北陸総合朝礼

一条真也です。
5日、金沢に入りました。
6日の11時から、マリエールオークパイン金沢で、サンレー北陸の総合朝礼を行いました。もちろんソーシャルディスタンスに配慮して人数を制限し、マスク着用ですが、じつに久々の北陸の総合朝礼です。

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北陸総合朝礼のようす

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入場しました

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最初は、もちろん一同礼!

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社歌斉唱のようす

f:id:shins2m:20201006111629j:plain「経営理念」および「S2M宣言」の唱和

 

北陸の社員のみなさんの前で話すのは、ブログ「北陸祝賀式典」で紹介した今年1月16日の社長訓示以来です。まず、総務課の上本さんによる「開会の辞」に続いて全員で国旗・社旗拝礼の後に社歌を斉唱しました。それから小松営業所の篠原所長によって「経営理念」および「S2M宣言」を小声で唱和しました。

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黒マスク姿で登壇

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黒マスクを外しました

 

そして、いよいよ「社長訓示」です。
わたしは、以下のような話をしました。
「とにかく、今回の新型コロナウイルスの感染拡大は想定外の事件でした。わたしを含めて、あらゆる人々がすべての『予定』を奪われました。緊急事態宣言という珍しい経験もすることができました。もっとも、コロナとの付き合いはまだ終わってはいません。ニューノーマルの時代となっても、わたしたちは、人間の『こころ』を安定させる『かたち』としての儀式、冠婚葬祭を守っていかなければなりません!」

f:id:shins2m:20201006113933j:plainコロナ禍の中で菅内閣が誕生!

 

「9月16日、安倍晋三内閣が総辞職し、菅義偉氏が第99代の内閣総理大臣に就任しました。菅首相は、全日本冠婚葬祭互助会政治連盟の最高顧問です。今回は政治連盟から5人の大臣が出ました。素晴らしい快挙であり、互助会業界も政治力が以前より格段に強くなってきました。ちなみに、政治連盟の初代会長はわが社の 佐久間進会長です。佐久間会長は、全互協の初代会長でもあり、互助会事業の法制化を実現しました。わたしは、現在、全互協と政治連盟ともに副会長を拝命しています」

f:id:shins2m:20201006111906j:plainGoToウエディングの実施を!

 

「ぜひ、菅首相にお願いしたいことがあります。菅首相は一連のGoToキャンペーンを主導してこられた方ですが、日本人が結婚式を挙げやすい政策を立てていただきたいと思います。結婚式の費用とか交通費などを助成する『GoToウエディング』です。『GoToウエディング』は『GoToトラベル』のように業界救済、つまり経済のためではなく、社会のために行うものです。日本は、いま最大の国難に直面しています。それは新型コロナウイルスの問題でも、中国の領土侵犯の問題でも、北朝鮮のミサイル問題でもありません。より深刻なのが人口減少問題です」

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互助社会の実現を!

 

「人口減少を食い止める最大の方法は、たくさん子どもを産むことです。そのためには、結婚するカップルがたくさん誕生しなければならないのですが、現代日本には『非婚化・晩婚化』という『少子化』より手前の問題が潜んでいます。菅首相は、自民党総裁に選ばれた直後の挨拶で『私の目指す社会像は、自助・共助・公助、そして絆であります』と述べられました。自助・共助・公助、そして絆の社会とは、まさに相互扶助の互助社会です。互助の精神で『GoToウエディング』の実施を切に願う次第です」

f:id:shins2m:20201006112044j:plainマリエールオークパイン金沢 について

 

「さて、そのように冠婚事業は社会にとっても非常に重要なのですが、わが社のマリエールオークパイン金沢が閉館することになりました。1977年(昭和52年)10月オープンですが、約44年の歴史の幕を閉じます。金沢平安閣からマリエールオークパイン金沢となり、じつに1万組を超えるカップルのお世話をさせていただいてきました。石川県で最も多くの結婚式を行ってきました。昭和・平成・令和と3つの時代を超えて愛されてきた、最高の結婚式場です!」

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熱心に聴く人びと

 

「このたびの閉館は、施設の老朽化を伴うものです。調査をしたところ、主要な設備や配管などに不具合が生じていることが判明しました。100%安全な施設および設備でサービスを提供するのが、わたしたちの務めです。現状ではこれが困難であることがわかりました。お客様のためにも、もちろん社員のみなさんのためにも事故を起こすわけにはいきません。でも、心配しなくていいです。次の結婚式場についても考えています。すでに土地も購入していますが、想定外のコロナ禍でどのような形で新しい施設を作ったらいいのかを現在検討中です。近いうちにビッグニュースを発表しますので、お楽しみに!」

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新しい結婚式場をお楽しみに!

 

「さて、10月の閉館に伴い、施行もこの10月末で終了します。今年の3月末からは新型コロナウイルスによるキャンセルや延期が相次ぎました。全国の結婚式場で『施行0』が続く中で、マリエールスタッフは素晴らしい働きをしてくれました。山下総支配人、山岸支配人以下、コロナ禍においてもプライドを持って、『お客様のために施行を守り続ける』という凛とした姿勢を貫いてくれました。本当に、わたしは社長として心から感謝するとともに、個人としてマリエールスタッフを尊敬いたします」

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冠婚部門はぶっちぎりの1位に! 

