一条真也の誕生日

一条真也です。
今日は、5月20日です。
5月10日、わたしは誕生日を迎えました。
でも、一条真也にとっての誕生日は今日です。
おかげさまで、本日、デビュー33周年を迎えました。

f:id:shins2m:20210520142545j:plain
処女作を持って(マスクは小倉織)

ハートフルに遊ぶ』(1988年5月20日刊行)

ハートフルに遊ぶ』の奥付

 

1988年5月20日に処女作『ハートフルに遊ぶ』(東急エージェンシー)が発売されて、わたし一条真也はデビューしました。その前の4月1日、わたしは版元である東急エージェンシーに入社しています。同社の前野徹社長(当時、2007年逝去)の鶴の一声で、前代未聞の新入社員の出版が実現したのでした。故前野社長こそは「一条真也の生みの親」なのです。詳しくは、ブログ「恩師から学んだこと」をお読み下さい。

f:id:shins2m:20210520083141j:plain昨年、上梓した一条本

 

それから32年後の5月末、『死を乗り越える名言ガイド』(現代書林)を上梓。同書では、小説や映画に登場する言葉も含め、古今東西の聖人、哲人、賢人、偉人、英雄たちの言葉、さらにはネイティブ・アメリカンたちによって語り継がれてきた言葉まで、100の「死を乗り越える」名言を紹介しました。そして、100冊目の「一条本」となる『心ゆたかな社会』(現代書林)を6月に上梓。同書では、ポスト・パンデミック時代の社会ビジョンについて書きました。さらには、7月に『死を乗り越える読書ガイド』(現代書林)、10月に『満月交心  ムーンサルトレター』(現代書林)を上梓しました。

f:id:shins2m:20201221125540j:plain「鬼滅の刃」に学ぶ』(現代書林) 

 

昨年末に約20日間で書き上げた『「鬼滅の刃」に学ぶ』(現代書林)は、今年の新年早々に発売されました。「なぜ、コロナ禍の中で大ヒットしたのか」というサブタイトルがつけられた同書では、手塚治虫に物語のルーツを見たどり、さらに神道儒教・仏教からの視線で日本人の心の琴線にふれる物語を読み解きましたく。そしてコロナ禍の今、「鬼滅の刃」に隠れされた「先祖」と「祭り」のキーワードを浮かび上がらせ、社会現象になった大ブームのメカニズムを解き明かしました。日本一の書店として知られる「紀伊國屋書店新宿本店」および西日本最大級の書店「クエスト小倉本店」では先行販売され、多くの読者を得ました。わたしの新たな代表作となった気がします。

f:id:shins2m:20210520084837j:plain
全集中の呼吸で書きました!

 

今後の作家活動のですが、現在、次回作の『心ゆたかな読書』(現代書林)の校正作業を行っています。125万部発行の「サンデー新聞」に連載中の「ハートフル・ブックス」で取り上げた本のうち、珠玉の150冊を紹介するブックガイドです。7月刊行予定ですので、お楽しみに! また、わが国における儒教研究の第一人者である中国哲学者の加地伸行先生との対談本『儒教と日本人~冠婚葬祭はなぜ必要か』(仮題、現代書林)、コロナ禍の中でのマナーを考える『イラストで理解する美しい所作・ふるまい』(仮題、メディアコム)、さらには日本初のグリーフケア映画「愛する人へ」の原案である『愛する人を亡くした人へ』の文庫化、そしてサンレー創立55周年記念出版である『アンビショナリー・カンパニー』(現代書林)などの刊行が予定されています。ということで、頑張ります! 今後とも、どうぞ、よろしくお願いいたします!

f:id:shins2m:20210520142708j:plain
「遊ぶ」から「学ぶ」への33年でした!


2021年5月20日 一条真也