「ノートルダムの鐘」  

一条真也です。
17日の小倉は初雪が降って、かなり寒かった!
「フューネラルビジネス」誌のインタビュー取材を受けた後、わたしはJR小倉駅に向かい、博多行きの新幹線に乗りました。小倉駅のホームは寒風吹きすさぶ過酷な場所でした。JR博多駅に到着すると、キャナルシテイ博多の中にある「キャナルシティ劇場」を訪れました。

f:id:shins2m:20200217180404j:plainキャナルシティ劇場の前で 

f:id:shins2m:20200217180437j:plainキャナルシティ劇場にて

 

公式サイトの「はじめに」には、「世界的文豪ヴィクトル・ユゴーとディズニー音楽の巨匠アラン・メンケンが紡ぐ愛の物語」として、以下のように書かれています。
「『ノートルダムの鐘』は、世界的文豪ヴィクトル・ユゴーの代表作『Notre-Dame de Paris(ノートルダム・ド・パリ)』に想を得た作品です。これまでにも映画化、舞台化が繰り返されていますが、劇団四季が上演するのはディズニー・シアトリカル・プロダクションズが製作し、2014年に米国カリフォルニア州サンディエゴのラ・ホイヤ劇場で初演。その翌年2015年にニュージャージー州ペーパーミル劇場で上演されました」

f:id:shins2m:20200214163747j:plain

続けて、以下のように書かれています。
「楽曲は、1996年に製作され翌年にアカデミー賞にノミネートされた ディズニー劇場版長編アニメーションに基づき、作曲アラン・メンケン(『アラジン』、『美女と野獣』他)と作詞スティーヴン・シュワルツ(『ウィキッド』他)が手掛けるなど、劇団四季のレパートリー作品でもなじみあるクリエイターが楽曲を担当。脚本はピーター・パーネル(『On a Clear Day You Can See Forever』他)、演出はスコット・シュワルツ(『Jane Eyre』他)が手掛けています」



続けて、以下のように書かれています。
「15世紀末のパリを舞台に、ノートルダム大聖堂の鐘楼に住む男カジモド、その彼を密かに世話する大聖堂聖職者フロロー、同警備隊長フィーバス、そして、その3人が愛するジプシー娘エスメラルダが綾なす愛の物語―。今回の演出版では、ユゴーの原作がもつシリアスな印象を重要視し、人間誰もが抱える“明”と“暗”を繊細に描くことで、深く美しい人間ドラマに創り上げました。実際に、『心に強く訴え、熱烈に感情を揺さぶる。素晴らしいパフォーマンスに促され、観客は喝采する』(バラエティ誌)、『強力で魅力的。愛と報復の物語に新鮮な深みを得る。圧倒的な喜び』(サンディエゴ・ユニオン・トリビューン)、など、国内批評家に好意的な印象を与えています。まさに“大人のための上質な演劇作品”と呼ぶことができるでしょう」



 公式サイトの「ストーリー」には、「カジモドの切なく悲しい愛の物語。そのなかに見出す、ひとすじの光とは――」として、こう書かれています。
「15世紀末のパリ。街の中心に存在するノートルダム大聖堂の鐘突き塔には、カジモドという名の鐘突きが住んでいた。幼き時に聖堂の聖職者フロローに引き取られた彼は、その容貌から、この塔に閉じ込められ、外の世界と隔離されていた。塔上から街を眺めて暮らす日々。友と言えば、何故か彼を前にした時に生命を宿す石像(ガーゴイル)と、鐘だけ。いつも自由になることを夢見ていた」



続けて、以下のように書かれています。
「今年も、年に一度の“らんちき祭り”の日がやってきた。大いに盛り上がる人々の様子に堪えることができなくなったカジモドは、ガーゴイルたちにそそのかされ、塔を抜け出した。美しきジプシーの踊り子エスメラルダと出会う。折しも、最も醜い仮装をした者を決めるコンテストが始まったところ。自分が持っているものを活かすべきと言うエスメラルダに手を引かれ、カジモドはステージに上がる。その容貌が仮装ではないと知った聴衆は、残酷なまでに嘲りの言葉を浴びせ、彼を捕えようとする。エスメラルダは咄嗟にかばう。大聖堂へ戻ったカジモド。彼を大衆の面前にさらしてしまったことの責任を感じたエスメラルダも、後を追う。差別の情なく、誠実で優しい言葉をかけるエスメラルダ。カジモドにとっては生まれて初めての経験。彼女へ愛を抱くことは必然だった」



さらに、以下のように書かれています。
「一方、聖職の身でありながら、エスメラルダの美しさに邪悪な欲望を抱いたフロローは、市民と教会を守るという名目で、大聖堂警備隊長フィーバスにジプシー排除を命じ、彼女の捜索を始める。しかし、フィーバスもまた、以前からエスメラルダの魅力にとりつかれていた。彼は命令に背き、エスメラルダを救出しようとするが、逆にフロローに刺され重傷を負ってしまう。大聖堂へ逃げ込むフィーバスとエスメラルダ。二人の間に愛の萌芽を感じたカジモドは、これまで感じたことない心痛を得ながらも、愛するエスメラルダのために、二人をかくまう。エスメラルダはジプシーの隠れ家“奇跡御殿”の地図が暗示されたペンダントのお守りをカジモドに託し、姿を消す」



そして、以下のように書かれています。
「カジモドのエスメラルダへの愛情を察したフロローは、その想いを利用すべく、故意に奇跡御殿襲撃計画を漏らす。危険を知らせようと御殿へ向かうカジモドとフィーバス。ペンダントに導かれるままたどり着くが、フロローの罠にはまり、エスメラルダもろとも捕らえられてしまう。大聖堂に幽閉されたカジモドたち。フロローはエスメラルダへ自分の愛を受け入れるのならば解放すると迫る。取引に応じるよう説得するフィーバス。しかしエスメラルダは頑なに拒む。フロローの愛は憎しみへと変わり、エスメラルダを火刑へ。やがて刑執行のそのとき、カジモドは縄をほどき、エスメラルダを救出するが・・・」



さて、「ノートルダムの鐘」の感想ですが、あまりピンときませんでしたね。今回は劇団四季さんのご招待で鑑賞したので、気が引けるのですが、登場人物がストーリーを語る演出にすごく違和感がありました。特に最後、主人公のカジモドが背中のコブが消えた状態で、「ノートルダム寺院の地下室から、背骨の曲がった焼死体が出てきました」などと、彼自身の最期のようすを他人事のように語る場面を見て、「おいおい、それは、ありえないだろう!」と思いました。音楽などは悪くなかったのですが、最後のカジモドの語りを聞いて、一発で興醒めになりましたね。同じ異形の主人公の物語なら、「オペラ座の怪人」のほうがずっと完成度が高かったです。



まあ、「オペラ座の怪人」は、もともとミュージカル作品として作られたので、当然といえば当然ですが・・・・・・。一方、「ノートルダムの鐘」はディズニー・アニメをミュージカル化したものです。その違いは歴然としていました。やはり、ディズニー・アニメのミュージカル化はアニメを超えることができませんね。あと、わたしは1階最後列のほぼ中央の席だったのですが、すぐ目の前の席に巨人が座ったので、舞台のかなりの部分が見えない状態でした。せっかく楽しみにしていたミュージカル鑑賞だったのに、まことに残念でした。

 

2020年2月17日 一条真也