手取紫雲閣竣工式  

一条真也です。
21日、金沢に入りました。
22日、朝から雨がしとしと降っています。

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今朝の金沢は雨でした

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上杉謙信軍と織田信長軍が戦った手取川

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侍マスク姿で手取川に立つ!



11時からブログ「手取紫雲閣起工式」で紹介した新施設の竣工式が行われ、わたしは施主として参加しました。緊急事態宣言下ですが、わが社は儀式の会社なので、規模を大幅に縮小して断行しました。ここは上杉謙信軍が織田信長軍を撃破した「手取川の戦」で有名な古戦場ですので、わたしは武将を連想させる侍マスクを着用して儀式に臨みました。ちなみに、上杉謙信公はわたしが最も尊敬する戦国武将です。

f:id:shins2m:20200422104747j:plain完成した手取紫雲閣

f:id:shins2m:20200422104940j:plain手取紫雲閣の前で

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浜辺支配人とともに

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明るい中陰会場

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高級感あふれる控室

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落ち着いた印象の休憩室

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清潔なバスルーム

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ロビーには胡蝶蘭が・・・

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胡蝶蘭の前で

 

手取紫雲閣は、サンレーグループで82番目、サンレー北陸で14番目の施設です。場所は、石川県白山市湊町巳30番1であります。一等地です。設計管理は翠建築設計室さん、施工はトーケンさんです。

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本日の式次第

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本日の神饌

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手を清めて儀式の場へ!

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一同起立!f:id:shins2m:20200422110354j:plain
一同低頭!

 

神事の進行は、サンレー北陸総務課の上本さんが担当。竣工神事は地元を代表する神社である「藤塚神社」の藤基辰正宮司にお願いしました。 開式の後、修祓之儀、降神之儀、献饌、祝詞奏上、清祓之儀を行いました。

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マスク姿での神事でした
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玉串を奉奠しました

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柏手を打ちました

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拝礼する東常務

f:id:shins2m:20200422111601j:plain東常務とともに柏手を打つ幹部たち

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神酒を拝戴しました


それから、玉串奉奠です。祭主である藤基宮司に続いて、最初に株式会社サンレー社長であるわたしが玉串を奉奠しました。いつもは関係各位のみなさんが次々に玉串を奉奠するのですが、この日は、わたしの後はサンレー北陸の東常務だけでした。その後、撤饌、昇神之儀、神酒拝戴、そして閉式と、滞りなく竣工清祓神事を終えました。

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マスク姿で施主挨拶に立ちました

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マスクを取って挨拶しました

それから、いよいよ施主挨拶です。侍マスク姿で挨拶に立ったわたしは、マスクを取ってから次のように挨拶しました。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けた緊急事態宣言下ではありますが、本日、このように立派なホールの竣工式を滞りなく行うことができて、本当に嬉しく思います。関係者のみなさまに心より感謝いたします。これで、会員様に満足のゆくサービスを提供することができます。ぜひ、新施設で最高の心のサービスを提供させていただき、この地の方々が心ゆたかな人生を送り、人生を卒業されるお手伝いをさせていただきたいと願っています」

f:id:shins2m:20200422112208j:plain手取の地名について述べました

 

また、わたしは手取の地名について、「石川県の名称は加賀地方にあった石川郡に由来し、さらに石川郡との命名は本県最大の河川手取川の古名である『石川』に由来するそうです。1872年(明治5年)、金沢県庁が石川郡美川町(現・白山市)に移転した際、その郡名により石川県と改名されました。 翌年、県庁が再び金沢に移転した後も県名はそのままで現在に至っています」と述べました。

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手取川の名前の由来とは?

 

さらに、わたしは「上杉謙信軍と織田信長軍が戦った『手取川の戦』でも有名な手取川ですが、その古名は石川であり、まさに石川県の名称由来となったわけです。しかし、その他にも手取川には名前の由来がございます。源平の昔、つまり鎌倉時代倶利伽羅の合戦を終えた木曾義仲の軍が流れが早く危険な急流を渡るために『皆、手を取り合って渡るように』と指示したというのです」と述べました。

f:id:shins2m:20200422112946j:plain石川も三途の川も渡るなら手を取り合ひて魂を送らん

 

そして、わたしは「そのような場所に建つ手取紫雲閣では、お亡くなりになった方々が手を取り合って彼岸に渡る送魂の施設にしたいと願っております」と述べました。そして、最後は以下の道歌を詠みました。

 

石川も三途の川も渡るなら

   手を取り合ひて魂を送らん

 

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決意表明のようす

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集合写真を撮影しました

 

わたしが歌を詠み上げて見栄を切った瞬間、お隣にいた宮司様が目を見開かれていました。その後、サンレー北陸紫雲閣事業部の青木部長より、この地の方々の人生の卒業式を心をこめてお世話させていただき、地域に愛される会館をめざしますという力強い決意を受け取りました。決意表明の後は、参加者全員で集合写真を撮影しました。

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会場を移動して昼食会を開きました

本来は、手取紫雲閣でそのまま直会を開催するのですが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、マリエールオークパイン金沢に移動して、サンレー幹部のみ少人数で昼食会を開きました。もちろん各自、2メートル以上のソーシャル・ディスタンスをしっかり取っていました。

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侍マスクを外して挨拶しました

 

冒頭、わたしが挨拶をしました。わたしは侍マスクを外して、「このような時期ですが、わが社は『礼の社』ですので、竣工式だけは行いました。現在、日本全国に緊急事態宣言が出されています。冠婚葬祭業界も大混乱で、結婚式の多くは延期され、葬儀も感染の危険に脅かされています」と述べました。

f:id:shins2m:20200422121403j:plainサンレーがコロナを打ち破る?

 

それから、わたしは「コロナというのは英語で『太陽の炎』という意味です。石川県といえば、日本で最も日照時間が短いことで知られますが、もう1つ、新型コロナウイルスの感染者が多いことでも知られる。もしかしたら、この2つには関連性があるような気がします。つまり、コロナは太陽光線の紫外線に弱いのではないかという可能性です。太陽光線を英語で言うと『サンレー』。サンレーがコロナを打ち破るのかもしれません」と述べました。

f:id:shins2m:20200422121328j:plainこの時代を共に生き抜きましょう! 

 

そして、わたしは「まだまだ先が見えませんが、季節は春から初夏に向かい、太陽は輝きを増しています。どうか、何事も陽にとらえていきましょう。どんな絶体絶命になっても、ピンチをチャンスに変えなければなりません。始めがあれば、必ず終わりがあります。未来は明るいですし、サンレーは必ず良くなります。どうか、この前代未聞の時代を共に生き抜きましょう!」と述べました。それから、マリエールの美味しいお弁当をいただきました。

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いただきます!

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美味しいお弁当でした

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昼食会のようす

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御馳走さまでした!

 

都道府県で「人口10万人あたりの感染者数」を見ると、最も多い東京都が22.3人、次いで石川県が15.6人と全国で2番目に多いそうです。さらに市や町ごとでみると「人口10万人あたりの感染者数」は、金沢市は25.5人、野々市市は28.3人と全国で最も多い東京都を上回っています。今回の金沢出張に反対する人もいましたが、やっぱり来て良かったです。このような時期に竣工した手取紫雲閣が多くの方々に愛される施設となりますように。



2020年4月22日 一条真也