一条真也です。
昨夕、金沢に入りました。今朝の気温は11度。ホテルで朝食を済ませると、金沢駅のすぐ近くにある金沢紫雲閣へ向かい、サンレー北陸の本部会議に参加しました。
金沢駅の前で
金沢駅のホームで
サンダーバードの車内のようす
八寿栄のお弁当を食べました
会議終了後は金沢駅へ。金沢を12時14分発のサンダーバード22号に乗りました。車内では、まず昼食の弁当を食べました。わが社の「八寿栄」で作られた特製弁当です。本当は、会議後にみんなと一緒に食べたかったのですが、車内で1人でいただきました。上品な味付けで、美味しかったです。
昼食後は読書をしました
弁当を食べ終わると、読書をしました。『三島由紀夫 なぜ、死んでみせねばならなかったのか』浜崎洋介著(NHK出版)という本です。著者は気鋭の文芸評論家です。三島自身が「これがわかれば僕の全部がわかる」とした作品論『太陽と鉄』に基づいて作家履歴を3つに分けて読み解き、天才少年が肉体右翼として自決に至るまでを必然的な1本の筋道として描く、万人向けの入門書です。140ページ足らずの本なので、1時間ちょっとで読み終えました。面白かったです。
車窓からの眺め
琵琶湖が見えました
ライン河かと思いました
比良連峰も見えました
読書で目が疲れると、車窓からの風景を眺めました。まだ雪が残っている山々が見え、琵琶湖の周囲も通りました。まるでライン河のような景色も出現して、海外旅行をしているような気分になりました。琵琶湖の反対側には、比良連峰の雄大な姿も見えました。
新大阪駅で新幹線に乗りかえ
新大阪駅のホームで
15時ちょうどに新大阪駅に到着。そこから、15時18分の新幹線さくら563号に乗り換えました。正直言って、わたしは大阪の街が大の苦手です。いつもは京都駅で乗り換えるのですが、今日はどうしても乗り継ぎがうまくいかず、新大阪駅で乗り換えました。マスクの下で息をひそめて、新大阪駅のホームで新幹線さくら563号を待ちました。
さくら号の車内のようす
再び、読書をしました
15時ちょうどに新大阪駅に到着。そこから、15時18分の新幹線さくら563号に乗り換えました。さくら車内でも、読書をしました。『彼女たちの三島由紀夫』中央公論特別編集(中央公論新社)という本です。「三島由紀夫は女性(読者)に何を語ったのか」を探るアンソロジーです。岸田今日子、高峰秀子、越路吹雪、宇野千代らとの全集未収録対談と、『婦人公論』発表の作品を中心に、女性誌を舞台にした三島の発言とエッセイを集成。同時代を生きた杉村春子、若尾文子、円地文子、湯浅あつ子ほかの貴重な回想に加え、石井遊佳、北村紗衣、酒井順子、ヤマザキマリによる新規エッセイを収録しています。執筆者が全員女性による初の三島読本ということで、興味深く読みました。
小倉駅に到着しました
小倉駅には17時45分に到着しました。気温は16度で、暖かかったです。3日連続で列車での長距離移動をしたことになり、さすがに疲れました。ずっと座りっぱなしだったので、腰が痛いです。わたしは、金沢の土産(笹寿司、餡ころ餅)を渡すために実家へと向かいました。両親ともに高齢で足を悪くしており遠出ができないので、土産を持っていくと大変喜んでくれます。笹寿司は母の、餡ころ餅は父の好物です。2人とも、どうか元気で長生きしてほしいと願っています。実家に着くと、弟もいたので、久々に家族で夕食を取りました。明日は、東日本大震災の発生から10年目となる日ですね。
2021年3月10日 一条真也拝