NO!3密・NO!3権

一条真也です。
25日夜、東京都の小池百合子知事は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて緊急記者会見を開き、「オーバーシュートが懸念される重要な局面。平日は職種にもよるが仕事はできるだけ自宅で、夜間外出も控えてほしい。また、今週末は急がない外出はぜひとも控えてほしい」と呼びかけました。

f:id:shins2m:20200326151638j:plainヤフーニュースより 

 

また、1日に発表する感染者の数としては最多の41人が新たに感染したことに触れた小池都知事は「NO!3密(換気の悪い密閉空間、多くの人の密集する場所、近距離での密接な会話)を要請。オーバーシュートを防ぐためには都民のみなさんの協力が不可欠。意識を持って行動するようお願いする」と訴えました。

 

すでに世界の主要都市で首都封鎖(ロックダウン)が行われていますが、いよいよ日本でも現実化してきました。その後、東京都に隣接する神奈川県、千葉県、埼玉県も都への外出自粛要請を行う方針との報道がありました。まさに、リアル「翔んで埼玉」ではありませんか! 東京には2人の娘が住んでいるので、わたしも心配です。それにしても、東京五輪の延期が決定した途端に、この事態です。26日には1日の最多記録を更新する47人の感染者が出ていますし、多くの都民いや国民が不信感を抱いています。



鳩山由紀夫元首相が自身のツイッターを更新しましたが、「小池都知事が週末外出自粛の要請をされた。東京五輪の実現のために感染者の数を少なく見せ、東京はコロナを抑えている如く厳しい要請を避けて来られたが、延期と決まった矢先にこのパフォーマンスだ。その間にコロナは広がってしまった。あなたは都民ファーストよりオリンピックファーストだったのだ」とツイートしました。
作家でコメンテーターの室井佑月さんは、今回の小池知事の要請に「自粛しろって言われれば、できる限りそうしますけど」とした上で「五輪が延期になったら、こういう感じで小池さんって都知事とか国も? 安倍さんもそうですけど私達の命と五輪を天秤にかけていたところがあるんじゃないかなというのが率直な感想です」と指摘しました。

 

東京五輪延期となって以降に増え続ける都内の感染者、未だに1%程度のPCR検査など、たしかに東京都いや日本政府は「オリンピックファースト」「命と五輪を天秤にかけていた」と言われても仕方がありません。そもそも、あれだけ大量の中国人観光客でにぎわっていた銀座や新宿から感染者が出ていないのが不思議でなりません。もちろん、密室・密閉・密接な環境を避ける「NO!3密」は大切ですが、それとともに、利権・金権・政権よりも国民ファーストということで、わたしは「NO!3権」を訴えたいです。

一般に「三権」といえば、「三権分立」で有名な国会(立法)、内閣(行政)、裁判所(司法)ですが、あくまでは主権は国民です! 安全で安心な国民生活が利権・金権・政権などの都合で脅かされることは絶対に許されません。ということで、わたしは「NO!3権」を提唱したいと思います。
「NO!3権」、拡散希望です。
よろしくお願いいたします!

 

2020年3月26日 一条真也