神道ソングを聴いて「心の外出」を!

一条真也です。
緊急事態宣言による外出自粛により、某国の首相とは違い、自宅で鬱屈した日々を送られている方も多いと推察します。
4月11日、「バク転神道ソングライター」こと宗教哲学者の鎌田東二先生とわたしの満月の夜のWEB往復書簡である「ムーンサルトレター」の第180信がUPされました。
お互いに新型コロナウイルスの感染拡大によるイベント自粛、外出制限によって「集合罪」のような状況が定着しつつあり、このままでは社会が「個」に分断されることの危険性を語り合った後に、鎌田先生がレターの最後に書かれた「緊急事態宣言が掛かっていかに外出制限されたとしても、『心の外出』は自由です!」という言葉には感動しました。

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ライブハウスで神道ソングを歌う鎌田東二

 

ブログ「鎌田東二の世界」では、鎌田先生の神道ソングライターとしての活躍ぶりを紹介し、そのあまりにもディープ&スピリチュアルな音楽世界の案内役を務めました。
最近、鎌田先生の「神道ソング」がYouTubeに続々とUPされています。鎌田先生は「このような時期、少しでも元気になったり、風を吹かせることができればと思っています」というメッセージを寄せて下さいました。また、徳島出身者として、「少しでも『心の外出』をして、笑いながら、風に吹かれてほしいです。阿波踊りの『地』で育ったわたしは、やはり、『踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら歌わな損損!』の『血』が流れているようです」とも述べられています。そこで、今回は魅惑と狂乱の神道ソングを6曲、一挙にご紹介いたします。Are  you ready?


「君の名を呼べば」


「虹鬼伝説」


「フンドシ族ロック」


「なんまいだー節」


「夢ゆめゆめ」


「風が運んでくる想い出」

 

いかがですか、超弩級インパクトでしょう?
鎌田先生のファーストCDである「この星の光に魅かれて」には、作家の五木寛之氏が「オラビトとしての鎌田東二」という文章を寄せられています。次のような内容です。「言霊(ことだま)に先だって『音霊(おとだま)』があった。音は天地自然の歌声であり、呼吸である。鎌田東二さんの祈りが、言葉としてより歌として発露することは、あまりにも自然であり、命が息としてあふれ出るとき、そこに音霊が生ずるのは当然だろう。一度、鎌田さんと共同で行ったパフォーマンスでは、私の論は彼の音の前にたちまち色褪せ、呆然とその音に聴き入るしかなかった記憶がある。スサノヲはアラブル神というより、オラブル神ではあるまいか。九州の私の郷里では、叫ぶ、呼ぶ、の意を『おらぶ』と言う。鎌田東二さんもまた現代のオラビトの一人である。その呼び声が人びとのこころの最深部にとどくことを念じつつ」
この文章は、2001年の夏に書かれていますが、五木氏のような国民作家の感性をもってして初めて神道ソングの真髄に触れられるのでしょうか? それはともかく、みなさんも神道ソングを聴いて、心の外出をされて下さい! 

f:id:shins2m:20101025195352j:plainコロナが終息したら、また一緒にカラオケに行きたい!

 

2020年4月13日 一条真也