劇場版「鬼滅の刃」が空前の快挙!

一条真也です。
新型コロナウイルスの感染拡大、ワクチン接種の大幅な遅れ、緊急事態宣言の延長、東京五輪の強行開催などなど、梅雨の季節に憂鬱な話題ばかりの毎日ですが、久々に明るいニュースが届きました。ブログ「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」で紹介したアニメ映画の大傑作がなんと国内史上初の興収400億円突破、全世界では総興収517億円になったというのです! まさに空前の快挙です!

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「ヤフーニュース」より 

 

オリコンが配信した「映画『鬼滅の刃』国内史上初の興収400億円突破 全世界で総興収517億円」という記事には、「昨年10月16日に公開されたアニメ映画『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』の最新の興行収入が発表され、大台となる興収400億円を突破した。日本国内では累計来場者数2896万6806人、興行収入400億1694万2050円を記録し、日本を含めた全世界(45の国と地域)での累計来場者数は約4135万人、総興行収入は約517億円を記録したことが24日、アニプレックスより発表された。400億円を超えた作品は国内史上初めて」と書かれています。これは、すごいですね!


同作品は、4月23日にアメリカでも公開されました。日本での大ヒット作品という前評判から、全米のアニメファンなどが殺到して初日などには行列も見られました。公開初週の成績は「モータルコンバット」に次いで2位でしたが、外国語映画としては史上最高というスタートでした。公開2週目の週末は、売り上げが「モータルコンバット」をわずかに上回り、アニメとしては数十年ぶりに全米興行収入1位を獲得しました。本当に、すごいですね!

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「ヤフーニュース」より

 

「現代ビジネス」が20日に配信した「全米No.1となった劇場版『鬼滅の刃』米国での『リアルな評価」」という記事には、「アニメ、しかも日本の作品が全米興行成績で首位となったのは、1999年公開の『劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲(Pokémon: The First Movie)以来という。『鬼滅の刃』は6歳以下の鑑賞を禁じるR指定の映画であることから、もっと数字に悪影響が及ぶのではないかとの懸念もあったのだが、杞憂に終わったようだ』と書かれています。ワクチン接種の遅れや東京五輪の強行開催などで世界中から馬鹿にされている日本ですが、「鬼滅の刃」の快進撃に救われたような気分になるのはわたしだけではありますまい。拙著『「鬼滅の刃」に学ぶ』(現代書林)では、この映画の魅力を完全解説しています。好評発売中です。よろしくお願いいたします!

 

 

2021年5月24日 一条真也