ありがとう平成!

一条真也です。
いよいよ「平成」がもうすぐ終わります。
30日の夜は、かつて会員として所属していた若手経営者の勉強会である「平成会」の同窓会に参加し、地元の経営者のみなさんとともに大いに飲むつもりです。 

f:id:shins2m:20190418163129j:plainサンレー本社の改元カウントダウンボード

 

当ブログを読んでいただいているみなさんの人生においても、平成はいろんな出来事があったでしょう。かくいうわたしも平成元年に結婚し、平成5年に長女が生まれ、平成11年に次女が生まれました。そして、平成13年に社長に就任しました。その思い出に溢れる「平成]が今日で終わります。明日からは「令和」の時代が始まります。新しい時代の訪れで、あらゆるものが変化することでしょう。

 

しかしながら、世の中、変えてもいいものと変えてはいけないものとがありますが、窮屈なばかりで意味のない礼儀、いわゆる虚礼などは廃れていくのが当然でしょう。平成が終わって新元号となったとき、それらの虚礼は一気に消え去ります。もちろん、結婚式や葬儀、七五三や成人式などは消えてはならないものです。それらは「こころ」を豊かにする「かたち」であり、それらを守るのが、わたしが業とする冠婚葬祭互助会の使命です。

 

とはいえ、冠婚葬祭互助会そのものも変わります。結婚式・葬儀以外のそれらの新型サービスを会員のニーズやウオンツをつかんでそれを形にしたとき、互助会は新しい共同体としての姿を浮き彫りにできる。そのように、わたしは信じています。
いま、七五三も成人式も結婚式も、そして葬儀も大きな曲がり角に来ています。現状の冠婚葬祭が日本人のニーズに合っていない部分もあり、またニーズに合わせすぎて初期設定から大きく逸脱し、「縁」や「絆」を強化し、不安定な「こころ」を安定させる「かたち」としての儀式の機能を果たしていない部分もあります。まさに、儀式の継承と創新が求められています。

 

そう、儀式文化の初期設定に戻りつつも、アップデートの実現が求められているのです。「無縁社会」が叫ばれ、生涯非婚に孤独死や無縁死などが問題となる中、冠婚葬祭互助会の持つ社会的使命はますます大きくなります。いまや全国で2000万人を超える互助会員のほとんどは高齢者であり、やはり孤独死をなくすことが互助会の大きなテーマとなっているのです。わが社が行っている「隣人祭り」をはじめとした隣人交流イベント、グリーフケア・サポート、さらには見回りや買い物支援など、そして婚活サポートなども互助会に求められてきます。

f:id:shins2m:20190301090403j:plainありがとう平成!

 

将来的に、互助会が進むべき姿は、「互助会4.0」です。これは結婚をプロデュースし、孤独死自死をなくす互助会です。この互助会4.0のめざすところは「結婚は最高の平和である」「死は最大の平等である」というわが社の理念の実現です。「結婚をプロデュースする」とは、いわゆる「婚活」のことですが、もともと、夫婦こそは「世界で一番小さな互助会」であると言えます。これらを実現することこそ、わが社の大きなミッションです。相互扶助の心と人生を肯定する冠婚葬祭は永久に不滅です。新しい時代を高い志で切り拓いてゆきたいと思います。最後に、「ありがとう平成!」と言いたいです。

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平成会」同窓会の二次会で

 

2019年4月30日 一条真也