緊急事態宣言下の東京へ!

一条真也です。
14日、わたしは北九州空港に向かい、スターフライヤーで東京に向かいました。どうしても行かなければならない理由があるからですが、東京出張は久しぶりです。緊急事態宣言下の福岡県から緊急事態宣言下の東京都へ!

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北九州空港の前で

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空港に人がいなくてビックリ!

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本当に人がいません

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検査場を出ても、人がいません

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土産物店も休業

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ラウンジも休業中でした

 

まるで戦場カメラマンになったような心境ですが、北九州空港に誰も人がいないので仰天しました。土産物店もすべて閉まっているし、空港スタッフや航空会社のスタッフの姿しか見えません。開港以来、わたしは自他ともに認める北九州空港のヘビーユーザーですが、こんな閑散とした光景は初めてです。いつも利用するラウンジも休業中でした。

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スターフライヤーの機内で

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機内もガラガラでした

 

わたしはSFJ80便に搭乗しましたが、機内もガラガラでした。これだけ空いていると、新型コロナウイルスの感染の心配はないかもしれません。その点は、少し安心しました。わたしの斜め後ろの席には、小さな女の子を2人連れた若いお母さんが搭乗していましたが、手作りのお弁当を広げてお嬢ちゃんたちに食べさせてあげていました。感染の危険を考えると、本当は機内で食事はしないほうがいいのでしょうが、一生懸命、娘たちにオニギリを食べさせるお母さんの姿を見ると、「この人は、きっと不安な思いを抱きながら、必死で子育てをしているのだろうな」と思いました。なんだか、彼女たちがわたしの娘と孫娘のように思えてきて、愛おしくなりました。心からエールを送りたいです。

 

感染症の世界史 (角川ソフィア文庫)

感染症の世界史 (角川ソフィア文庫)

  • 作者:石 弘之
  • 発売日: 2018/01/25
  • メディア: 文庫
 

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感染症の世界史』を読みました

 

わたしは、いつものように機内で読書をしました。『感染症の世界史』石弘之著(角川文庫)という本です。2014年に刊行された本を文庫化したものですが、アマゾンには、「地上最強の地位に上り詰めた人類にとって、感染症の原因である微生物は、ほぼ唯一の天敵だ。医学や公衆衛生の発達した現代においても、日本では毎冬インフルエンザが大流行し、世界ではエボラ出血熱デング熱が人間の生命を脅かしている。人が病気と必死に闘うように、彼らもまた薬剤に対する耐性を獲得し、強い毒性を持つなど進化を遂げてきたのだ。40億年の地球環境史の視点から、人類と対峙し続ける感染症の正体を探る」と紹介されています。この本、「まえがき」からいきなり面白くて、赤ペンで線を引きながら夢中になって読みました。

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機内から富士山が見えました

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富士山を見ると勇気が湧いてきます!

 

読書に夢中になっていると、顔見知りのCAさんが「左側の窓から富士山が見えますよ」と教えてくれました。スターフライヤーのみなさんは、わたしの富士山好きを知っているのです。今日は右側の席だったのですが、機内が空いていたおかげで左側に移動し、心ゆくまで富士山を眺めることができました。なんという美しさ、なんという荘厳さ、そして、なんという神々しさ・・・・・・久々に見た富士山の姿に、わたしは感動しました。威風堂々、まさに富士は日本一の山です。ブログ「富士山さえあれば」にも書きましたが、わたしは富士山を見ると、いつも勇気が湧いてきます。

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それにしても、なんという神々しさ!

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富士山さえあれば、日本は大丈夫!

 

いま、日本社会は混迷をきわめています。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて主要都市では緊急事態宣言が発令され、学校は休校、飲食店をはじめ多くの業種が休業、各種のイベントは中止、株価は暴落、そして東京オリンピックの開催は延期。まことに暗い話題ばかりです。正直言って先行きがまったく見えず、「このまま日本は崩壊するのではないか」と言う人さえいます。しかし、わたしは、「富士山さえあれば、日本は大丈夫!」と思います。たとえ、大恐慌に襲われても大丈夫です。神々しい富士山の姿を眺めながら、わたしは日本人だけでなく人類が今回の苦難を乗り越えられることを祈念しました。

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羽田空港も人が少ない!

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こんな羽田空港、見たことない!

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羽田空港にて

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いつも行くラーメン店が臨時休業に!

 

羽田空港に到着すると、さすがに北九州空港よりは人はいたものの、それでも普段よりはるかに少なかったです。ここでも土産物店や飲食店が閉まっています。手荷物受取場の出口の前に、いつも利用しているラーメン店があるので、そこで味噌ラーメンでも食べて遅めの昼食を取ろうと思ったのですが、なんとここも臨時休業でした。ガッカリ!

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国会議事堂の前を通りました

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ウーバーイーツの自転車が走っていました

 

やむをえず空腹のまま赤坂見附の定宿に向かいましたが、途中、永田町の国会議事堂の前を通りました。議事堂を見ながら、「国会議員の先生たちも、ここが踏ん張りどころだな」と思いました。永田町には警備の警官の他には人の姿が見えませんでしたが、食事を出前する自転車だけがスイスイと走っていました。あれが、噂のウーバーイーツか!

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本日のランチです

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タリーズも16日から臨時休業

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セブンイレブンのレジがビニールの中に!

 

ホテルに到着したら、ここもガラガラなのでビックリ!
聞くと、けっこう大きなホテルなのですが、本日の宿泊客は10人だけだそうです。しかも、ホテル内の飲食店やレストラン街の店もすべて休業。おいおい、どこで食事すればいいの? 幸い、ホテルの近くにあるタリーズコーヒーが開いていたので、そこでコーヒーとサンドイッチを買いました。このタリーズも、4月16日から5月6日まで臨時休業するそうです。帰りにセブンイレブンに寄ったら、レジがビニールで覆われていました。それにしても、こんな状態の東京で7月からオリンピックを開催することを少し前まで本気で考えていた人たちがいることに改めて驚愕しました。

 

2020年4月14日 一条真也