豊前松江紫雲閣竣工式   

一条真也です。
24日の朝、小倉から車で福岡県豊前市松江に向かいました。この日、「豊前松江紫雲閣」の竣工清祓御祭の神事が行われるのです。

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完成した豊前松江紫雲閣

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豊前松江紫雲閣の前で

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自宅のような控室

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ベッドルーム

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バスルーム


サンレーグループとしては、豊前松江紫雲閣大分県内で11番目、全国で77番目(いずれも完成分)のセレモニーホール(コミュニティセンター)です。JR豊前松江駅近く、まるで自宅のリビングルームのような、ゆったりいとした最新控室を完備しています。一日一式のみご葬儀をお受けし、大切な人との最後の時間を心安らかに過ごせるよう、経験豊富なスタッフが真心込めてお手伝いいたします。

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本日の式次第

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本日の神饌

f:id:shins2m:20190325110005j:plainさあ、儀式の場へ!

f:id:shins2m:20190325111128j:plain竣工式のようす

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一同礼!

 

神事の進行は、サンレー大分総務課の白鳥課長が担当。竣工神事は地元を代表する神社である「大富神社」の清原直嗣宮司にお願いしました。 開式の後、修祓之儀、降神之儀、献饌、祝詞奏上、清祓之儀を行いました。

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祝詞をあげる大富神社の清原宮司

f:id:shins2m:20190325112013j:plain清祓之儀のようす

f:id:shins2m:20190325112347j:plain玉串奉奠で柏手を打ちました

f:id:shins2m:20190325112352j:plain拝礼しました

f:id:shins2m:20190325112612j:plain玉串奉奠のようす

f:id:shins2m:20190325113203j:plain神酒拝戴のようす

f:id:shins2m:20190325113209j:plain神酒をいただきました

 

それから、玉串奉奠です。
祭主に続いて、最初に株式会社サンレー社長であるわたしが玉串を奉奠しました。それから、関係各位のみなさんが次々に玉串を奉奠しました。その後、撤饌、昇神之儀、神酒拝戴、そして閉式と、滞りなく竣工清祓神事を終えました。

f:id:shins2m:20190325113338j:plain主催者挨拶をしました

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まずは感謝の言葉を述べました


それから、いよいよ主催者挨拶です。
わたしは、次のように挨拶しました。
「本日、このように立派なホールを建設できて、本当に嬉しく思います。関係者のみなさまに心より感謝いたします。これで、会員様に満足のゆくサービスを提供することができます。ぜひ、新施設で最高の心のサービスを提供させていただき、この地の方々が心ゆたかな人生を送り、人生を卒業されるお手伝いをさせていただきたいと願っています」

f:id:shins2m:20190325113637j:plain豊前について話しました

 

また、わたしは豊前について、「豊前市は、福岡県の東南端に位置し、南に修験道の遺跡で知られる求菩提山、天然記念物『ツクシシャクナゲ』の群生する犬ヶ岳をひかえ、ここに源を発する岩岳川を中心に豊前平野が扇状に開け、北は波静かな周防灘に面しています」と話しました。

f:id:shins2m:20190325113344j:plain豊前国について話しました

 

続いて、わたしは旧豊前国について話しました。
「このあたりは、かつて旧豊前国でした。『古事記』・国産み神話においては、隠岐の次、壱岐の前に生まれた筑紫島(九州)の四面のひとつとして語られ、別名を『豊日別(トヨヒワケ)』といったといわれるます。『古事記』は言霊の宝庫ですが、この『トヨヒワケ』という言葉にはひときわ言霊のパワーを感じます。また、その響きは非常に美しいと思います。きっとこの地に暮らす人々の幸福を願っているのでしょう。
古事記』には神々の子孫として、神武天皇が登場されます。それ以来、神武天皇の子孫である歴代の天皇が2700年、125代にわたって続いてこられました」

f:id:shins2m:20190325113722j:plain豊日別 求菩提の山と周防灘 松江の空に紫の雲 

 

あと37日で、第126代の新天皇が誕生されます。新元号の発表が1週間後に迫る中、明日、天皇陛下は退位のご報告のために、初代天皇である神武天皇を参拝されます。元号が変われば、あらゆるものが変わります。しかし、世の中には「変えてもいいもの」と「変えてはいけないもの」があります。変えてはいけないものとは、冠婚葬祭や年中行事などの「こころ」を豊かにする「かたち」です。わたしたちは、新時代においても日本人の儀式文化を守ってゆく所存です」と述べました。そして、最後は以下の道歌を詠みました。

 

豊日別(トヨヒワケ)
   求菩提の山と周防灘
     松江の空に紫の雲(庸軒)

 

f:id:shins2m:20190325113821j:plain山形支配人の決意表明を受けました

f:id:shins2m:20190325113911j:plain決意表明を受け取りました

f:id:shins2m:20190325114100j:plain記念撮影のようす

f:id:shins2m:20190325105521j:plain山形支配人とともに

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美味しいお弁当をいただきました

 

その後、山形支配人より、この地の方々の人生の卒業式を心をこめてお世話させていただき、地域に愛される会館をめざしますという力強い決意を受け取りました。決意表明の後は、参加者全員で集合写真を撮影しました。
その後、大富神社の清原宮司とお話させていただきました。宮司は以前わたしが國學院大學の院友会の講演で講師を務めたとき、その講演を聴いて下さったとか。思いもかけぬ御縁に「やはり、この世は有縁社会だなあ」と思いました。
この日、直会は行われませんでした。その代わりに、ヴィラルーチェ謹製のお弁当が参加者にふるまわれ、わたしも持ち帰りました。非常に豪華な弁当で、美味しかったです。

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「西日本」「朝日」「毎日」「読売」3月25日朝刊


人生の修め方』(日本経済新聞出版社

 

なお、「西日本」「朝日」「毎日」「読売」の各紙に竣工広告が掲載されました。拙著『人生の修め方』(日本経済新聞出版社)を抽選で30名様にプレゼントいたします。どうぞ、ふるってご応募下さい。オープニング見学会は4月20日(土)、21日(日)に開催されます。改元まで、あと37日です。

 

2019年3月25日 一条真也