一条真也です。
15日の日曜日、小倉駅から新幹線のぞみ18号に乗りました。11時54分に、JR新神戸駅には11時54分に到着。そのまま、わたしは(株)平安さんの結婚式場「エスタシオン・デ・神戸」に向かいました。
会場のエスタシオン・デ・神戸の前で
披露宴は13時から開始されました。この時期に開かれた結婚披露宴に、全国から多くの方々が集い、新郎新婦を祝福しました。冠婚葬祭互助会業界の仲間もたくさんいました。わたしは、その姿を見て感銘をおぼえました。
わたしの席のテーブルセッティング
披露宴会場にて
いま、東京オリンピックの開催が不安視されています。関係者は開催強行を考えているようですが、IOCはWHOに判断を委ねました。ここ最近、結婚式などのキャンセルも相次ぎ、冠婚葬祭業界も混乱しています。しかしながら、1件の結婚式はオリンピックよりも重いのではないでしょうか。「オリンピックは平和の祭典」などと言いますが、結婚とは「最高の平和」であり、結婚式こそは「最高の平和のセレモニー」なのです!
新郎新婦の入場!
主賓として挨拶する全互協の山下会長
もし結婚式のキャンセルをお考えの方には、延期ならいいですが中止は絶対にやめたほうがいいとお伝えしたいです。後で必ず後悔します。くれぐれも、人生の重大事を放棄してはなりません。結婚式だけではありません。卒業式や入学式も大切なセレモニーです。拙著『儀式論』(弘文堂)でも述べたように、儀式は「こころ」を安定させる「かたち」です。卒業式や入学式や結婚式や葬儀を行わなければ、人間の「こころ」は不安定になるのです。不安定な「こころ」が増えれば、社会は崩壊します。
披露宴は大盛り上がり!
両親への花束贈呈のようす
この日、やむをえぬ事情からキャンセルされた方もいましたが、それでも全国から多くの方々が集まり、盛大な結婚披露宴となりました。新郎の御礼の挨拶では、「今回、新型コロナの感染拡大を受けて、結婚式を中止すべきかと悩みましたが、山下会長から『結婚式はやらなあかんよ』と言われ、決心しました。みなさん、本当に大変な時期にお越しいただき、ありがとうございました!」と述べていました。
赤飯祝い蒸し
活けオマール海老の香草焼きウニソース
新たけのこ土佐煮 活アワビ友煮 木の芽味噌敷き
国産牛フィレ肉のポワレとフォアグラ
披露宴の料理も贅を尽くしたものばかりで、とても美味しかったです。最近は、コロナ騒動で家に引きこもり、菜っ葉ばかり食べていましたので、ことさら美味しく感じました。「結婚披露宴とは、ふだん口にできない御馳走を食べられるハレの場なのだ」ということを再確認しました。 久々に業界の仲間たちとも顔を合わせ、語り合うことができました。政府の要請によってイベント自粛が続いていますが、このままでは社会が「個」に分断され、無縁化がさらに進行してしまいます。なんとか1日も早い感染拡大の収束を願います。
やっぱり、結婚式っていいな!
この日の結婚披露宴は大変素晴らしいものでした。
わたしは思わず、「やっぱり結婚式っていいな!」と言ってしまいました。わたしにも2人の娘がいますので、彼女たちの花嫁姿なども想像し、ちょっとセンチメンタルな気分になりました。ご結婚、誠におめでとうございました。末永いお幸せをお祈りいたします。
2020年2月15日 一条真也拝