 

「この8月から10月までで70件を超える施行を行ってくれました。10月だけでも30件の施行予約をいただいています。コロナ禍にも関わらず、前年の実績を大幅に超えました。想像以上の『絶対的なチーム力』を発揮してくれた結果だと思っています。この数字は石川県では『圧倒的』『ぶっちぎり』の1位。全国的に見ても稼働率はナンバーワンではないでしょうか。年初に掲げた『圧倒的一番店になる』というミッションを、この難しい時期に実現させたスタッフのことを心から誇りに思います。まさに、この施設の44年間の歴史に『有終の美』を飾ってくれた、最高の戦士たちだと思います。心から感謝を申し上げたいと思います。どうか、みなさん、彼らに拍手をしてあげて下さい!」と言うと、会場全体で拍手が起こりました。見ると、山下総支配人や山岸支配人は目をこすっていました。

f:id:shins2m:20201006112822j:plainフォト婚 に力を入れよう!

 

「11月以降の挙式・披露宴施行については、片町きららにある人気結婚式場『アルカンシエル金沢』さんと指定店契約を結びました。石川県でトップを争う結婚式場であり、これまではライバル式場でもありました。会員の皆様に喜んでいただける施設だと思います。スタッフも素晴らしい方々が揃っています。すでにマリエールスタッフとの信頼関係もできつつあります。どうか、安心して送客していただきたい」

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熱心に聴く人びと

 

「また、新たに出雲町に衣裳店とスタジオの機能を1つにした新施設アフロディーテ金沢店をオープンします。ここ数年、『フォト婚』の需要が大きく伸びてきました。コロナ禍ではありますが、本年のフォト婚の獲得数は前年を大きく上回りました。11月・12月の営業があったとしたら軽く前年の倍以上の施行数を獲得したと考えられます。もちろんコロナショックがなければ、さらなる飛躍ができた『新ビジネス』だと捉えています。衣裳と写真のハイブリッドで、まずは新たなスタートを切っていく。小松店にしても七尾店にしても同様に大きな可能性を秘めている。全国サンレーグループの『先駆け』として新たなサービスの誕生に期待したい。必ず、みなさんであればやっていただけると信じています」

f:id:shins2m:20201006112823j:plain葬祭業はエッセンシャルワーク 

 

「さて、葬儀の方ですが、最近、『葬祭業はエッセンシャルワークですね』とよく言われます。エッセンシャルワークとは医療・介護・電力・ガス・水道・食料などの日常生活に不可欠な仕事です。同じように大切な仕事と思われてきた教育はエッセンシャルワークではありません。日本中の大学は未だに閉鎖されています。神社や寺院や教会といった宗教もエッセンシャルワークではありません。コロナ前から『神社崩壊』や『寺院消滅』が叫ばれていたことが思い出されます」

f:id:shins2m:20201006114016j:plain紫雲閣は永久に不滅です! 

 

「しかし、葬儀はエッセンシャルワークです。葬儀にはさまざまな役割があり、霊魂への対応、悲嘆への対応といった精神的要素も強いですが、まずは何よりも遺体への対応という役割があります。遺体が放置されたままだと、社会が崩壊します。それは、これまでのパンデミックでも証明されてきたことでした。何が何でも葬儀に関わる仕事は続けなければならないのです。葬儀が必要不可欠のエッセンシャルワークなら、わが 紫雲閣は永久に不滅です! エッセンシャルワークは社会的インフラとなります。このたびの台風10号では、100人以上の避難者の方々を受け入れました。『魂を送る場所』であった紫雲閣が『命を守る場所』となったことは画期的であり、『セレモニーホール』が『コミュニティホール』へと進化しました」

f:id:shins2m:20201006112758j:plainサンレー北陸を日本一の互助会に!

 

そして、「冠婚業も葬祭業も、単なるサービス業ではありません。それは社会を安定させ、人類を存続させる社会インフラとしての文化装置なのです。冠婚葬祭が変わることはあっても、冠婚葬祭がなくなることはありません! このコロナ禍の中で、わが社の施設は続々とオープンし続けています。また、日本全国のサービス業の赤字決算が確実視されるコロナ禍の中にあっても、わが社はなんとか今年も黒字で終わる見込みです。前川清さんをイメージキャラクターとする素晴らしいCMも完成しました」

f:id:shins2m:20201006131945j:plainみなさん、本当にありがとうございました!

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盛大な拍手に感激しました!

 

特に、これから楽しみなのが北陸。数年後、サンレー北陸が日本一の冠婚葬祭互助会になっていることも夢ではありません。どうか、みんなで力を合わせて、この素晴らしい礼業を守りましょう。わたしも、みなさんが人生を卒業されるときに『サンレーで働けて幸せだった』と言っていただけるように、社長としてさらに精進いたします」と述べ、最後に「みなさん、本当にありがとうございました!」と言って深々と一礼して降壇しました。すると、盛大な拍手が起こりました。泣いている社員も多く、わたしも感動しました。


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上映後、盛大な拍手が・・・

わたしが降壇した後、新CMを紹介しました。
サンレーグループ篇とセレモニー篇の作品ですが、桑田佳祐福山雅治もリスペクトする国民的歌手の前川清さんがオリジナルソングの「ありがとう」を歌い、最後は「サンレー~♪」とか「紫雲閣~♪」とかのサウンドロゴを歌い上げた圧倒的な事実を前に、みんな感動していました。

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挨拶する東専務

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東専務の挨拶を聴きました

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挨拶する山下部長

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挨拶する岸部長

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挨拶する青木部長

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みんなの話を聴きました

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最後は、もちろん一同礼!

 

それから、北陸本部長である東専務の挨拶がありました。続いて、各部門長による挨拶です。冠婚事業部の山下部長、営業推進部の岸部長、紫雲閣事業部の青木部長より熱のこもった想いが語られました。最後は、全員で手をつないでの「和のこえ」のはずでしたが、コロナ禍とあって、これはスルーしました。それでも、全員の心が1つになりました。総合朝礼の終了後は、北陸本部会議です。コロナ時代にあっても未来を拓くための有意義な会議にしたいと思います。みんなで力を合わせて、コロナ禍を乗り切ろう!

 

2020年10月6日 一条真也