死を乗り越えるイエスの言葉

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明日のことを思い煩うなかれ。
明日のことは明日思い煩え。
一日の労苦は一日にて足れり。
(イエス

 

一条真也です。
言葉は、人生をも変えうる力を持っています。今回の名言は、イエス・キリスト(紀元前6年頃ないし紀元前44年頃~紀元後30年頃)の言葉です。キリスト教の開祖であるイエスキリスト教における「神の子」であり、救世主、預言者です。

 

聖書 新共同訳  新約聖書

聖書 新共同訳 新約聖書

 

 

エスの言葉は『新約聖書』に登場します。彼の死後、弟子たちによって記録されたものです。西暦紀元30年の春に十字架刑に処せられたと伝えられるイエスは、世界最大の宗教であるキリスト教の開祖として知られています。イエスはおそらくは偽のメシア(救世主)であるという罪状で、ローマの兵士たちによって他の2人の強盗と共に郊外のゴルゴダの丘で十字架刑に処されました。イエスは35歳くらいであったとされています。

 

新約聖書 福音書 (岩波文庫)

新約聖書 福音書 (岩波文庫)

 

 

福音書」によれば、32歳の頃、イエスは洗礼者ヨハネより洗礼を受けました。ヨハネは、近づいてくる神の国への準備として悔い改めを説く人物でした。それから、荒野で祈祷と断食の後、イエスは自身の生涯の使命を悟り、独自の宣教活動をガリラヤ地方で開始します。

 

旧約聖書〈7〉イザヤ書

旧約聖書〈7〉イザヤ書

  • 発売日: 1997/05/08
  • メディア: 単行本
 

 

エスの本来の教説を知ることは不可能ですが、彼自身が故郷ナザレの会堂で引用した『旧約聖書』「イザヤ書」の「主の御霊が私に宿っている。貧しい人々に福音を宣べ伝えさせるために、私を聖別して下さったからです。主は私をつかわして囚人が解放され、盲人の目が開かれることを告げ知らせ、打ちひしがれている者に自由を得させ、主のめぐみの年を告げ知らせるのである」という言葉にその活動内容が要約されています。なお、この言葉は『死を乗り越える名言ガイド』(現代書林)に掲載されています。また、イエスの生涯および思想に関しては、『世界をつくった八大聖人』(PHP新書)に詳しく紹介されています。

 

死を乗り越える名言ガイド 言葉は人生を変えうる力をもっている

死を乗り越える名言ガイド 言葉は人生を変えうる力をもっている

  • 作者:一条 真也
  • 発売日: 2020/05/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

2020年7月18日 一条真也