、昼食の時間です。会社の人が買っておいてくれた幕の内弁当を広げて食べました。朝食をガッツリ食べていたので、あまりお腹が空きませんでしたが、せっかくのお弁当なので美味しくいただきました。弁当を食べながら、琵琶湖や比良連峰の景色を車窓から眺めました。
JR京都駅で新幹線に乗りかえ
京都駅のホームで
のぞみ号の車内のようす
13時37分に京都駅に到着。そこから、13時46分京都発の新幹線のぞみ29号に乗り換えました。乗り換え時間が9分しかないので、広い京都駅の構内をキャリーバッグを引っ張って急ぎましたが、エスカレーターの速度が親の仇のように遅いのには参りました。一体全体どうして、あんなに遅いのでしょうか? わたしはギリギリで新幹線のホームに着くと、自動販売機でアイスコーヒーを買ってから「のぞみ29号」に乗り込みました。
のぞみ車内でも読書しました
今度は『岸惠子自伝』を読みました
のぞみ車内では、再び読書をしました。今度は、『岸惠子自伝』岸惠子著(岩波書店)を読みました。わたしは女優・岸惠子の大ファンなのですが、この本では、戦争体験、女優デビュー、人気絶頂期の国際結婚、医師・映画監督である夫イヴ・シァンピと過ごした日々、娘デルフィーヌの逞しい成長への歓びと哀しみ・・・・・・その馥郁たる人生を、川端康成、市川崑ら文化人・映画人たちとの交流や、中東・アフリカで敢行した苛酷な取材経験なども織り交ぜ、綴っています。まさに円熟の筆が紡ぎ出す渾身の自伝を堪能しました。キョンキョンといい、岸惠子といい、美しいだけでなく知性のある女性は本当に魅力的だと思います。そういえば、2人とも「徹子の部屋」に出演したことがありますが、じつに知性溢れる会話を黒柳徹子と繰り広げていましたね。それにしても、岸惠子が現在88歳というのが信じられません!
JR小倉駅に到着しました
小倉駅には16時14分に到着しました。気温は25度で、暖かかったです。列車での長距離移動は、やはり疲れます。ずっと座りっぱなしだったので、腰が痛いです。わたしは、金沢の土産(笹寿司、餡ころ餅)を渡すために実家へと向かいました。両親ともに高齢で足を悪くしており遠出ができないので、土産を持っていくと大変喜んでくれます。笹寿司は母の、餡ころ餅は父の好物です。2人とも、どうか元気で長生きしてほしいと願っています。そういえば、もうすぐ「父の日」ですね。
2021年6月11日 一条真也拝