コロナとサンレー

一条真也です。
23日に金沢から小倉に戻りましたが、ブログ「手取紫雲閣竣工式」には非常に大きな反響がありました。それは、「緊急事態宣言下で施設をオープンし、竣工式まで行うとは!」という驚きと、わたしが挨拶で述べた「サンレーがコロナを打ち破るのかもしれません」という発言に対する反響です。

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新型コロナは太陽光線(サンレー)に弱い? 

 

少し説明をしなければなりません。「コロナ(CORONA)」というのは英語で「太陽の炎」という意味です。手取紫雲閣がオープンした石川県は、日本で最も日照時間が短いことで知られます。そして、もう1つ、人口10万人あたりの新型コロナウイルスの感染者数が日本で最も多いことでも知られます。わたしは、「日照時間の短さ」と「感染者の多さ」という2つの事実には関連性があるのではないかと思いました。つまり、コロナは太陽光線の紫外線に弱いのではないかという可能性です。太陽光線を英語で言うと「サンレー(SUNRAY)」です。そこで、「サンレーがコロナを打ち破るのかもしれません」と述べた次第です。

f:id:shins2m:20200427094907j:plainヤフー・ニュースより 

 

すると24日、ロイターが発信した「新型コロナウイルスは日光・高温・多湿で威力弱まる=米政府研究」という記事を見つけました。記事には、「米国土安全保障省の高官は23日、新型コロナウイルスに関する政府の研究で、日光が当たる場所や高温・高湿度の環境下では、より短い時間で威力が弱まる傾向が示されたと明らかにした。同省科学技術局のウィリアム・ブライアン局長代行によると、政府の研究者らは、新型コロナが最も生存しやすいのは屋内の空気が乾燥した環境で、気温と湿度が上がれば威力を失い、特に日光に弱いとの研究結果を報告した。同氏はホワイトハウスのブリーフィングで『直射日光に当たれば、最も早く死滅する』と述べた」と書かれています。「太陽の炎」を意味するコロナの弱点が「太陽の光」というのは、じつに興味深い話です。というよりも、この上なく愉快な話ではありませんか!


わたしは、「日光・高温・多湿」というキーワードから沖縄を連想しました。ブログ「『久高オデッセイ』シンポジウム」でも書いたように、わがサンレーが九州・北陸と並んで大きな拠点としている沖縄は太陽の島です。太陽の島といえば、ハワイやグアムやサイパンを連想する人もいるでしょうが、それらの島は湿気が少ないことで知られています。
一方の沖縄は湿気が多く、蒸し暑いことが特徴です。
また、沖縄には太陽信仰が生きています。太陽信仰というのは月信仰とともに世界共通で普遍性がありますが、沖縄にはきわめてユニークな太陽洞窟信仰が存在します。「東から出づる太陽は、やがて西に傾き沈む。そして久高島にある太陽専用の洞窟(ガマ)を通って、翌朝、再び東に再生する。その繰り返しである」という神話があるのです。

f:id:shins2m:20200427094928j:plainヤフー・ニュースより 

 

そんな沖縄には、緊急事態宣言下でありながら、今度の大型連休では多くの観光客が訪れようとしています。24日に沖縄タイムスが配信した「GWの沖縄路線に数万人の予約 玉城知事『平常時でない。移動を慎んで』」という記事には、「沖縄県玉城デニー知事は24日の定例記者会見で、大型連休中の航空各社の予約状況から数万人規模の県内外の移動が想定されているとの質問に「従来であれば人の往来で活況を呈する時期だが、今は平常時ではないとの認識を持ち、移動を慎んでほしい」と呼び掛けた」と書かれています。GWに沖縄を訪れようとした人々の中には、単に遊びに行くというよりも、新型コロナウイルスを弱まらせる「日光・高温・多湿」を無意識に求めている人もいるのかもしれませんね。

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太陽光線が人類を救う? 

 

いずれにせよ、紫外線を含む太陽光線(サンレー)が新型コロナウイルスの威力を弱めるという説は興味深いですね。太陽は虹という美しい自然現象を生み出しますが、24日、京都で珍しい二重の虹(ダブル・レインボー)が観測されたそうです。このブログ記事を読まれた京都在住の「バク転神道ソングライター」こと鎌田東二先生から「サンレー(太陽光)の『太陽作戦』でコロナを溶かし、天の岩戸開きを実現して、『天下布礼』の再生の世を生み出してほしいものです」とのメールを頂戴し、感激いたしました。鎌田先生は京都でダブル・レインボーを見られたのでしょうか? 
緊急事態宣言の延長も囁かれ、まだまだ先が見えませんが、季節は春から初夏に向かい、太陽は輝きを増しています。
何事も陽にとらえたいものです。みなさん、この前代未聞の時代を共に生き抜きましょう! 明日、天気になあれ!

f:id:shins2m:20200427094952j:plainウェザーニュースより

 

2020年4月24日 一条真也