デヴィ夫人にお会いしました

一条真也です。東京に来ています。
18日、朝から西新橋の全互協で正副会長会議と正副会長委員長会議に出席しました。夜は、(株)セレモニーの志賀社長のお誘いでデヴィ夫人と会食しました。言わずと知れた、インドネシアスカルノ元大統領の夫人で、NPO法人アースエイドソサエティ総裁です。会食場所は、六本木ヒルズの「kappou ukai」でした。

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タクシーで六本木ヒルズへ!

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わたしは、赤坂見附の定宿からタクシーで六本木へ向かい、けやき坂のルイ・ヴィトンの前で車を降りました。ヴィトンの入っているビルの2階が会食場所の「kappou ukai」です。わたしが到着して、少し遅れてセレモニーの志賀会長、志賀社長の母子が到着され、さらに少し遅れてデヴィ夫人が到着されました。この日にバングラディッシュから帰国されたばかりで、翌日からはドバイに行かれるという夫人は、わたしが今までに経験したことのないような強烈なオーラに包まれた方でした。「美」と「知」が融合されたようなオーラです。初対面なので名刺交換をさせていただきましたが、夫人は「佐藤栄作さんの若い頃に似ておられて、ハンサムですね」と言って下さいました。いやあ、いきなり恐縮しました。もう恥ずかしくて、穴があったら入りたかった!

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素晴らしい食材でした

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デヴィ夫人

 

「Kappou ukai」では、アワビ、ウニ、キンメ、ブリ、松茸などの最高の食材を使った素晴らしい料理が出されました。美味しいシャンパンや冷酒とともに、それらの御馳走を味わいました。わたしは夫人のお隣の席に座らせていただき、さまざまな話題で会話をさせていただきました。日本という国の未来を心から憂う夫人のお考えに深い感銘を受けました。ミャンマーの難民ロヒンギャから、千葉の停電の被害者、さらには豚コレラで殺処分される埼玉の豚まで、この世のありとあらゆる「悲しみ」に心を配り、その悲嘆に寄り添われる姿勢に心を打たれました。わたしも、日本人の儀式軽視の風潮に触れ、「葬儀をしなければ、その人は最初からこの世にいなかったことになってしまう」などの持論を申し上げたところ、夫人は賛意を示して下さいました。


人生の四季を愛でる』(毎日新聞出版

 

夫人から「今日は、同じ志を持つ若い方とお会いできて嬉しいです」とのお言葉をいただき、感激しました。夫人はまた、わたしに対して「歌舞伎役者のようなお顔をされていますね」などの過分なお言葉もかけていただきました。お会いする前は、その毅然過ぎるほどの生き方から少し怖いイメージも抱いていたのですが、実際はとてもフレンドリーで、人たらしなお方でした。わたしは夫人に拙著『人生の四季を愛でる』(毎日新聞出版)とブックレット『一条本』をお渡ししたのですが、夫人はそれらのページを繰りながら興味深く眺めて下さいました。

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心に残る食事会でした

 

夫人が熱く語られるアメリカの未来、中国の未来、韓国の未来、ミャンマーの未来、そして日本の未来・・・・・・すべてが強い説得力のあるヴィジョンでした。わたしは、聡明で情熱的なデヴィ夫人のような方こそ、真の国際人であり、代表的日本人ではないかと思いました。わたしの媒酌人である前野徹先生、私淑した渡部昇一先生亡きあと、久々に心から尊敬できる憂国の師にお会いした気分です。男女を問わず、こんな気概を持った日本人がいたことに、わたしは感動しました。夫人は10月5日に目黒雅叙園でパーティーを主催されるそうで、わたしもご招待の栄誉を受けたのですが、あいにくその日は全互連の研修視察でマレーシアに行っており、参加は叶いません。まことに残念です。

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素晴らしい出会いに感謝! 

 

デヴィ夫人、このたびはお会いできて光栄でした。翌日から日本テレビ系「世界の果てまでイッテQ!」の収録でドバイへ行かれるそうですが、どうぞ、お気をつけて。これを御縁に、今後とも御指導よろしくお願いいたします。また、夫人を紹介いただいた志賀社長には心より感謝申し上げます。明日、スターフライヤーに乗って北九州に戻ります。そういえば、デヴィ夫人が「北九州って、もっと田舎かと思っていましたが、空港が素敵でした。北九州空港はオーシャンビューなんですね。日本では珍しいですね」と言われていました。がんばれ、北九州!

 

2019年9月19日 一条真也