死を乗り越えるレオナルド・ダ・ヴィンチの言葉

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あたかも良く過ごした一日が、安らかな眠りをもたらすように、 良く生きられた一生は、安らかな死をもたらす。このところずっと、私は生き方を学んでいるつもりだったが、最初からずっと、死に方を学んでいたのだ。
レオナルド・ダ・ヴィンチ

 

一条真也です。
言葉は、人生をも変えうる力を持っています。今回の名言は、イタリアのルネサンス期を代表する芸術家であるレオナルド・ダ・ヴィンチ(1452年~1519年)の言葉です。絵画、彫刻、建築、土木、人体、その他の科学技術に通じ、極めて広い分野に足跡を残し、万能の天才とも評されました。代表作に「モナ・リザ」「最後の晩餐」「ウィトルウィウス的人体図」などがあります。

 

 

レオナルド・ダ・ヴィンチが、人類の中でも指折りな天才であることに疑問を持つ人はいないでしょう。今日に残る業績からも明らかなように、彼は絵画に限らず、多くのジャンルでその才気を発揮しています。そんなダ・ヴィンチが死に対し、このようなポジティブな考えを抱いていたとは、なんだか嬉しくなります。彼の言葉に触れると、死とは安らぎを与えてくれるゴールだという気がしてきます。

 

 

わたしは、多くの著書で「死は不幸ではない」と言い続けています。もし死が不幸なら、人は不幸に向かって生きていることになり、人生とは最初から「負け戦」ということになるからです。彼の言葉にはそんな思いは微塵もありません。死とは、よく生きられた人へのご褒美なのです。
なお、この言葉は『死を乗り越える名言ガイド』(現代書林)に掲載されています。ご一読下されば、幸いです。

 

死を乗り越える名言ガイド 言葉は人生を変えうる力をもっている

死を乗り越える名言ガイド 言葉は人生を変えうる力をもっている

  • 作者:一条 真也
  • 発売日: 2020/05/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

2021年3月31日 一条真也