アニメ版「呪術廻戦」

一条真也です。
27日の日曜日、アニメ「呪術廻戦」の放送済作品である第1話~第13話をNetflixで観ました。13話を一気に鑑賞し、わたしは「これは、大正時代の物語である『鬼滅の刃』の現代版だ!」と思いました。 だって、「特級呪霊」など、まさに「上弦の鬼」そのものではないですか!

f:id:shins2m:20201227172223j:plain

 

原作は、「週刊少年ジャンプ」2018年14号から連載されている芥見下々によるシリーズ累計発行部数1500万部を突破した漫画『呪術廻戦』です。人間の負の感情から生まれる化け物・呪霊を呪術を使って祓う呪術師の闘いを描いた、ダークファンタジー・バトル漫画として高い人気を集めています。TVアニメ版は2020年10月2日より毎週金曜日深夜1時25分からMBS/TBS系全国28局ネット「スーパーアニメイズム」枠にて放送されています。



ブログ「アニメ版『鬼滅の刃』」で紹介した作品は、アニメーション制作「Ufotable」が手掛けた素晴らしい名作でした。このたび観たアニメ版「呪術廻戦」もアニメーション制作「MAPPA」が非常に高水準の作品に仕上げています。躍動感溢れる戦闘シーンの作画、その実力と性格とビジュアルなどあらゆる魅力から男女問わず人々を虜にする最強の呪術師「五条悟」の人気などから、現在放送中のアニメの中では一番の人気を誇っています。



虎杖悠仁(いたどりゆうじ)、伏黒恵(ふしぐろめぐみ)、釘崎野薔薇(くぎさきのばら)の都立呪術高専1年生トリオも、それぞれ個性的ですが、利他の心を持つ悠仁は『鬼滅の刃』の竈門炭治郎に、クールな伏黒は冨岡義勇に似ているように思います。男勝りな野薔薇だけは胡蝶しのぶ、甘露寺蜜璃という鬼滅の2大ヒロインには似ていませんが・・・・・・。それにしても、今の漫画やアニメの登場人物は名前が難しいですね。読者の小学生や中学生は、さぞ難しい漢字をたくさん学んだことでしょう。もしかして、「週刊少年ジャンプ」は日本漢字協会の回し者?(笑)

 

さて、わたしは、主人公の悠仁に感情移入してしまいました。なぜなら、彼は高校生でありながら、「死」と「葬」についての確固とした思想を持っているからです。彼の祖父を契機として、彼は「正しい死」について考えます。高齢で旅立った祖父は「正しい死」を迎えたが、呪いによって若者が殺されるケースなどは「正しくない死」であるというのです。彼は祖父の「人を助けろ」という遺言を心の糧として、大勢の人間を助け、正しい死に導くことを目指します。わたしには「死は最大の平等である」という持論がありますが、死に方は平等だとは思っていません。具体的には、自死孤独死、無縁死と、どうも最近の日本では死に方が不平等になってきていると思います。

 

唯葬論

唯葬論

  • 作者:一条 真也
  • 発売日: 2015/07/23
  • メディア: 単行本
 

 

 それらの不平等な死に方をなくすために、わが社が実践しているものこそ、「グリーフケア」や「隣人祭り」なのです。ですから、悠仁の「正しい死」という言葉はわたしの心に刺さりました。また、拙著『唯葬論』(三五館、サンガ文庫)で、わたしは「問われるべきは『死』ではなく『葬』である!」と訴えましたが、悠仁は葬送儀礼の重要性をよく理解しています。少年院での呪いで亡くなった被害者の遺体を母親の元に必死で返してやろうとします。呪霊との戦いを前にして「遺体は置いていけ」という伏黒に対し、悠仁は真剣に「顔はそんなに傷んでいない。遺体もなしで、死にましたじゃ、母親として納得できないだろ」と言います。その姿は、鬼に斬られた人々はもちろん、斬った鬼さえも供養する炭治郎のそれと重なりました。



その他にも、「鬼滅の刃」と同じように、「呪術廻戦」には名言がたくさん登場します。例えば、伏黒の「不平等な現実のみが平等に与えられている」とか「因果応報は全自動ではない。悪人は法の下で初めて裁かれる。呪術師はそんな報いの歯車の1つだ」とか「少しでも多くの善人が平等を享受できるように、俺は不平等に人を助ける」などのセリフ。また、不登校の息子・純平に対して「学校なんて小さな水槽に過ぎないんだよ。海だって、他の水槽だってある」という吉野凪の発言も大変な名言だと思いました。本当に、最近の漫画やアニメは人生の役に立ちますね!



