サンレー創立54周年記念式典

一条真也です。
18日は、サンレー創立54周年の日です。
この日、小倉の松柏園ホテルで創立記念式典が万全のコロナ対応スタイルで開かれました。

f:id:shins2m:20201118093243j:plain神事のようす

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コロナ対応スタイルで

f:id:shins2m:20201118094732j:plain柏手を打ちました

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最後は一同拝礼!

 

朝から松柏園ホテルの神殿で恒例の月次祭が行われました。コロナ後のニューノーマル仕様で、コロナ以前よりも人数を減らしてソーシャルディスタンスに配慮し、マスクを着用した上での神事です。わが社の守護神である皇産霊大神を奉祀する皇産霊神社の瀬津神職が神事を執り行って下さいました。佐久間進会長に続き、わたしも玉串奉奠を行いました。会社の発展と社員のみなさんとそのご家族の健康を祈念しました。

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第一会場のようす
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第二会場のようす

f:id:shins2m:20201118100328j:plain会長とともに入場しました

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勇壮なふれ太鼓

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最初は、もちろん一同礼!

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第二会場でも一同礼!

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社歌斉唱のようす

f:id:shins2m:20201118101011j:plainS2M宣言」唱和のようす

 

例年は500名を超える社員が参加しますが、今年は半数以下に制限して、「創立記念式典」が開催されました。また、新館ヴィラルーチェに第二会場も用意しました。最初に、佐久間会長とわたしが第一会場に入場しました。まず、北九州紫雲閣の緒方支配人による「ふれ太鼓」で幕を明け、総務部の國行部長による「開会の辞」に続いて全員でマスクを着けたまま小声で社歌を斉唱し、それから 福岡地区営業所開設準備室の 武富所長によって「経営理念」「S2M宣言」が読み上げられ、これも全員で小声で唱和しました。

f:id:shins2m:20201118101304j:plain創立記念式典のようす

f:id:shins2m:20201118101837j:plain会長訓示のようす

 

それから、佐久間会長の訓示です。会長はまず、「おかげさまで、54周年を迎えることができて感謝しています」と述べました。それから、最近の自身の健康事情に言及し、病気にならない身体をつくるための予防医学の重要性を訴えました。また、「共飲」「共食」「共浴」「共健」「共笑」「共歌」「共遊」「共旅」という「実践共助八美道」というものを示し、アフターコロナの時代に互助会として提供したいと述べました。

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訓示する佐久間会長

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第二会場のようす

 

さらに、会長は古代ギリシャの医学者であるヒポクラテスの思想を紹介し、「病気は自分で治すことが大事」と訴え、「みなさんがいつも健康でいられる環境を作りたいと思っています」と述べ、最後は「コロナはわが社のプラスになる」「これからサンレーはますます良くなります!」と宣言して、降壇しました。

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わたしが登壇しました

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第二会場のようす

 

続いて、わたしの「社長訓示」の時間となりました。
わたしは、以下のような内容の話をしました。
無事に54周年を迎えることができて、大変嬉しく思います。これも日々、各部署で頑張って下さっているみなさんのおかげです。本当に、ありがとうございます。今年は、とにかく、新型コロナウイルスの感染拡大という想定外の事件に尽きる年でした。わたしを含めて、あらゆる人々がすべての「予定」を奪われました。緊急事態宣言という珍しい経験もすることができました。

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礼業は不滅である!

 

もっとも、コロナとの付き合いはまだ終わってはいません。ニューノーマルの時代となっても、わたしたちは、人間の「こころ」を安定させる「かたち」としての儀式、冠婚葬祭を守っていかなければなりません。コロナ禍の中で、わたしは冠婚葬祭業という礼業が社会に必要な仕事であり、時代がどんなに変化しようとも不滅の仕事であることを確信しました。

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日本は最大の国難に直面!

