別府亀川紫雲閣竣工式 

一条真也です。
今日は、13日の金曜日です。ジェイソンの仮面をかぶってナタを振り回すクレイジーな輩が出没しそうですが、わたしには関係ありません。この日の朝、小倉から車で大分県別府市亀川四の湯町に向かいました。
この日、「別府亀川紫雲閣」の竣工清祓御祭の神事が行われるのです。


完成した別府亀川紫雲閣の外観

別府亀川紫雲閣の前で

まるで美術館のような回廊で

まるで自宅のような控室

シティホテルのような休憩室

シティホテルのようなバスルーム



サンレーグループとしては、日出紫雲閣大分県内で10番目、全国で76番目(いずれも完成分)のセレモニーホール(コミュニティセンター)です。
すでに3月7日には、大分県別府市別府鉄輪紫雲閣がオープンし、3月27日には大分県日出町に日出紫雲閣がオープンしています。


本日の神饌

本日の式次第

一同礼!

竣工清祓御祭のようす



神事の進行は、サンレー大分総務課の白鳥課長が担当。竣工神事は地元を代表する神社である「八幡竈門神社」の矢黒学・名誉宮司にお願いしました。 開式の後、修祓之儀、降神之儀、献饌、祝詞奏上、清祓之儀を行いました。


清祓之儀のようす

玉串奉奠しました

拝礼しました

柏手を打ちました



それから、玉串奉奠です。祭主に続いて、最初に株式会社サンレーの社長であるわたしが玉串を奉奠しました。それから、関係各位のみなさんが次々に玉串を奉奠しました。その後、撤饌、昇神之儀、そして閉式と、滞りなく竣工清祓神事を終えました。


兎洞社長に感謝状を贈呈しました

梶原社長に感謝状を贈呈しました



その後は、感謝状贈呈式です。
設計を担当されたウトウ設計代表取締役の兎洞様、施工を担当された豊建設工業代表取締役社長の梶原様に心からの感謝の念を込めて、金一封を添えて感謝状を贈らせていただきました。


主催者挨拶をしました



それから、主催者挨拶です。わたしは次のように挨拶しました。
「まずは、このたびの西日本豪雨で被害に遭われた方々に心よりお見舞いを申し上げます。本日は晴天、このように立派なホールを建設できて、本当に嬉しく思います。これで、会員様に満足のゆくサービスを提供することができます。ぜひ、新施設で最高の心のサービスを提供させていただき、この地の方々が心ゆたかな人生を送り、人生を卒業されるお手伝いをさせていただきたいと願っています」


別府について話しました



また、わたしは別府について、「別府市は、九州の北東部、瀬戸内海に面した大分県東海岸のほぼ中央に位置し、阿蘇くじゅう国立公園に属する由布鶴見岳の麓で裾野をなだらかに別府湾へと広げる扇状地特有の地形により、緑豊かな山々や高原と波静かな別府湾に囲まれた美しい景観を誇り、大地から立ちのぼる『湯けむり』は別府を象徴する風景として市民はもちろん観光客からも親しまれています」と話しました。


別府温泉について話しました



続いて、わたしは別府温泉について話しました。
別府温泉について記されている最古のものは『豊後国風土記』で、その中に、赤湯泉、玖倍理湯井、河直山等々の地名が見られ、河直一帯(現在の鉄輪地区といわれる)に古代から地獄が存在し、豊富な天与の温泉に恵まれていたことがうかがい知れます。奈良時代の『続日本紀』には、速見郡敵見郷、平安時代の『和名抄』には、速見郡朝見郷と記されていますが、これは『アタミ』すなわち『熱水』の読みがなまったものといわれ、それぞれの時代に『敵見』、『朝見』の字が当てられたものと解されています。今日の別府の地名は、荘園時代に新開地の開墾、領有に際して必要とされた免符である『別符』が『別府』と書かれるようになり、これが地名となったものであると言われています」


亀川に住む人びとの 旅立ちの雲は紫 湯けむりは白(庸軒)  



さらに、わたしは「別府市内には、別府八湯と呼ばれる8つの温泉エリアが点在します。毎分8万7千リットルを越える温泉は、日本一の湧出量と源泉数を誇り、医療、浴用などの市民生活はもとより観光、産業などにも幅広く活用され、古くから日本を代表する温泉地として賑わい、歴史と文化あふれる国際観光温泉文化都市です。亀川は別府八湯の1つであり、街を見渡せば白い湯けむりが見えます」と話しました。
そして、最後は以下の道歌を詠みました。


亀川に住む人びとの 旅立ちの
        雲は紫 湯けむりは白(庸軒)  



山形支配人の決意表明を受けました



その後、山形支配人より、この地の方々の人生の卒業式を心をこめてお世話させていただき、地域に愛される会館をめざしますという力強い決意を受け取りました。決意表明の後は、参加者全員で集合写真を撮影しました。


直会で挨拶しました

美味しいお弁当でした

最後は「末広がりの五本締め」で



12時からは直会が行われました。冒頭、わたしが「新しいエリアに進出し、さらなる発展に弾みをつけましょう!」と挨拶しました。八幡竈門神社の矢黒名誉宮司の発声による乾杯の後、みんなで、マリエールオークパイン日田の特製弁当を美味しくいただきました。最後は、大分事業部の祐徳取締役によるサンレー恒例の「末広がりの五本締め」でお開きとなりました。


コミュティスペースには茶室が・・・

茶室のようす

茶室内で

まことに結構なお点前でした


その後、隣接したコミュニティスペース内の茶室で抹茶を振る舞われました。小笠原古流の福成先生が点てて下さった抹茶を美味しく頂戴しました。わが社の施設では、葬儀後のご遺族やお客様に「癒し」の茶を飲んでいただきたいと考えています。セレモニーホールからコミュニティセンターへ・・・・・・新しい時代の息吹を感じた一日となりました。


「大分合同」「朝日」「読売」「毎日」新聞7月13日朝刊


人生の修め方

人生の修め方

2018年7月13日 一条真也