TVアニメの「あらすじ」ですが、「『ザ・テレビジョン』HP」によれば、第1話「両面宿儺」は、「並み外れた身体能力を持つ高校生・虎杖悠仁。祖父が死んだ夜に呪術高専一年の伏黒恵と出会う。彼は、虎杖の持つ“呪物”を回収しに来たというが、ちょうどその“呪物”は虎杖の先輩らによって封印が解かれていた。“呪物”が引き寄せた、呪いの化け物に襲われる先輩たち。そこに虎杖と伏黒が駆け付ける」。
第2話「自分のために」は、「見知らぬ部屋で目を覚ます虎杖は、目の前にいた呪術高専の教師・五条 悟から自分の“秘匿死刑”が決定したと告げられる。五条は、虎杖に二つの選択肢を示す。今すぐ死刑になるか、『両面宿儺の指』20本を探し出し、全て取り込んだ後に死ぬか――」。
第3話「鉄骨娘」は、3人目の1年生・釘崎野薔薇を迎えに行く虎杖と伏黒、五条。そのままとある廃ビルへ向かい、五条は虎杖と釘崎に、廃ビル内に潜む呪霊をはらってくるよう課題を与える。ビル内、二手に分かれて呪霊を探し始める虎杖と釘崎は、子どもを人質に取る狡猾な呪霊と対峙する」。
第4話「呪胎戴天」は、「少年院で起きた緊急事態に、虎杖、伏黒、釘崎が派遣される。任務は、いずれ特級呪霊に成り得る呪胎と共に取り残された生存者の確認と救出。乗り込んだ虎杖たちは、無慈悲な現実に直面する。直後釘崎の姿が消え、残された虎杖と伏黒の隣には、特級呪霊の姿があった」。


第5話「呪胎戴天―弐―」は、「少年院の外に退避した伏黒は、特級呪霊の死に気付く。次の瞬間、横に両面宿儺が現れ、虎杖の体から心臓を抜き取り、人質にする。このままでは虎杖の意識が戻っても死んでしまうと戦い始める伏黒だったが、格の違いを痛感する」。
第6話「雨後」は、「虎杖の死に悔しさをかみ締める五条。仲間の死に沈み込む伏黒・野薔薇は強くなるために2年生たちと特訓を始める。一方、夏油たちも動き出す。そんな中、死んだはずの虎杖は――」。
第7話「急襲」は、「移動中だった五条は、特級呪霊・漏瑚の奇襲を受ける。攻撃を重ねても決して当たらない――漏瑚は、すぐに五条の強さを目の当たりにする。一瞬で高専に戻り、修行中の虎杖まで連れてくる余裕の五条に、漏瑚は怒りを爆発させ、ある手段に出るが、対して五条は――」。
第8話「退屈」は、「交流会に向けた特訓の合間。釘崎と伏黒の前に、呪術高専京都校2年の禪院真依と東堂が現れ、二人にケンカを吹っ掛ける。伏黒を腕っぷしで押していく東堂。一方、真依の言葉に嫌悪を抱き、釘崎は真依を挑発するが――」。



