一条真也です。
姫路に来ています。25日は全互連の中部ブロック研修会に参加しましたが、26日は朝から姫路城が最も美しく見える場所として知られる「城見台公園」を訪れました。久々に見た姫路城ですが、本当に美しい城です。さすがは世界遺産!
城見台公園
城見台公園にて
世界遺産の姫路城
公園で素敵な彫刻を発見!
絶対に見逃しません!
それから、わたしは一度訪れてみたかった場所に行きました。姫路文学館です。同館では、ちょうど「生誕120年 文豪川端康成と美のコレクション展」が開催されていましたが、わたしの目当ては「和辻哲郎コーナー」です。
姫路文学館にやって来ました!
ずっと来たかった場所です
安藤忠雄氏の設計です
素晴らしい建築です!
和辻哲郎は、ブログ「『孔子』(和辻哲郎)」で紹介した本をはじめ、『古寺巡礼』『風土』『倫理学』などの名著の著者として知られる日本を代表する哲学者、倫理学者です。その倫理学の体系は和辻倫理学と呼ばれます。わたしは和辻倫理学に多大な影響を受けており、多くの著書を読んでいます。『孔子』は、ブログ「孔子文化賞授賞式」で紹介したセレモニーに出席する前夜に再読した思い出があります。
1889年(明治22年)、和辻哲郎は現在の姫路市仁豊野に生まれました。姫路中学を経て東京帝国大学哲学科に進学。大学では文芸雑誌の第二次「新思潮」に参加、谷崎潤一郎らと交際し文学活動を続けますが、やがて『ニイチェ研究』を著すなど西欧の実存哲学の研究者として出発。東洋思想に関心を深め、日本人としての立場から人間と文化への考察を進めて独創的な倫理学を完成。『古寺巡礼』は大和古寺ブームの先鞭をつけたベストセラーですし、『風土』『倫理学』など、日本思想界に与えた影響は計り知れません。
和辻哲郎コーナーの入口で
文化の探求者
Wikipedia「和辻哲郎」の「人物」には、「日本的な思想と西洋哲学の融合、あるいは止揚とでもいうべき境地を目指した稀有な哲学者と評価される。 主著の『倫理学』は、近代日本における独創性を備えたもっとも体系的な哲学書のひとつであると言われている。 姫路市の主催で、和辻哲郎文化賞が、(生誕百年記念し1988年度より)毎年優れた著作に与えられている。 和辻の全蔵書は、1961年に和辻の親友で法政大学教授であった谷川徹三の仲介で法政大学に寄贈された。長らく整理されないでいたが、1985年に法政大学図書館長となった浜田義文が中心となって整理が開始され、1994年に『法政大学和辻哲郎文庫目録』がまとめられた。浜田は『和辻文庫の生命は、和辻の読んだ書物への書き込みにあるといって過言でない』と述べている」とあります。この和辻文庫も、いつか拝見したいものです。
昔懐かしいナポリタン・スパゲティ
いただきます!
この美術館は安藤忠雄氏の設計で、美しい建築でした。
レストランが併設されており、「昔懐かしいナポリタン・スパゲティ」が名物だそうです。わたしはナポリタン・スパゲティが大好物なので、早速注文しました。美味しかったですが、じつは明日が会社の健康診断です。ここ数日、旨いものばかり食べてきたので、明日の健康診断がちょっと怖いですね。(苦笑)
昼食後は、新幹線の岡山乗り換えで、小倉に戻ります。
これから小倉へ帰ります!
2019年9月26日 一条真也拝