鏡リュウジさんのツイート

一条真也です。
鏡リュウジさんといえば、日本を代表する占星術研究家として有名な方ですが、ご自身のツイッターで近刊の『満月交心 ムーンサルトレター』(現代書林)を紹介していただきました。ありがとうございます!

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鏡リュウジ氏のツイッターより

 

満月交心 ムーンサルトレター』の写真とともに、鏡さんは「鎌田東二一条真也さんからご恵投いただきました。ぎっしり、しかも熱量ハンパない往復書簡。本当に毎度、驚きます、、」と書かれています。鏡さんのことは、ブログ『タロットの秘密』で紹介させていただきました。わたしは、「バク転神道ソングライター」こと宗教哲学者の鎌田先生と毎月1回、「ムーンサルトレター」を交わしています。満月の夜に手紙を交わすからムーンサルトレターです。最初、鎌田先生は本書の著者である鏡リュウジさんと満月の文通をされていました。

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世にも不思議な満月通信!

 

「カマタトウジ」と「カガミリュウジ」、なんとなく二人の名前は似ています。さらに二人の顔も似ているということから、ムーンサルトレターを始められたそうです。そのうち、鏡さんは「時の人」となって超多忙になりました。なかなかレターを書く時間が取れなくなり、鎌田先生は「Tonyのムーンサルト独りレター」というのを書いておられました。でも、やはり1人では寂しかったのでしょうか。次なる文通相手として白羽の矢を立てられたのは、わたしでした。

f:id:shins2m:20201014125611j:plainムーンサルトレター」第1信

 

こうして、2005年10月18日の満月の夜、わたしが第1信を書きはじめました。鎌田先生が2日後の20日に返信を書かれて、ついに「ShinとTonyのムーンサルトレター」がスタートしたのです。記念すべき第1信の冒頭で、わたしは「敬愛する鎌田先生の満月レターのお相手に指名していただき、正直おどろいています」と書き出しました。そして、前任者の鏡さんがその第1信に「満月のごとに書簡を往復させようなんて、なんて素敵なアイデアなのでしょうか。こんなロマンティックな企画の相手に僕を指名してくださったこと、とても光栄に思います」と書かれてていたことに触れ、今の自分もまったく同じ気持ちであることをお伝えしました。f:id:shins2m:20200407204807j:plain
第1弾と第2弾!

f:id:shins2m:20201007131729j:plainもうすぐ第3弾が出ます!

 

あれから早いもので、なんと180信に達しました。鏡さんが全部で41信でしたが、とてもそこまでは続けられないだろうと思っていました。じつは途中でフェードアウトすることも想定していたのですが、2005年10月20日の夜にわたしが第1信を書いてから、ちょうど15周年になります。第1信から第60信までは『満月交感』、第61信から第120信までは『満月交遊』にまとめました。そして、第121信から第180信までが『満月交心 ムーンサルトレター』として今月28日に発売されます。約580ページの厚さで、秋の夜長の読書にぴったりです!

松柏園ホテルの貴賓室で、鏡リュウジさんと

 

一度、鏡リュウジさんが小倉の松柏園ホテルに来てくれてお会いしたことがありました。鎌田先生抜きで新旧2人の文通者がコーヒーを飲んでいるのは、まるで夫抜きで前妻と後妻が直接会っているかのような不思議な感覚でした(笑)。いつか、鎌田先生と鏡さんと3人でお会いしたいです!

 

満月交心 ムーンサルトレター

満月交心 ムーンサルトレター

 

 

2020年10月14日 一条真也