別府にて

一条真也です。
別府に到着したわたしは、わが社の施設を見回った後、ぜひ一度行ってみたかった場所を訪れました。書肆ゲンシシャという古書店です。全国的に有名なカルト書店です。

f:id:shins2m:20201002220623j:plain書肆ゲンシシャの前で

f:id:shins2m:20201002152905j:plain書肆ゲンシシャにて


ブログ「アスタルテ書房」で紹介した京都の書店に少し似ていますが、こちらの方がもっとディープです。驚異の陳列室が公開されており、絵画・写真・現代アート・映画・漫画などを通し新しい視覚をもたらすことができます。特に、幻想文学、幻想絵画を中心に取り揃えており、わたしにとっては宝の山。店主の藤井さんはわたしのことをご存じで、1点ずつ丁寧に説明していただきました。店ごと買いたいぐらいでしたが、とりあえず、今日のところは洋書の心霊写真集、死体写真集、それに『怖い絵展』の図録などを購入しました。それにしても、ゲンシシャはあるし、最も注目すべき大学であるAPUはあるし、邪馬台国だったかもしれないしで、面白すぎるぞ別府!

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「いけす割烹平家」の前で

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素晴らしい「いけす」がありました

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関サバの刺身が絶品!

f:id:shins2m:20201002175841j:plainこれは旨い!

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「西の関」の冷酒を注文

f:id:shins2m:20201002180455j:plain五臓六腑に染みわたる!

ゲンシシャを出ると、夕食の時間になったので、わが社の別府地区の幹部数人と会食しました。もちろん広めの部屋で、ソーシャルディスタンスには最大の配慮をしています。地元で有名な「いけす割烹平家」という店でしたが、活きのいい関サバの刺身が絶品でした。大分の名酒「西の関」の冷酒も旨かった! わたしは基本的に食べ物の画像はブログにUPしないのですが、ブログ「久々の焼肉!」でのわたしが焼肉を食らう表情があまりにも反響が大きかったので、特別に公開することにします。

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鯛のあら煮

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アワビと秋野菜の陶板焼き

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〆は、土瓶蒸しと鰻飯

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店を出ると満月が・・・

 

関サバの他にも、鯛のあら煮、アワビと秋野菜の陶板焼き、土瓶蒸し、〆の鰻飯と、すべて美味しかったです。ステーキも出たのですが、わたしが「豊後牛ですか?」と訊くと、お店の女性が大きな声で「オージーです!!」と言ったのには驚きました(笑)。お腹いっぱいになって割烹「平家」を出ると、夜空には見事な満月が浮かんでいました。そう、昨夜は中秋の名月でしたが、今夜は満月なのです。

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話題の宿に宿泊

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部屋には露天風呂あり!

今夜の宿は、せっかくなので勉強になるところに泊まろうと思って、「AMANE RESORT GAHAMA」に宿泊しました。3500坪の敷地に17の客室。大人が楽しめる温泉リゾート旅館ですが、今夜は1人で宿泊しました。ネットでも4.8点の高評価で、なかなかの高級施設なのですが、GoToトラベルのおかげで、非常に安価でした。部屋には、プライベート露天風呂があります。

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満月の露天風呂!

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海上の月の道

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満月の温泉に浸かる幸福・・・

満月交心 ムーンサルトレター

満月交心 ムーンサルトレター

 

 

ほろ酔い気分で部屋の露天風呂に入ろうとすると、なんと上空には見事な満月が上って、夜の海を明るく照らしているではありませんか。しかも、海上には一筋の月の道ができています。温泉に浸かりながら見上げる満月は最高でした。わたしは月光浴をしながら、「一条本」の100冊とか、コロナ禍での諸施設のオープンとか、コロナ禍でも黒字を確保できたこととか、そして満月の今夜、「バク転神道ソングライター」こと宗教哲学者の鎌田東二先生との共著『満月交心 ムーンサルトレター』(現代書林)の見本が出たことを祝いました。



わたしは、iPhoneで桑田佳祐の「月光の聖者達(ミスター・ムーンライト)」のPVを流して満月を見上げながら、いつまでも温泉に浸かっていました。いつまでも月光浴を楽しみました。鎌田先生とわたしは「聖者」というよりは「変人」だと思いますが、この歌に登場する「現在(いま)がどんなにやるせなくても、明日は今日より素晴らしい!」という歌詞は、すべての人にとって祈りだと思いました。

 

2020年10月2日 一条真也