緊急事態宣言下に北陸へ!  

一条真也です。
14日から、新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言発出に福岡県が加わりました。不要不急の外出ができなくなりますが、絶対に必要な用事があるため、14日の朝、わたしは北陸へ向かいました。

f:id:shins2m:20210114094316j:plainJR小倉駅の前で

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JR小倉駅のホームで

 

今回の出張の目的は、わが社の施設の大雪被害の確認と、式典参加です。わが社は儀式を最重要事とする「礼の社」ですので、感染対策をした上で式典は必ず行います。飛行機が大幅に減便されているので、今回はJRを利用することにしました。まずは、JR小倉駅から新幹線のぞみ18号で京都に向かいました。

f:id:shins2m:20210114164200j:plain新幹線の車内はガラガラ!
f:id:shins2m:20210114101540j:plain車内では最後列で不織布マスク

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車内で読書しました

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非常に面白い本でした 

 

のぞみの車内では、読書をしました。『LIFESPAN(ライフスパン)ーー老いなき世界』デビッド・A・シンクレア&マシュー・D・ラプラント著、梶山あゆみ訳(東洋経済)という本です。世界20ヵ国で刊行され、「ニューヨーク・タイムズ」ではベストセラーとなっています。最先端科学とテクノロジーが老化のメカニズムを解明し、誰もが人生120年時代を若く生きられる未来を描いた衝撃の書です。『老福論』(成甲書房)という本を書き、アンチエイジングに懐疑的なわたしとしては疑問点も多々ありますが、なかなか興味深い内容でした。

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小倉駅で買った「博多幕の内弁当」

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明太子が入っていました

 

その後、昼食に小倉駅で買っていた駅弁を食べました。小倉で買った「博多幕の井内弁当」です。コロッケやシウマイも入っていてボリューミーですが、博多名物の明太子が入っているのが嬉しかったです。しかし、読書中の『LIFESPAN(ライフスパン)ーー老いなき世界』に、「老化と食事は明らかな相関関係がある」「少食こそ、長寿への近道」「長生きしたければ、とにかく食べないことだ」などと書かれていたので、なんだか罪悪感とともに弁当を食べました。

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JR京都駅に到着

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閑散とした京都駅

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京都駅の0番線ホームにて

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サンダーバードで金沢へ!

 

JR京都駅に着くと、0番ホームへと移動しました。京都駅にほとんど人がいなくて驚きましたね。こんな閑散とした京都駅を見るのは初めてです。0番線ホームでサンダーバード21号に乗って、金沢へ!

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車内では最後列で不織布マスク

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車窓から雪景色が見えました

 

途中、車窓から雪景色が見えました。ブログ「北陸は災害級大雪!」 で紹介したように、つい数日前には北陸地方は大雪に見舞われました。なにしろ、雪に強いといわれた北陸新幹線が初めて運休したほどの大雪でした。多くの車が立ち往生した福井の北陸道の近くも通りました。雪景色を見ているうちに、ふと「雪解け~間近の~北の空に向かい♪」という歌詞が口をついて出てきました。谷村新司が作詞し、山口百恵が歌った名曲「いい日旅立ち」です。



いい日旅立ち」は1978年に国鉄の国内旅行キャンペーン曲として使われましたが、当時、中学生だったわたしは旅への郷愁を掻き立てられたものです。しかし、現在の日本はどうか。奇しくも、新型コロナウイルス対策で、今日から大阪・愛知・福岡など7つの府県を対象に緊急事態宣言が出され、対象地域が11の都府県に拡大されました。先の緊急事態宣言をなんとか乗り切った観光業者や飲食業者の中には「今度はもたない」と絶望する人も多いです。サンダーバードが通過した芦原温泉とか加賀温泉なども街がひっそりと静まりかえっていました。

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空から「天使の階段」が!

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電柱が「希望の十字架」に見えました

 

わたしは、非常に切なく、悲しい気持ちになりましたが、そのとき、車窓に映った雪の中の電柱が十字架のように見えました。雲の隙間から日の光が差し込んで「天使の階段」を作り、それが電柱を照らして幻想的な光景が出現したのです。わたしは、希望の十字架を見ながら、「早く緊急事態宣言が終わりますように。コロナが終息しますように。また、みんなが旅に出られる日が来ますように」と祈りました。

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JR金沢駅に到着

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JR金沢駅の前で

14時55分にJR金沢駅に到着しました。駅の周辺は雪がきれいに解けていましたが、ホテルの客室から見ると、中心地から離れるにしたがって、まだまだ雪が積もっていました。ホテルに荷物を置いた後は施設の見回りをしますが、長靴ではなく革靴を履いているので、雪で転ばないように気をつけたいと思います。

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ホテルの客室から見た金沢市

 

2021年1月14日 一条真也