第9話「幼魚と逆罰」は、「高校をサボり映画館に来た吉野順平は、自分をいじめていた同級生が顔を変形させられ、死んでいるところを目撃する。“犯人”を追い、声を掛ける吉野。その後、事件現場の映画館に乗り込んだ虎杖と脱サラ一級呪術師の七海建人は、2体の呪霊に遭遇する」。
第10話「無為変転」は、「吉野の調査を任された虎杖は、補助監督の伊地知に作戦を聞く。低級の呪いに吉野を襲わせ、反応を確かめるというが作戦は失敗し、虎杖は吉野に直球で声を掛ける。結果的に嫌悪する担任教師を追い払ってくれた虎杖を見て、吉野は話を聞く気になる。一方、真人のアジトを突き止めた七海は地下水路で真人と相まみえるのだった」。
第11話「固陋蠢愚」は、「真人に追い詰められた七海は呪力の制限を解除、十劃呪法『瓦落瓦落』で地下水路の壁を破壊し、がれきの雨を降らせる。一方、吉野と接触した虎杖は、映画の話で意気投合する。吉野の母とも会い、家に招かれるとさらに打ち解けるのだったが・・・」。
第12話「いつかの君へ」は、「真人に心酔していた吉野は、うまく利用され虎杖と戦うように仕向けられていた。復讐に走り暴走する吉野に対し、虎杖は拳を重ねながらも動機を聞き出し説得しようと図るが、吉野の口から残酷な事実を知ることになる。そんな二人のそばに真人が忍び寄り――」。
そして、第13話「また明日」は、間一髪で真人の一撃を防ぎ虎杖を救った七海。ここで確実に真人をはらうため虎杖と七海は息の合った攻撃を重ねる。真人は改造人間を使い虎杖を精神的にも追い詰めようとするが、虎杖はそれを乗り越える。畳み込まれる攻撃に追い込まれた真人は「死」を感じ――」。
(以上、「『ザ・テレビジョン』HPより引用)

f:id:shins2m:20201227142346j:plain
ヤフー・ニュースより

 

アニメは現時点で13話が放送済でしたので、1日でじゅうぶん追いかけることができました。「鬼滅の刃」の全26話の半分なので、その意味では楽でしたね。「呪術廻戦」がすごい人気ということは知っていましたが、年末で忙しいこともあってスルーしようかと思ったのですが、ヤフー・ニュースで「『鬼滅超え』が期待される『呪術廻戦』。その凄まじい人気の理由」という記事(「現代ビジネス」配信)を見つけ、「これは鬼滅現象の一環としてもフォローしなければいけないな」と思いました。また、「社会現象にまでなったものはスルーしてはいけない」という教訓を「鬼滅の刃」で学んだばかりだったこともありました。コミックは品薄で入手できないので、まずはアニメを観ましたが、これはわが最大の専門テーマである「儀式」をエンターテインメントにした作品であると気づきました。「鬼滅の刃」のメインテーマが「グリーフケア」なら、「呪術廻戦」のそれは儀式でした!

 

『鬼滅超え』が期待される『呪術廻戦』。その凄まじい人気の理由」には、「『週刊少年ジャンプ』で連載中の漫画『呪術廻戦』の人気が凄まじい。本作は、高校生の虎杖悠仁が“呪いの王”の魂を身に宿してしまったことをきっかけに、呪いとそれを祓う呪術師との戦いに巻き込まれていくダークファンタジーだ。今年の10月2日にアニメ化がスタートしてから、毎週放送されるたびにTwitterでは関連ワードがトレンド入りし、Netflixのランキングでも連日のように1位を獲得」と書かれています。

 

呪術廻戦 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

呪術廻戦 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

 

続けて、「コミックのシリーズ累計発行部数は1500万部(デジタル版含む)に達している。ここ最近、大手書店でも入手困難が続いており、ネットでは高値で転売される事態も起こっているという。『呪術廻戦』はアニメ放送開始のタイミングに限って言えば、累計発行部数が『鬼滅の刃』を超えている。『鬼滅の刃』はアニメの放送が開始した2019年の4月時点でシリーズ累計発行部数が350万部程度だったが、『呪術廻戦』はアニメ放送開始の10月時点で850万部。実に倍以上だったのだ」と書かれています。

 

BLEACH モノクロ版 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)
 

 

「鬼滅超え」の人気が期待される「呪術廻戦」は、なぜこれほどの人気を得ているのか? YouTubeで『呪術廻戦』と『約束のネバーランド』に関する考察チャンネルを運営するクロさんによると、『呪術廻戦』の魅力は、大きく分けて2つあるそうです。クロさんは、「まず、ジャンプの過去作へのオマージュが詰まっているんです。例えば、絵のタッチや主人公のキャラ設定は『BLEACH』に似ており、男性の師匠に男2人・女1人の弟子がいるのは『NARUTO』と同じ。呪術の技の複雑さも『HUNTER×HUNTER』に通じるものがあります」と述べます。

