大嘗祭の夜は明けて

一条真也です。
天皇陛下にとっての一代に一度の祭祀である「大嘗宮の儀」が無事に終了すれば、全国各地で七五三の神事が行われる・・・・・・まさに「儀式なくして日の本なし」。日本は儀式の国であり、わたしは「儀式富国論」者であります。 



昨夜、わたしは皇居の前に行き、「大嘗祭が無事に終了し、日本が安泰でありますように・・・」と祈念しました。そのまま東京駅の前まで歩き、天皇制に反対する人々の抗議集会を見ました。「天皇ヤメロ」の暴言には「おまえらこそ、日本人ヤメロ」と怒鳴りたくなりましたが、小競り合いにでもなってテレビに映ったり、右翼と間違われるのも嫌なので、そいつらを睨みつけて、その場を離れました。「桜を見る会」などはいくらでも反対して構いませんが、日本の最重要儀式である「大嘗祭」に反対するのは許せませんね。

 

いずれにせよ、「人を呪わば穴二つ」ではありませんが、ネガティブな呪いのエネルギーを発する者は、必ず自らが墓穴を掘ります。わたしは「呪い」よりも「祝い」を大切にしたい。ということで、天皇陛下には大嘗祭が無事に行われ、即位の礼とあわせての「御大礼」の主要な儀式が終了されたことを心よりお祝い申し上げたいと思います。

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心からお祝い申し上げます!

 

今日は、天皇陛下の御即位の奉祝菓子を求めてから、羽田空港からスターフライヤー北九州空港へ飛びました。そのまま小倉紫雲閣へ寄って、ある方お線香を上げさせていただき、ご遺族には衷心よりお悔やみを申し上げました。サンレー本社のエレベーター内には「大礼と創立記念祝いたり 儀式なくして日の本はなし」という書が掲げられていました。今夜は、気持ちを新たに拙著『儀式論』(弘文堂)を読み返したいと思います。

儀式論』(弘文堂)

 

大嘗の祭り終わりて七五三

  儀式なくして日の本はなし 庸軒

 

2019年11月15日 一条真也