「鬼滅の刃」の本、書き上げました!

一条真也です。
ここのところ毎日、寒いですね。しかし、わたしの胸の中では炎のように情熱が燃えています。ブログ「『鬼滅の刃』の本、書いています!」で紹介したように、わたしは社会現象にまでなった「鬼滅の刃」の本を11月末から執筆していましたが、12月19日の夜、ついに脱稿しました。じつに、20日ちょっとで約200ページを書き上げました。

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『「鬼滅の刃」に学ぶ』を脱稿しました!

 

ブログ『鬼滅の刃』ブログ「アニメ版『鬼滅の刃』」ブログ「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」ブログ「『鬼滅の刃』最終巻」には非常に大量のアクセスがありました。たとえば、劇場版のブログは映画公開から1ヵ月以上も経ってからUPしたにもかかわらず、UP当日にはグーグル検索の全2000万件以上の中で3位に入りました。その後、なんと1位になり、自分でも大変驚きました。なにしろ、日本の映画史上でも最もヒットし(現在、歴代2位)、最もレビューを書かれた作品です。いかに多くの方々が、わたしの鬼滅論に興味を抱いて下さったかを知りました。現在も、映画ブログのグーグル検索では1位です

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その後、ブログを読んだ「出版寅さん」こと出版プロデューサーの内海準二さんから連絡があり、11月25日に東京・日比谷の帝国ホテルのラウンジで打ち合わせしました。そして、「鬼滅の刃」についての本を書くことになった次第です。わたしは、11月も終盤になってから、「鬼滅の刃」に興味を抱きました。あることがきっかけで、猪の被り物をした伊之助の姿をTVで観て、衝撃を受けたのです。すぐ、アニメ全26話を観たいと思いました。Netflixに加入すれば観れることを知り、その場で加入。その日のうちにほぼ全話を一気に観ました。翌日は、「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」も観ました。そして、さらにその翌日、アマゾンから届いた原作コミックス既刊22巻を一気読みしました。つまり、アニメ、映画、コミックの順で2日半で制覇したことになります。

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全集中の呼吸で書きました! 

 

版元は、わがホームグランドの現代書林ですが、なんと年内の刊行を希望していました。ブログをはじめ、これまで、わたしが書いた原稿を活用できるにしろ、あまりにもスケジュールがタイトです。「まあ今年は忘年会ラッシュから解放されるから、師走に執筆の時間も取れるだろう」と前向きに考えて引き受けました。「オレはやれる! 絶対にやれる! 俺はやれる男だ!」「がんばれ! 人は心が原動力だから」という炭治郎の言葉を我がこととして、頑張りました。

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自分を信じて良かった! 

 

正直言って、わたしは最近の漫画やアニメには詳しくないのですが、サンレー秘書室の瀬津隆彦君がそちらの方面に大変通じており、特に「週刊少年ジャンプ」の定期購読者で、同誌の連載時から『鬼滅の刃』の大ファンだったとか。その瀬津君から、同作品の世界観からキャラクターのディテールに至るまで、いろいろとアドバイスを貰いました。わたしは彼を「鬼滅博士」と呼び、何度かレクチャーを受けました。瀬津君がいなかったら、こんなに早く脱稿することは到底できなかったと思います。とても感謝しています。

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「鬼滅の刃」に学ぶ』の表紙カバー 

 

19日の夕方、脱稿して、早速、内海さんに原稿データを送付しました。内海さんはすでにカバーの装丁案も用意しており、出版社も印刷所も万全な体勢でスタンバイしています。クリスマス・イブの24日に校了するそうです。とにかく今回は、著者も編集者も版元も全集中の呼吸で挑みました。タイトルは『「鬼滅の刃」に学ぶ~なぜ、コロナ禍の中で大ヒットしたのか』で、定価は900円です。年内の初出荷を目指していますが、年末は出版の流通も滞るため、みなさまのお手元に渡るのは来年早々になるかもしれません。その頃までには、劇場版も歴代興収1位に輝いていることでしょう。コロナ禍の中で社会現象にまでなった大ヒット作品を通じて、わたしは儀式やグリーフケアの本質と重要性を説き、さらには日本人の宗教観にも迫ってみました。どうぞ、お楽しみに!

 

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どうぞ、お楽しみに!


2020年12月20日 一条真也