 

 

だから、これらの作品が好きな20代後半から40代の男性たちを中心に刺さっているんというのです。過去作から影響を受けていることは、作者の芥見氏自身も公言しているそうで、クロさんは「28歳の彼が、これまでのジャンプ作品の要素を現代的に昇華させているのが『呪術廻戦』だと言えます」と述べています。ちなみに、現在50代後半のわたしは、『BLEACH』も『NARUTO』も『HUNTER×HUNTER』も読んでいません。

 

 

もう1つの魅力は「難解さ」であるといいます。クロさんは、「『呪術廻戦』に登場する“技”は仏教や神話、物理学的な法則からインスピレーションを得たものなど、『鬼滅の刃』のものもよりずっと複雑です。伏線も多いので、アニメや本誌で気になったところを知りたくてコミックを読み込む、という人も少なくありません。解説・考察のしがいがあることから、YouTubeの解説動画も他の作品より多い印象です」と述べています。クロさんの発言を受けて、記事には、「ふつう、難解であれば読者は離れていくと思うが、その難解さゆえに解説・考察の動画やサイトが多数つくられ、それによってまたファンが増えていく現象も起きているという」と書かれています。ただ、作品の魅力だけではここまでコミックの売上は伸びなかっただろうとクロさんは考察し、「鬼滅ブームによって、ふだんアニメを見ない、漫画を読まない層にもアニメの視聴やコミック購入の習慣が根づいたことが大きいと思います」とも述べています。



 「鬼滅の刃」にせよ、「呪術廻戦」にせよ、神話や宗教をモチーフとし、儀式やグリーフケアをテーマとした作品が最高のエンターテインメントとして広く支持されている事実には深い感慨をおぼえます。なぜなら、儀式もグリーフケアもわが人生のメインテーマだからです。クロさんは『呪術廻戦』に『BLEACH』、『NARUTO』、『HUNTER×HUNTER』の影響を指摘しますが、それらの作品を読んでいないわたしには、やはり『鬼滅の刃』との共通性を感じてしまいます。それは絵のタッチとかキャラ設定などを超えた、もっと深いところにある世界観においてです。『鬼滅の刃』に登場した「鬼」は、『呪術廻戦』では「呪い」として表現されています。

 

鬼と日本人 (角川ソフィア文庫)

鬼と日本人 (角川ソフィア文庫)

 

 

そもそも、「鬼」とは何でしょうか?
雷神、酒呑童子茨木童子、節分の鬼、ナマハゲなどが思い浮かびますが、古くは『日本書紀』や『風土記』にも鬼は登場しました。鬼は古くから日本人の「こころ」に棲みついているのです。ブログ『鬼と日本人』で紹介した本で、民俗学者小松和彦氏は「鬼とはなにか」というテーマを取り上げ、「なによりもまず怖ろしいものの象徴」として、「鬼は長い歴史をもっている。鬼という語は、早くも古代の『日本書紀』や『風土記』などに登場し、中世、近世と生き続け、さらには現代人の生活のなかにもしきりに登場してくる。ということは、長い歴史をくぐり抜けて来る過程で、その言葉の意味や姿かたちも変化し多様化した、ということを想定しなければならない。じっさい、その歴史を眺め渡してみると、姿かたちもかなり変化している。鎌倉時代の鬼の画像をみると、角がない鬼もいれば、牛や馬のかたちをした鬼もいるし、見ただけではとうてい鬼と判定できない異形の鬼もいることがわかる。それがだんだんと画一化され、江戸時代になってようやく、角をもち虎の皮のふんどしをつけた姿が、鬼の典型となったのであった。しかしながら、怪力・無慈悲・残虐という属性はほとんど変化していない。鬼は、なによりもまず怖ろしいものの象徴なのである」と述べています。

 

呪いと日本人 (角川ソフィア文庫)

呪いと日本人 (角川ソフィア文庫)

  • 作者:小松 和彦
  • 発売日: 2014/07/25
  • メディア: 文庫
 

 

