感染者減少の東京へ!

一条真也です。
8日の夕方、わが社の常務を務められた方の奥様がお亡くなりになられ、小倉紫雲閣で行われた通夜式に参列しました。まだお若い方でしたのに、本当に残念でなりません。心より御冥福をお祈りいたします。

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夜の北九州空港の前で

 

通夜の後、北九州空港に向かい、19時40分発のスターフライヤー90便で東京に飛びました。夜の北九州空港は閑散としているかと思ったら、スターフライヤーが極端な減便をしている影響か、けっこう人が多くて驚きました。

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北九州空港のロビーで

f:id:shins2m:20210208191539j:plainけっこう人が多くて驚きました

 

東京に行くのは、翌9日の朝一番に西新橋で行われる「絵画コンクール審査会」に審査員として参加するためです。コンクールの主催は一般財団法人・冠婚葬祭文化振興財団なのですが、わたしは同財団の副理事長を務めています。今回は、小学生の「日本の儀式」「わたしがしたい結婚式」をテーマにした絵画が全国から600点近く集められているので、リモート参加というわけにはいきません。



東京に行くのは昨年12月の中旬以来なので2ヵ月近くぶりとなりますが、本日の東京都が確認した新型コロナウイルスの新たな感染者は276人で、昨年12月7日の299人以来2ヵ月ぶりに300人を下回りました。重症者は前日から7人減って104人とでした。明らかに減少はしていますが、まだまだ油断はできません。ネットでは、情報操作説も出ていますね。

f:id:shins2m:20210208193628j:plain機内のようす(不織布マスク!)

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『弔辞』を読みました 

弔辞

弔辞

 

 

機内も乗客は少なかったです。寝ている人が多かったですが、わたしはコーヒーを飲みながら、読みかけだった本を読みました。『弔辞』ビートたけし著(講談社)という本です。74歳になった著者が、芸論から人生論・世界観まで、「この年になって、今、俺が考えていること」を語った本です。巻頭には「自分への生前弔辞」も掲載されており、著者の死生観がよくわかります。また、「はじめに」には、「いろんなものが消えていく。だけど、忘れちゃいけないものもある。面白かったテレビ。貧しかったけど希望のあった暮らし。大家族の絆。資本主義に蝕まれる前の、働くという喜び――だから、俺は、この時代に向けて、『弔辞』を読もうと思った。たとえ、消える運命にあるものでも、それについて、俺自身が生きているうちに別れのメッセージを伝えておこうと考えた」と書かれています。そう、本書は失われてしまったコロナ前の世界への「弔辞」でもあるのです。

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『コロナとバカ』も読みました

コロナとバカ(小学館新書)

コロナとバカ(小学館新書)

 

 

『弔辞』をあっという間に読み終えてしまったので、続いてベストセラーになっている『コロナとバカ』ビートたけし著(小学館新書)を読みました。先日、東京五輪パラリンピック組織委員会森喜朗会長が女性蔑視ととれるような発言をしたことについて、「森さんも本当に頭が悪いよね」とばっさりと切り捨てた著者の最新作です。本書には、「国民に外出自粛をお願いしておいて、自分の妻には言えない前総理大臣」「スイーツやコミック好きをアピールして『かわいいオジサン』ぶる現総理大臣」「政権批判ブームが終わったとたん、すっかり黙りこんでしまった芸能人」「総理大臣が辞めるとなった途端、ご祝儀で支持率をアップさせる日本人」などの残念な人々が続々と登場し、著者が「バカ」と一喝します。180ページちょっとなので、これも着陸前には読了しました。

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羽田空港に到着しました

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羽田空港は人が少なかったです

羽田空港へは21時15分に到着しました。北九州空港と違って、こちらは人が少なかったです。東京の玄関口だというのに、寂しい限りです。遅い夕食を取ろうと思っても、飲食店はすべて閉まっています。仕方がないので、このままホテルに向かいました。途中でコンビニに寄り、ささやかな食事をホテルの客室で取りました。「まだ、東京は緊急事態宣言の最中にあるのだ」ということを再確認しました。

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今夜のディナー

 

2021年2月8日 一条真也