一条真也です。
ブログ「即位の礼」で紹介した国家儀礼の「即位礼正殿の儀」が行われた翌日、23日の11時から「たかす三礼庵」の竣工清祓御祭が行われました。場所は、福岡県北九州市若松区高須東3-13-13です。
完成した「たかす三礼庵」の外観
民家を改装した施設です
「たかす三礼庵」の前で
郡総支配人、緒方支配人と
紫雲閣とは別ブランドの古民家を改装した施設で、「三礼」とは「慎みの心」「敬いの心」「思いやりの心」という小笠原流礼法における3つの「礼」を意味しています。サンレーグループとしては、福岡県内で40番目、全国で81番目(いずれも完成分)のセレモニー関連施設となります。しかしながら、「葬儀だけを行う」セレモニーホールではなく、「葬儀も行う」コミュニティセンターです。
控室のようす
バスルームのようす
最初の三礼庵である「くさみ三礼庵」と同じく、民家を改装しているので、「コミュニティハウス」と呼ぶべきでしょうか。普段は茶道教室や華道教室などを開き、葬儀のときにはスタッフが着物姿で抹茶をたて、生け花を飾ります。「三礼庵」は、これまでにない新業態なのです。いよいよ80店体制が実現し、ロビーにはたくさんのお祝いの胡蝶蘭が飾られていました。本当に、ありがたいことです。
本日の神饌
本日の式次第
一同礼!
神事の進行は、サンレー北九州総務部の國行部長が担当。神事は地元を代表する神社である「白山神社」の代務宮司である出光新治様にお願いしました。 開式の後、修祓之儀、降神之儀、献饌、祝詞奏上、清祓之儀を行いました。
竣工式のようす
清祓之儀のようす
玉串奉奠する佐久間会長
わたしも玉串奉奠しました
それから、玉串奉奠です。最初に、株式会社サンレーの佐久間進会長、続いて社長のわたしが玉串を奉奠しました。それから、関係各位のみなさんが次々に玉串を奉奠しました。その後、撤饌、昇神之儀、そして閉式と、滞りなく竣工清祓神事を終えました。そして、神酒戴盃をしました。
神酒戴盃のようす
主催者挨拶をしました
神酒戴盃の後は、主催者挨拶です。
わたしは次のように挨拶しました。
このように立派な施設をオープンすることができ、本当に嬉しく思います。これで、会員様に満足のゆくサービスを提供することができます。ぜひ、新施設で最高の心のサービスを提供させていただき、この地の方々が心ゆたかな人生を送り、人生を卒業されるお手伝いをさせていただきたいと願っています。
「即位の礼」について話しました
また、わたしは以下のような話をしました。
昨日、「即位の礼」こと即位礼正殿の儀が無事に執り行われました。誠におめでたいことであります。即位の礼は、日本の天皇が践祚後、皇位を継承したことを国の内外に示す一連の国事行為たる儀式で、最高の皇室儀礼とされています。 中心儀式の即位礼正殿の儀は、諸外国における戴冠式、即位式にあたります。 即位の礼後に、五穀豊穣を感謝し、その継続を祈る一代一度の大嘗祭が行われます。即位の礼・大嘗祭と一連の儀式を合わせ、「御大礼」とも称されます。
儀式の重要性を訴えました
続けて、わたしは以下のように話しました。
「わたしたちは、いつから人間になったのか。そして、いつまで人間でいられるのか」という根源的な問いの答えは、すべて儀式という営みの中にあります。わたしは、人間は神話と儀式を必要としていると考えています。社会と人生が合理性のみになったら、人間の心は悲鳴を上げてしまうでしょう。そして、天皇陛下ほど「神話」と「儀式」をその存在で体現されている方はおられません。
高須について話しました
それから、わたしは高須について話しました。
高須は福岡県北九州市若松区の西端に位置しますが、北九州市内では最大規模のニュータウン地区です。遠賀郡芦屋町および八幡西区浅川地区と隣接し、また遠賀川と高塔山に挟まれた地域の一部です。1970年代前半までは、高須は丘陵地および農地が中心の地域でしたが、折尾駅からの距離が近いため、浅川地区とともに大規模に開発されることとなります。次いで1980年代後半より青葉台地区の区画整理が行われ、1989年より「高須青葉台ニュータウン」として順次販売が行われています。
大礼のよき日に続く三礼の高須の庵千代に八千代に
そして、わたしは以下のように述べました。
初期に戸建て地区として建設された地域では、分譲開始から30年程度が経過し、高齢化が始まっています。このような素晴らしい場所に、大礼の良き日の翌日に「たかす三礼庵」が竣工したことは、まことに喜ばしいことであります。わたしは「ぜひ、この三礼庵で『慎みの心』『敬いの心』『思いやりの心』を生かした『おもてなし』をご提供したいです。日本は太陽の国であり、わが社は太陽の会社ですが、ともに弥栄を祈念したいと思います」と述べ、以下の道歌を披露いたしました。
大礼のよき日に続く三礼の
高須の庵 千代に八千代に
緒方支配人の決意表明を受けました
記念の集合写真を撮影しました
その後、緒方支配人より、この地の方々の人生の卒業式を心をこめてお世話させていただき、地域に愛される会館をめざしますという力強い決意を受け取りました。決意表明の後は、参加者全員で集合写真を撮影しました。
「西日本」「毎日」「朝日」「読売」新聞10月23日朝刊
なお、本日の「西日本」「毎日」「朝日」「読売」新聞の朝刊にオープン広告が掲載されました。今回は、『修活読本』(現代書林)を抽選で30名様にプレゼントいたします。みなさま、どうぞ、ふるってご応募下さい!
オープニング見学会ですが、令和元年10月25日(金)~30日(水)の10時~17時に行われます。どうか、「たかす三礼庵」が多くの方々から愛される施設となりますように・・・・・・。
2019年10月23日 一条真也拝