「毎日新聞」取材

一条真也です。
ワールドカップのセネガル戦、日本は2−2の引き分けでした。勝てる試合だったとは思いますが、負けなくて良かったですね。最後の大舞台に賭ける本田選手の意地も見せてもらいました。
グッドゲームのおかげで、今朝は寝覚めが良かったです。そんな25日の朝、「毎日新聞」の取材を受けました。西部本社から長谷川記者がサンレー本社に来て下さいました。


本日の取材のようす



長谷川記者はブログ『人生の四季を愛でる』で紹介したわが最新刊(毎日新聞出版社)の見本を持参されていましたが、その本には色とりどりのポストイットがたくさん貼られていました。
「とても面白かったです!」という感想が嬉しかったです。
まずは、今月28日に発売される『人生の四季を愛でる』の内容について、いろいろと質問を受けました。わたしは思い出深い記事として、「愛で死を乗り越えた麻央さん」、「絶対に失敗の許されない仕事」などを挙げました。数日前、麻央さんが亡くなってから1年目を迎え、「はれにひ」の社長はついに逮捕されました。それらのニュースに触れたとき、わたしは自分が「サンデー毎日」に書いたコラムを思い出しました。


人生の四季を愛でる』について話しました

最も反響があったのは「小倉に落ちるはずの原爆」で、「サンデー毎日」の編集長さんからも「素晴らしいコラムをありがとうございました」とのメールを頂戴しました。長谷川記者から「この本で最も伝えたいことは何ですか?」との質問も受けましたが、わたしは「死生観は究極の教養である」、「誰にも『人生の四季』がある」の「ラスト1&2のコラムに書いたメッセージです」とお答えしました。一方、長谷川記者は「仏壇ほどすごいものはない」と「地震が来たら仏壇の前に行け」などを興味深く感じられたそうです。


上智大学グリーフケア研究所客員教授就任について



それから、4月1日付で、わたしが上智大学グリーフケア研究所客員教授に就任したことについての取材を受けました。
わたしは、グリーフケアの普及こそ、日本人の「こころの未来」にとっての最重要課題であると考えており、サンレーでも自助グループを立ちあげてグリーフケア・サポートに取り組んできました。これまで自分なりに冠婚葬祭業界で実践してきたことを踏まえて、さらなる研究を重ね、充実した講義を行いたいと思います。「冠婚葬祭業を超えて、宗教界、医療界にグリーフケアの橋を架けたい。そして、日本人の自死を減らしたい」とも述べました。


最後に、写真撮影しました



客員教授というのは、わたしにとって副業ではありません。「あなたの本当の仕事は何ですか?」とよく聞かれます。わたしは、いつも「天下布礼がわたしの仕事です」と答えます。天下、つまり社会に広く人間尊重思想を広めることがサンレーの使命です。わたしたちは、この世で最も大切な仕事をさせていただいていると思っています。これからも冠婚葬祭を通じて、良い人間関係づくりのお手伝いをしていきたいものです。わたしが業界活動を行うのも、本を書くのも、ブログを書くのも、そして大学で教壇に立つのも、すべては「天下布礼」の一環だと考えています。最後に、長谷川記者は記事と一緒に掲載する写真を撮影して下さいました。



2018年6月25日 一条真也