五十八歳、金沢から東京へ!

一条真也です。
58歳の誕生日の翌日となる5月11日の金沢は晴れでした。わたしは「晴れ男」のようで金沢に入った日は必ず雨なのですが、翌日は必ず晴れます。わたしは、「北陸の地に太陽光線あれ」とつぶやきました。

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今朝の金沢駅前のようす

 

ところで、ブログ「五十八歳、北陸へ」には大量のアクセスが集中しました。「秀逸なタイトルですね」とのコメントもLINEで頂戴しましたが、正直に告白すると、これは中上健次原作、藤田敏八監督、森下愛子&永島敏行主演のちょっとエッチな日活映画「十八歳、海へ」のパクリであります。そこんとこヨロシク!(笑)

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JR金沢駅前で

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金沢駅のホームで

 

ホテルで朝食を取ってチェックアウトした後、わたしは迎えの車に乗って、金沢紫雲閣へ。そこで、サンレー北陸の本部会議に参加しました。冒頭わたしは、昨日再読したばかりの儒教の古典である『孝経』の話をし、現代日本の葬儀の問題点や改善点を儒教の視点から語りました。参加者はみんな熱心にメモを取っていました。会議後は、そのまま金沢駅へ。東京へ向かうためです。

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北陸新幹線はくたか車内で

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この日も貸し切り状態でした

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昼食は、百万石弁当

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中身はこんな感じです

 

金沢駅からは11時57分発の北陸新幹線はくたか562号に乗って、東京に向かいました。この日も北陸新幹線はガラガラで、ほとんど貸し切り状態でした。不織布マスクを着ける必要を感じなかったので、ブルーの小倉織マスクをそのまま着けていました。車内では百万石弁当を食べましたが、ホテルで朝食をしっかり食べていたので、あまりお腹が空いていませんでした。 

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昼食後は読書しました

『論語』と孔子の生涯 (中公叢書)

『論語』と孔子の生涯 (中公叢書)

  • 作者:影山 輝國
  • 発売日: 2016/03/24
  • メディア: 単行本
 

 

昼食後は、いつものように読書をしました。この日に読んだのは、『『論語』と孔子の生涯』影山輝國著(中央公論新社)という本です。著者は実践女子大学文学部教授で、専門は中国古代思想です。同書は、六朝時代までに蓄積された『論語』解釈をめぐる様々な説や、興味深い説話の宝庫である『論語義疏』を手がかりに「古典の中の古典」の豊かな内実を解き明かし、あわせて孔子の生涯を丁寧にたどってゆく内容です。孔子とその弟子たちの生き生きとした言行録を味読するための画期的な入門書でした。今年は、儒教研究の大家である加地伸行先生と対談させていただき、『儒教と日本人』(仮題)を上梓する予定ですので、暇があったら儒教の勉強をしたいと思います。

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車窓からの眺め

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車窓からの眺め

 

読書で目が疲れると、ときどき車窓から黒部の山々をはじめとした景色を眺めました。今日は特に雲の形が面白く、石川啄木の「雲は天才である」を思い出して、わたしも「雲は天才だなあ」と思いながら、眺めました。太陽や月が映えるのも、山や海が映えるのも雲というバイプレイヤーの存在が大きいですね。

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東京駅に到着しました

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閑散としたホーム

 

はくたか562は、14時52分に東京駅に着きました。ホームに人がいないので驚きましたが、八重洲中央口のタクシー乗り場に行くと、待っている人がゼロだったので、これも驚きました。コロナ前はいつも長蛇の列ができていましたから。タクシーに乗り込んで、そのことを運転手さんに言うと、「最近はいつもこんなですよ」とのこと。

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東京駅の八重洲中央口の前で

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タクシー乗り場もガラガラ

 

わたしが、運転手さんに「東京五輪は開催されますかね?」と訊くと、「すでに中止は決まってるみたいですよ。タクシー仲間はみんなそう言っています」とのことでした。うーむ。そんな会話をしていたら、国会議事堂の前を通りました。わたしは、「おいおい、中止が決まっているのなら、早く国民に発表してよ!」と思いました。

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国会前を通りました

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閑散とした銀座にて

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これが銀座なのか?

f:id:shins2m:20210511195855j:plain銀座で誕生日を祝っていただきました

f:id:shins2m:20210513171043j:plainアイスクリームは落ちませんでした(笑)

 

わたしの乗ったタクシーは赤坂見附の定宿へ。緊急事態宣言で宿泊客も従業員も少ないホテルにチェックインしました。夕方からは銀座で打ち合わせ会食します。もっとも東京は禁酒法が適用中ですので、ノンアルコールで食事したいと思います。明日は、全互協の正副会長会議、理事会、冠婚葬祭文化振興財団の理事会に参加します。くれぐれもコロナ感染しないように気をつけます!

 

2021年5月11日 一条真也