闘魂YouTuber

一条真也です。3日は「憲法記念日」です。
外出自粛の大型連休を、自宅でYouTubeを見て過ごされる方も多いでしょう。YouTuberといえば、最近は仕事を失ったお笑い芸人やタレントたちが大量参入していますね。今年に入って、プロレス界のレジェンドたちが続々とYouTubeに参戦。昭和のプロレスをこよなく愛する者としては嬉しい限りですが、全部を見るのは大変!

f:id:shins2m:20200502125738j:plain最後の闘魂」チャンネル


まず、ご紹介するのは、「最後の闘魂」チャンネルです。プロレス界の最大のカリスマである「燃える闘魂」ことアントニオ猪木が今年の2月20日に開設しました。猪木が質問に答えるというインタビュー形式で、過去の名勝負や自分の弟子たちに対する思いなどを述べます。これまで謎めいた発言が多かった猪木ですが、この「最後の闘魂」ではけっこうストレートに本音をズバズバ語っており、素の猪木が感じられて、非常に興味深いです。これからは、ルー・テーズカール・ゴッチ力道山ジャイアント馬場モハメド・アリなどについても大いに語っていただきたいです!

f:id:shins2m:20200502134854j:plainRIKI CHANNEL



次にご紹介するのは、「RIKI CHANNEL」です。「革命戦士」こと長州力が3月20日に開設しました。長州といえば、滑舌が悪いことで有名ですので動画配信を行うというニュースを知ったときは驚きました。内容はプロレスの話題は少なくて、沖縄でステーキを食べたりとか、ファミリーマートの新商品を開発したり・・・・・・あまり面白くはないですね。あと、長州自身がYouTubeに興味がないのか、テンションが低いです。WWEで活躍する中邑真輔との対談が一番盛り上がりました。

f:id:shins2m:20200518185559j:plain前田日明チャンネル



3番目にご紹介するのは、「前田日明チャンネル」です。「新格闘王」こと前田日明が3月3日に開設しました。空手を皮切りに、新日本プロレス、UWFで活躍し、リングスCEOを務めた前田。リングスではエメリヤーエンコ・ヒョードルアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラを発掘し、現代総合格闘技の礎を築きました。後にHERO’Sでスーパーバイザーを務めた後、2008年に第2次リングスをスタート。「THE OUTSIDER」大会をプロデュースし、総合格闘技界で人気者の朝倉未来朝倉海を輩出しました。

f:id:shins2m:20200502133849j:plainMasakatsu Funaki」チャンネル



その前田日明と新生UWFで袂を分かった後、パンクラスを立ち上げたのが船木誠勝です。彼は、公式YouTubeチャンネルである「Masakatsu Funaki」をすでに2017年2月21日に開設しています。YouTuberとしての船木ですが、まるで本職のアナウンサーみたいに、語りが素晴らしいので驚きました。内容も理路整然としているし、基本的に頭の良い人なのだと思います。猪木、長州、前田の3人には、「400戦無敗」のグレイシー柔術の最強戦士ヒクソン・グレイシーとの対決が幻になったという共通のエピソードがあります。彼らの後輩である船木は実際にヒクソンと闘いました。ヒクソンを最も苦しめた日本人とされている船木ですが、動画で「セメント最強のレスラー」は藤田和之であると語っています。

f:id:shins2m:20200502160106j:plain永島オヤジの格闘チャンネル



その藤田ですが、「ゴマ塩オヤジ」こと永島勝司が4月1日に開設した「永島オヤジの格闘チャンネル」で、幻の「藤田vsヒクソン」戦について語り合っています。永島オヤジによれば、ヒクソン長州力戦も中西学戦も前向きに受け入れましたが、藤田戦のオファーだけは断ってきたそうです。藤田の野獣のオーラを警戒したのだそうです。いやあ、藤田vsヒクソン戦、見たかったですね!
永島オヤジの格闘チャンネル」は、新日本プロレスでは取締役、WJプロレスでは専務取締役を務めた永島オヤジが、プロレス界のレジェンド・現役選手を相手に語り合うチャンネルです。「GK」こと元「週刊ゴング」編集長の金沢克彦がアシスタントというか、相棒を務めています。

CHONO Network

獣神サンダー・ライガーチャンネル

人類プロレスラー計画中西ランド

安田忠夫の人生劇場

田村潔司【一人UWF放送室】

Yamaken Tube

菊田早苗TV

 

この他にも、蝶野正洋獣神サンダーライガー中西学安田忠夫田村潔司山本喧一菊田早苗といったプロレス・格闘技のレジェンドたちもYouTubeに参戦しています。あの「プロレスリングマスター」こと武藤敬司も参戦間近だとか。もともとプロレスラーというのは、肉体だけでなく、言葉でも戦う存在です。猪木も長州も前田も、「言葉のプロレスラー」であり、コピーの名人でした。彼らの言葉は何度もスポーツ新聞の1面やプロレス雑誌の表紙を飾ってきました。もちろん彼らは実力と人気を兼ね備えた一流のプロレスラーでしたが、言葉というものを武器として闘った表現者でもあったのです。これからも、YouTuberとしてのファイターたちには大いに期待したいと思います。それにしても、昭和プロレスを愛してやまないわたしにとって、夢のような時代です!

 

2020年5月3日 一条真也