スーパームーン皆既月食

一条真也です。
東京に来ています。本日26日は満月、しかも1年のうち最も大きく見えるスーパームーンです。しかも皆既月食であります。スーパームーン皆既月食が日本で観測されるのは1997年9月以来、24年ぶりだそうです。

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今夜は、スーパームーン皆既月食


国立天文台によると、「18時45分頃から月が欠け始め、20時9分から28分までが皆既月食。地球の影に完全に隠れて全体が『赤銅色』に。21時50分頃には満月に戻る」とのこと。次に皆既月食が日本で見られるのは12年後とのことでわたしは非常に楽しみにしていました。

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夕焼けは綺麗だったのですが・・・

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皆既月食は観測できず・・・

 

わたしは千代田区のホテルの客室の窓から外を眺めました。新宿副都心に沈んだ夕焼けはとても綺麗だったのですが、夜になると曇り空なのか皆既月食は見えませんでした。すっかり日本人の愚行のシンボルとなった新国立競技場の隣にある神宮球場のナイターの照明ばかりが輝いていましたね。新国立競技場といえば、1日も早く東京五輪の開催中止が発表されることを願っています。

f:id:shins2m:20210527085653j:plainシンとトニーのムーンサルトレター第194信

 

なんでも、仙台などでは皆既月食がよく観測できたようですね。今夜は満月ということで、「バク転神道ソングライター」こと宗教哲学者の鎌田東二先生と満月の夜ごとに交わしているWEB上の往復書簡「シンとトニーのムーンサルトレター」の第194信を投稿しました。

f:id:shins2m:20210526211703j:plain満月交心 ムーンサルトレター』(現代書林)

 

鎌田先生とは昨年10月、共著である『満月交心 ムーンサルトレター』(現代書林)を出させていただきました。同書は「シンとトニーのムーンサルトレター」の第121信から第180信までが収められ、約580ページのボリュームです。まだ未読の方は、満月の魔力に操られたルナティックな2人の心の交流記録をぜひお読み下さい!

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月旅行への応募完了画面

 

ちなみに、ブログ「月旅行に応募しました!」で紹介したように、鎌田先生とわたしは、スタートトゥデイの前澤友作社長が企画する月周回旅行「dearMoonミッション」に応募しましたが、その後何の音沙汰もありません。なんでも、世界中から100万人以上の応募があったそうです。きっと落選したのかも。とほほのほ。

 

客室の窓から夜の首都高を眺めながら、夜空に満月の気配を感じたら、桑田佳祐の「月光の聖者達(ミスター・ムーンライト)」が聴きたくなりました。満月に幸せを投影する人間を歌った名曲です。この歌の歌詞にもあるように、「今がどんなにやるせなくても、明日は今日より素晴らしい♪」ことを願っています。

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ホテルの庭園に上るスーパームーンを背に

 

その後、満月が戻る予定の22時過ぎにホテルの庭園に出てみると、ビルの合間から見事な満月が見えました。iPhoneから流れる「月光の聖者達(ミスター・ムーンライト)」をイヤホンで聴きながら、わたしは満月を見上げました。「時代(とき)は移ろう この日本(くに)も変わったよ 知らぬ間に♪」という歌詞が流れてきたときは、たまらなく悲しくなりました。

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明日は今日より素晴らしい!!

 

スーパームーンを見上げながら、わたしは、全国の医療従事者の方々、東京五輪開催の可否に心を揺らすアスリートのみなさん、絶望的な状況のまま本土決戦に臨むような心境であろう東京五輪組織委員会のみなさん、緊急事態宣言でご苦労されている飲食店のみなさん・・・やるせない今を送っているすべての人たちのことを想い、「明日は今日より素晴らしい!」という魔法の呪文を口にしました。

 

2021年5月26日 一条真也