 

日本は、いま最大の国難に直面しています。それは新型コロナウイルスの問題でも、中国の領土侵犯の問題でも、北朝鮮のミサイル問題でもありません。より深刻なのが人口減少問題です。人口減少を食い止める最大の方法は、言うまでもなく、たくさん子どもを産むことです。そのためには、結婚するカップルがたくさん誕生しなければならないのですが、現代日本には「非婚化・晩婚化」という、「少子化」より手前の問題が潜んでいます。

f:id:shins2m:20201118130504j:plain結婚よりも結婚式が優先する!

 

わたしは、結婚式は結婚よりも先にあったと考えています。一般に、多くの人は、結婚をするカップルが先にあって、それから結婚式をするのだと思っているのではないでしょうか。でも、そうではないのです。日本人の神話である『古事記』では、イザナギイザナミはまず儀式をしてから夫婦になっています。

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熱心に聴く人びと

 

つまり、結婚よりも結婚式のほうが優先しているのです。他の民族の神話でも同じです。すべて、結婚式があって、その後に最初の夫婦が誕生しています。結婚式の存在が結婚という社会制度を誕生させ、結果として夫婦を生んできたのです。結婚式があるから、多くの人は婚約し、結婚するのです。結婚するから、子どもが生まれ、結果として少子化対策となります。

f:id:shins2m:20201118104230j:plain冠婚業は単なるサービス産業ではない!

 

結婚がなくなれば、子どもの出生が少なくなり、子どもが成長して大人となり、老いていって次の世代へ繋がることもなくなります。 すなわち、結婚は生命のサイクルの起点なのです。観光や外食と違って、結婚式は社会の維持のために絶対に必要です。冠婚業はけっして単なるサービス産業ではありません。日本という国を継続させていくエンジンのような存在です。

f:id:shins2m:20201118104501j:plainエッセンシャルワークとは何か?

 

葬儀の方ですが、最近、「葬祭業はエッセンシャルワークですね」とよく言われます。エッセンシャルワークとは医療・介護・電力・ガス・水道などの日常生活に不可欠な仕事です。そして、葬儀もエッセンシャルワークです。葬儀にはさまざまな役割があり、霊魂への対応、悲嘆への対応といった精神的要素も強いですが、まずは何よりも遺体への対応という役割があります。遺体が放置されたままだと、社会が崩壊します。

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熱心に聴く人びと 

 

それは、これまでのパンデミックでも証明されてきたことでした。何が何でも葬儀に関わる仕事は続けなければならないのです。葬儀が必要不可欠のエッセンシャルワークなのです。感染症に関する書物を読むと、世界史を変えたパンデミックでは、遺体の扱われ方も凄惨でした。その反動で、感染が収まると葬儀というものが重要視されていきます。人々の後悔や悲しみ、罪悪感が高まっていったのだと推測されます。コロナ禍が収まれば、もう一度心ゆたかに儀式を行う時代が必ず来ます。

f:id:shins2m:20201118103807j:plain冠婚葬祭がなくなることはない!

エッセンシャルワークは社会的インフラとなります。このたびの台風10号では、100人以上の避難者の方々を受け入れました。「魂を送る場所」であった紫雲閣が「命を守る場所」となったことは画期的であり、「セレモニーホール」が「コミュニティホール」へと進化しました。冠婚業も葬祭業も、単なるサービス業ではありません。それは社会を安定させ、人類を存続させる社会インフラとしての文化装置なのです。冠婚葬祭が変わることはあっても、冠婚葬祭がなくなることはありません。

f:id:shins2m:20201118131512j:plain第二会場で熱心に聴く人びと

 

そして、コロナショックは、コロナチャンスです。コロナ禍の中でも、わが社の施設は続々とオープンし続けました。ついに念願の福岡市での紫雲閣オープンも実現します。日本中のサービス業が絶体絶命の状況にある中で、「天下布礼」という高い志を抱くサンレーは元気一杯です。

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鬼滅の刃」が教えてくれたこと
 

大ブームになっている「鬼滅の刃」には人間を食らう恐ろしい鬼がたくさん登場しますが、彼らの弱点は太陽で、日光を浴びると死んでしまいます。東洋の鬼だけでなく、西洋の吸血鬼も太陽が弱点であることは有名ですね。生きとし生けるものに生命エネルギーを与え、邪悪なものを滅する太陽は最強です!