では、「呪い」とは何でしょうか?
ブログ『呪いと日本人』で紹介した本で、やはり小松氏が「人には多かれ少なかれ、誰かを恨んだり、妬んだり、はたまた呪いたくなる心性がある。『あいつがいなくなれば(死ねば)、自分の成績の順位(会社の地位)が上がる』と思ったり、人の足を引っ張ってでも出世しようとする同僚や、ことあるごとにいじめる同級生に対して『不幸になればいい』などと思ったりすることは、現代の複雑な人間関係にあってはさして珍しいことではないだろう。これは、『怨念』と呼んでもいいものである。この本では、こうした人間の心性を『呪い心』と呼ぶことにする」と述べています。さらに、小松氏は「呪い」にはもうひとつの側面があるとし、「こうした『呪い心』に導かれて、誰かに危害を加えるために、実際に呪文を唱えたり、道具を使ったりなどといいった神秘的な方法に訴えかけることだ。これを『呪いのパフォーマンス』と呼ぶことことにしよう。つまり、『呪い』は、『呪い心』と『呪いのパフォーマンス』とがセットになってできているのである」と述べます。

 

儀式論

儀式論

  • 作者:一条 真也
  • 発売日: 2016/11/08
  • メディア: 単行本
 

 

わたしは『儀式論』(弘文堂)で、さまざまな角度から儀式や儀礼について見ていきましたが、「呪い」の問題もその中に入ります。『呪いと日本人』の1章「蘇る『呪い』の世界」では、犬神と祈祷師の戦いを紹介した後で、小松氏は「儀礼=治療によって災厄が除かれることもあれば、失敗することもある。『神秘的なもの』がもつパワーに、祈祷師の『法』(呪法)が負けてしまうからだ。これを『法負けする』という。『法負け』した場合、病人の病いはさらに悪化し、死に至るだけではなく、祈祷師さえも災厄をこうむることもある。そこでさらに強力な法を用いて、そうした事態を克服しようとする。したがって、祈祷は病人が治るまで何日も何カ月も続くことになる」と述べています。それにしても、「鬼」といい「呪い」といい、わたしが愛読してきた小松和彦氏の一連の著作が、漫画やアニメの解読の一助となる時代が来るとはまったくの想定外でした。いい時代ですね!



呪いは、人間の負の感情から生まれます。負の感情とは、憎悪や恐怖や後悔などです。アニメ「呪術廻戦」には、「いじめ」などの現代的な問題も取り上げられていますが、現代社会には「ネットによる誹謗中傷」や「自粛警察」などの新たな呪いが日々生まれています。これらのアップデートされた「呪い」を祓うためにも、アップデートされた「祈祷」という儀式が求められると思います。ともあれ、社会現象にまでなった「鬼滅の刃」ブームを下地に、アニメと原作の相乗効果で多くのファンを獲得している「呪術廻戦」。来年1月のアニメ2期の放送が今から楽しみです。それにしても、「鬼滅の刃」を観るために、Netflixに加入しておいてよかった!

f:id:shins2m:20201228140427j:plain第2クールの放送も楽しみ!

 

28日は、朝から博多に行きます。ブログ「福岡浦田紫雲閣起工式」で紹介した紹介した施設が「浦田紫雲閣」の名称で完成したので、その竣工清祓神事が行われます。場所は、福岡市博多区浦田1丁目13-31です。サンレーグループとしては、「浦田紫雲閣」は福岡県内で46番目、全国で88番目(いずれも完成分)のセレモニーホール(コミュニティホール)です。福岡市では初の施設となり、感無量であります。また29日には、仕事納めの「年越しの大祓式」が、わが社が誇る儀式の殿堂である小倉紫雲閣の大ホールで行われます。呪いを祓う祈祷、竣工を祝う清祓神事、年越しの大祓式、そして冠婚葬祭・・・・・・。
そう、コロナ禍の中にあっても、儀式はつねにわたしたち人間を守ってくれます。儀式なくして人生なし!

f:id:shins2m:20201223123834j:plain朝日・毎日・読売・西日本新聞12月28日朝刊

 

2020年12月28日 一条真也