平成心学塾がさらにアップデートされました 

一条真也です。
ブログ「平成心学塾のアップデート」で紹介したように、バレンタインデーの2月14日に当ブログの再開5周年を記念して、オフィシャルレクチャーサイト「平成心学塾」の内容をリニューアルしました。そして、55回目の誕生日を迎えた5月10日の正午、さらなるアップデートが行われました。


オフィシャルレクチャーサイト「平成心学塾」



この「平成心学塾」は、もともとはオフィシャルサイト「ハートフルムーン」の中のコンテンツの1つでした。しかし、オフィシャルサイト自体の情報量が膨大になってきたので、特に情報密度の濃い「平成心学塾」の内容を見直し、2010年にオフィシャルレクチャーサイトとして独立させたのです。
サイト内は「社会篇」「経営篇」「宗教篇」「聖人篇」「聖典篇」「文化篇」「図書篇」「童話篇」「法則篇」の9カテゴリーでしたが、今回、新たに「隣人篇」「社交篇」「読書篇」が加わりました。これで全12カテゴリーとなりました。


新しく加わった「隣人篇」の目次



隣人篇」では、『隣人の時代』(三五館)で述べた内容を紹介しています。
わたしが経営する冠婚葬祭互助会では「隣人祭り」の開催サポートを推進しています。地域の隣人たちが食べ物や飲み物を持ち寄って集い、食事をしながら語り合うイベントが「隣人祭り」です。都会の集合住宅に暮らす人たちが年に1度、顔を合わせるのですが、いまやヨーロッパを中心に30カ国以上、1000万人以上が参加するそうです。ここでは「隣人祭り」をはじめ、さまざまな有縁社会の再生の具体的方策を紹介します。


新しく加わった「社交篇」の目次



また、「社交篇」では、『人間関係を良くする17の魔法』(致知出版社)で述べた内容を紹介しました。いま、最大のキーワードは「人間関係」ではないでしょうか。そもそも「人間」という字が、「人」は一人では生きてゆけない存在だということを示しています。人と人との間にあるから「人間」なのです。だからこそ、人間関係の問題は一生つきまといます。幸せになるカギは人間関係にありまずが、わたしが学んできた小笠原流礼法をベースに「人間関係を良くする」魔法の数々を公開します。


新しく加わった「読書篇」の目次



さらに、「読書篇」では、『あらゆる本が面白く読める方法』(三五館)で述べた内容を紹介。本ほど、すごいものはありません。自分でも本を書くたびに思い知るのは、本というメディアが人間の「こころ」に与える影響の大きさです。わたしは、本を読むという行為そのものが豊かな知識にのみならず、思慮深さ、常識、人間関係を良くする知恵、ひいてはそれらの総体としての教養を身につけて「上品」な人間をつくるためのものだと確信しています。読書とは、何よりも読む者の精神を豊かにする「こころの王国」への入り口です。ここでは、わが読書についての技術と思想を披露しています。


この3冊を大幅に加筆・修正しました



隣人の時代』(三五館)も、『人間関係を良くする17の魔法』(致知出版社)も、『あらゆる本が面白く読める方法』(三五館)も、かなり大きな反響をいただきながらも、版元の倒産やその他の事情で、現在は絶版となっています。そのために、多くの読者のみなさんに不便をおかけしてきました。今回は、その2冊に大幅に加筆・修正した内容をアップしています。
平成心学塾は、これからの社会において最大の価値を持つ「人間の心」をあらゆる視点から追求し、すべての人々が幸福になれる道をさぐります。まさに、「総合幸福学」というべきものを目指しているのです。今年の4月から、わたしは上智大学グリーフケア研究所の客員教授に就任しましたが、そこでも「総合幸福学」という視点から講義をしたいと考えています。


天下布礼をめざして」



もちろん、わたしは冠婚葬祭互助会の経営者であり、現在は業界の保守本流である全国冠婚葬祭互助会連盟(全互連)の会長も務めています。会長職は今年の6月までですが、その後も業界の要職に就くことが決まっています。正直、時間がいくらあっても足りないほどです。
しかし、大学客員教授として講義するのも、作家として本を書くのも、けっして副業をしているのではありません。すべての活動は人間尊重思想を広めるための「天下布礼」の一環であると自覚しています。そして、平成心学塾は、「天下布礼」のための重要な舞台となります。


平成心学塾」に気軽にお立ち寄り下さい!



かつて、孔子の思想的子孫と言うべき明の王陽明は「心学」を開き、日本の石田梅岩は「石門心学」を唱えました。わたしは、「平成心学」としてのハートフル・マネジメントの地平を新たに切り拓きたいと考えています。どうぞ、このアップデートを機に、ぜひ「平成心学塾」に気軽にお立ち寄り下さい。ちなみに受講料は無料です。(微笑)



2018年5月11日 一条真也