全互協九州ブロック総会  

一条真也です。
12日、副会長を務めている一般社団法人 全日本冠婚葬祭互助会協会(全互協)の第102回九州ブロック総会に参加するため、小倉から博多の結婚式場「RITZ5」に向かいました。12時40分から九州ブロックの拡大理事会を開催しました。わたしはブロック長を拝命しています。事務局長はわが社の松田哲男取締役です。

f:id:shins2m:20190408134257j:plain
JR小倉駅のホームで

f:id:shins2m:20190408142016j:plain会場の「RITZ5」

f:id:shins2m:20190408142228j:plain「RITZ5」のロビーで

 

続いて、14時00分からは九州ブロック総会を開催しました。メモリード、セルモ、ラック、日本フェニックス、サニーライフ、ユウベルをはじめとする九州の有力互助会のオーナーや社員の方々が一堂に会しました。もちろん、わが社、サンレーも参加しました。冒頭、サンセルモの平田社長によって「開会宣言」が行われました。

f:id:shins2m:20190408155556j:plain全互協九州ブロック総会のようす

 

それから、わたしが登壇し、ブロック長の挨拶を行いました。わたしは、最初に「全互協九州ブロック長の佐久間でございます。本日は、お忙しい中を、九州ブロック総会にこのように多数ご出席いただきまして、誠にありがとうございます。また、ご来賓の皆様におかれましては、ご公務ご多忙中にもかかわりませず、九州ブロック総会のためにわざわざご臨席賜りまして誠にありがとうございます」と言いました。

f:id:shins2m:20190408155806j:plainブロック長として挨拶しました 

 

それから、わたしは以下のように述べました。
「今月30日に今上天皇は御譲位され、5月1日から元号が平成から令和へと変わります。平成最後の時を迎えまして、今まで我が業界は、その時代時代にふさわしいアップデートを繰り返しながら、日本の儀式文化を継承し、日本的よりどころを守って参りました。新時代を迎えるにあたりまして、日本人の精神そのものを守りながら、更には、新たな時代の日本人を幸福にするような儀式を新たに創造することが、新時代にふさわしいアップデートの在り方ではないかと考えております。そのような意味におきましても全互協の儀式継創委員会の担当副会長として、当委員会の活動を積極的に支援推進してまいりたいと考えております」

f:id:shins2m:20190408155827j:plain
全互協の3つのテーマとは?

 

続いて、わたしは以下のようにも述べました。
「さて、昨年8月の総会で山下会長が就任され、全互協の新体制がスタートしました。新しい体制は、3つのテーマを中心に取り組んでいます。1つ目は、生きているうちにも役立つ互助会への昇華として、儀式の継承すべき本質部分を現在に合う形で発信し、消費者とその価値を享受できるようにします。2つ目は、消費者がより安心する互助会へより消費者に近い場面での対応を強化します。全互協は、自主規制への取り組みを強化してまいりました。実効性を持ったコンプライアンス活動を推進し、昨年6月1日に施行された『監督の基本方針』にもしっかりと対応してまいります。3つ目は、情報発信、広報、広聴です。対外的に情報発信・情報交流を行い、消費者により近しい存在としての互助会にしていきます」

f:id:shins2m:20190408155622j:plainブロック長挨拶のようす

続いて、わたしは以下のように述べました。
「本日のブロック会議では、互助会加入者施行支援機構の規約の変更、運用の仕方について、新型一部利用方式の対象の拡大、消費者契約法の改正の動き等について、事務局から説明をさせて頂きます。また、ブロック会議の前に、第7回のコンプライアンス・ブロック別委員会を開催させていただいております。全互協では様々な課題に取り組み、消費者契約法特定商取引法の法改正の動向にも細心の注意を図って参ります。それらを通じ冠婚葬祭互助会業界のますますの地位の向上、消費者からの信頼向上をはかり、全互協ブランドの構築を進めてまいる所存であります」
そして、「本日のブロック総会がみなさまのご協力によりまして滞りなく終了いたしますように、また、九州ブロックが更なる発展に向けて邁進出来ますように、ご期待申し上げまして、わたくしの挨拶とさせていただきます」と述べてから降壇しました。

f:id:shins2m:20190408170649j:plain九州ブロック会議のようす

その後、「ご来賓挨拶」として経済産業省 九州経済産業局 産業部消費経済課の廣重課長、互助会保証株式会社の寺坂社長、日本割賦保証株式会社の小野社長より御挨拶がありました。総会が盛り上がったことは言うまでもありません。
その後、ブロック長であるわたしが議長に選出され、議題が審議されました。すべての議題が承認され、総会は円滑に終了しました。

f:id:shins2m:20190408175916j:plain懇親会が開催されました

 

その後、懇親会が開催され、ここでもブロック長として挨拶しました。わたしは新元号の「令和」に言及し、以下のように述べました。
「新元号となり、あらゆるものが変化します、しかし、世の中には変えてもよいものと変えてはならないものとがあります。大きく社会の様子が変化する時代だからこそ守っていかなければならないものがあります。それこそ、元号に代表される古代からの伝統であり、わたしたちが業とする儀式です」

f:id:shins2m:20190408180031j:plain元号の「令和」に言及しました

 

続いて、わたしは以下のように述べました。
「今回の改元が行われる曲折の中で、情報システム上の問題から、企業の元号離れが進んだと言われています。国際化などが進展する現代において、基準となる西暦以外の紀年法は必要ないのではないかという意見も聞こえました。もちろん、元号不要論の中には、単に西暦と併記することが億劫だからという理由もあるのでしょうが、果たしてそんな理由でこれまでの伝統をなくしてしまって良いのでしょうか。元号であれば、『大化』以降約1400年あまりにわたって受け継がれてきた伝統であり、今回の『令和』に至るまで、『平成』を含めて約250を経ています。これはルーツとなった中国においてもすでに喪われてしまっており、現在は日本固有の文化なのです」

f:id:shins2m:20190408180021j:plain令和は九州の時代になる!

 

続いて、わたしは以下のように述べました。
「それは儀式においても、まったく同様です。そもそも、現代のわたしたちが『改元』や『儀式』を体験できることは、過去のご先祖様たちがわたしたちへ、この文化を繫いできてくれたからです。それをリレーの中継者に過ぎないわたしたちが勝手に途切れさせてしまうことは許されず、また、『おこがましい』としか表現のしようがありません。世の中には意味のない、ムダな作法としての『虚礼』が存在することも事実。このようなものは淘汰されてしかるべきですが、不易と流行の間にある線引きをどこに置くかについて、新時代を迎えた今、わたしたちは慎重の上にも慎重に考えを巡らせなければならなりません。互助会の使命はきわめて大きいのです。新元号の『令和』の元になる和歌は太宰府で詠まれました。令和は九州の時代になるような気がします」

f:id:shins2m:20190408180417j:plain
カンパ~イ!

f:id:shins2m:20190408182127j:plain懇親会のようす

 

その後、ラックの柴山社長の音頭で乾杯が行われました。わたしは、業界の仲間たちとともに儀式やグリーフケアの未来について大いに語り合いました。親睦を深めつつ、ビジネス上のヒントも多く得ることができました。明日からは沖縄に出張し、サンレー沖縄の総合朝礼や合同慰霊祭、海洋散骨などに参加します。沖縄からは東京へそのまま飛び、13日には安倍総理主催の「桜を見る会」に参加します。ハード・スケジュールが続いていますが、「天下布礼」のために頑張ります!
「令和」への改元まで、あと23日です。

 

2019年4月8日 一条真也