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最後に道歌を披露しました

f:id:shins2m:20201118105556j:plain陽の光あらゆる人に降り注ぎ礼を求めんコロナの今も

 

最後に、「朝の来ない夜はない。陽はまた昇る。何事も陽にとらえ、みんなで力を合わせて、この素晴らしい礼業を守り抜いていきましょう!」と述べてから、「陽の光あらゆる人に降り注ぎ 礼を求めんコロナの今も」という道歌を披露しました。

f:id:shins2m:20201118110029j:plain表彰式のようす

f:id:shins2m:20201118110106j:plain表彰状と記念品をお渡ししました

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盛大な拍手を受ける表彰者のみなさん

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不動産情報提供者には表彰状と金一封を

 

「社長訓示」の後は、各種表彰が行われました。
まずは、「情報売上」上位者表彰(営業の部・内勤の部)の6名の方々に記念品を添えて、また、「不動産情報提供」をして下さった方に金一封を添えて、社長であるわたしが表彰状をお渡ししました。

f:id:shins2m:20201118110941j:plainサンレーおもてなし賞」の表彰をする佐久間会長

f:id:shins2m:20201118110956j:plain会場に向かって一礼する表彰者のみなさん

 

続いて、「サンレーおもてなし賞」の表彰式です。同賞を受賞された9人の方々に佐久間会長が金一封を添えて表彰状を渡しました。表彰されたみなさん、おめでとうございます。人こそが、わが社の宝です!

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「まごわやさしいよ」を説明する佐久間会長

f:id:shins2m:20201118111454j:plain「まごわやさしいよ」をメモする人びと
 

ラストは営業推進部の小谷部長代理による「和のこえ」です。そのとき、壇上の佐久間会長がマイクの前に行き、「最後にみなさんに健康のために良いことを教えましょう」と言って、「まごわやさしいよ」の話をしました。「ま」⇒豆類・大豆製品(大豆・小豆・豆腐・納豆・豆乳・味噌など)、「ご」⇒ごま、「わ」⇒わかめなどの海藻類(ひじき・昆布・のり・もずく・寒天など)、「や」⇒野菜類(緑黄色野菜➕淡色野菜)、「さ」⇒魚類(特に青背魚に注目!)、「し」⇒しいたけなどのきのこ類、「い」⇒いも類(じゃがいも・サツマイモ・里いも・山いもなど)、「よ」⇒ヨーグルト(プレーン)といった体に良い食べ物のことです。

f:id:shins2m:20201118111535j:plainこれが「和のこえwithコロナ」だ!!

f:id:shins2m:20201118111556j:plainがんばろー!

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がんばろー!!

f:id:shins2m:20201118111707j:plain最後はもちろん一同礼!

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会長とともに退場しました

 「和のこえ」ですが、コロナで手が繋げないので、各自が拳を突き上げて「がんばろー!」と3回唱える「和のこえwithコロナ」です。大いに盛り上がって、記念式典は終了しました。その後、松柏園ホテルの写場へと移動し、役員と表彰者が揃って記念撮影しました。 コロナ対策のため、恒例の昼食会は中止で、受賞者のみなさんには松柏園特製お弁当をお渡ししました。サンレーグループのみなさん、めでたく54周年を迎え、コロナなんかに負けずに、さらに一致団結して新しい時代を拓いていきましょう! いよいよ、来年は55周年です!

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役員、表彰者による記念撮影のようす


2020年11月18日 一条真也