一条真也です。
6月9日になりました。
天皇・皇后両陛下のご成婚満27年の結婚記念日であり、ドナルドダックの誕生日であり、「たまごの日」と「ロックの日」でもあるこの日、わが最新刊である『心ゆたかな社会』(現代書林)が発売されました。おかげさまで、ついに、一条本が100冊になりました!
一条本100冊 記念ムービー
本日、100冊目の『心ゆたかな社会』が発売!
1988年5月20日に処女作『ハートフルに遊ぶ』(東急エージェンシー)が発売されて、わたし一条真也はデビューしました。その前月の4月1日、わたしは版元である東急エージェンシーに入社しています。「東急グループの政治部長」あるいは「広告業界のカリスマ」と呼ばれた同社の前野徹社長(当時、2007年逝去)の鶴の一声で、前代未聞の新入社員の出版が実現したのでした。故前野社長こそは「一条真也の生みの親」なのです。詳しくは、ブログ「恩師から学んだこと」をお読み下さい。
一条本の1冊目と100冊目
「ソフト」から「ハート」へ、「コロナ」から「ココロ」へ
それから約32年後の5月26日、99冊目の「一条本」である『死を乗り越える名言ガイド』(現代書林)が発売されました。同書では、小説や映画に登場する言葉も含め、古今東西の聖人、哲人、賢人、偉人、英雄たちの言葉、さらにはネイティブ・アメリカンたちによって語り継がれてきた言葉まで、100の「死を乗り越える」名言を紹介しています。そして、いよいよ100冊目の「一条本」となる『心ゆたかな社会』(現代書林)が本日6月9日に発売されました。同書では、アフター・コロナを超えたポスト・パンデミック時代の社会ビジョンについて書きました。新型コロナが終息すれば、人は人との温もりを求め合います。ホスピタリティ、マインドフルネス、セレモニー、グリーフケアなどのキーワードを駆使して、来るべき「心の社会」を予見し、さらには「心ゆたかな社会」のビジョンを描き出しました。99冊目も100冊目も、出版プロデュースと編集を手掛けて下さったのは、第1冊目の『ハートフルに遊ぶ』と同じ内海準二さんでした。「出版寅さん」こと内海さんには多くの本、節目となる本を手掛けていただき、感謝しています。
一条本の99冊目と100冊目
この記事の冒頭にある100冊記念ムービーの動画を眺めると、「ああ、わたしの人生がそのままここに在るなあ!」と感無量です。1冊も本を書かなかった10年間を含めて、わたしの人生そのものがここに反映されていると思いました。もちろん、100冊以上本を書いている人などいくらでもいますが、社長業を続けながらの執筆にはそれなりの苦労や想いもあり、100冊すべてがわたしの人生の宝物です。100冊の中には売れた本も売れなかった本もありますが、わたしは「売れる本を書いてやろう!」とか「印税で収入を増やしたい」などと思って書いたことは一度もありません。いつも、「この本を読んだ人が幸せになれるように」とか「少しでも世の中が良くなるように!」と思って書いてきました。なんとか、ブレずにここまで来ることができました。100冊目の本も、これ以上ないほどに、ど真ん中ど直球(笑)で行きました。これではメッタ打ちにあって惨敗するかもしれません。でも、良くも悪くも、これがわたしの生き方なのだと思います。そこんとこ、よろちく!(笑)
わが書斎に一条本が100冊並びました!
100冊達成ということで、多くの読者の方々から「祝賀パーティーを!」などの声を頂戴いたしました。まことに光栄で有難いお話ですが、新型コロナウイルスの感染拡大の流れの中で、謹んで辞退させていただきました。
もし、「一条本100冊を祝ってやろう」という奇特な方がおられましたら、どうか、『死を乗り越える名言ガイド』、『心ゆたかな社会』の2冊をお求めいただき、ご一読下さいますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
2020年6月9日 一条真也拝