小川裕司氏

一条真也です。
19日、写真家の小川裕司氏とヴィラルーチェでランチ・ミーティングしました。早稲田大学政経学部の先輩でもある小川氏にお会いしたのは、ブログ「三菱グループ講演」で紹介した2013年5月31日の講演後の懇親会以来です。小川氏は三菱グループ日本郵船のご出身なのです。
ブログ「観光振興交流会」で紹介した2011年開催のイベントでお会いした徳川家康公の子孫である徳川恒孝氏も日本郵船のご出身ですが、なんと小川氏が初勤務した部署の上司が徳川氏だったそうです。


小川裕司氏と



小川氏は1954年5月愛知県名古屋市生まれ。
1978年に早稲田大学政治経済学部を卒業し、日本郵船に入社。
日本郵船ではシンガポール(1990年―1995年)、シドニー(2000−2005年)、ソウル(2005年―2008年)と海外勤務を経験されました。そのうち、シドニー在勤当時に本格的に写真を取り組むようになったそうです。2004年にシドニー紀伊国屋書店ギャラリーで花の写真展「豪花」を開き、写真家としてデビューしました。


2009年4月に西日本海代表取締役専務に就任し、北九州市在勤となります。北九州では市内各所の写真を撮影し、2010年に開いた写真展は「西日本新聞」で紹介されました。北九州市では市内各所の写真を撮影し広く全国に紹介する活動を続けています。フォトエッセイ展として2010年に「門司港物語」、2011年に「北九州物語」を発表した。2011年には北九州の工業地帯の「工場萌え」 をテーマにした作品も発表しています。2013年から東亜大学客員教授。専門は異文化コミュニケーション。


わたしは、なぜ小川氏と再会したのか。それは、小川氏がなんと天河弁財天社で「バク転神道ソングライター」こと宗教哲学者の鎌田東二先生とお会いし、宿で同室になったからです。お二人は意気投合されたそうですが、小川氏が写真家活動の傍ら文化イベントのプロデュースもやられていることを知った鎌田先生は、「小倉で映画の上映会をやりませんか?」と言われたとのこと。その映画とは、ブログ「久高オデッセイ」で紹介した故・大重潤一郎監督の作品です。


シンポジウムでは小川氏が司会をされます



この映画の製作者は鎌田東二先生であり、株式会社サンレーが協賛、わたしも協力者に名を連ねています。「久高オデッセイ」の完結篇「風章」が6月5日に、ブログ「小倉昭和館」で紹介した名画座で上映される予定です。
映画の上映後はシンポジウムも開催されます。
小川氏の司会で、登壇者は鎌田東二先生、作曲家の藤枝守氏、そして小生の3人です。どうぞ、お楽しみに!


小倉昭和館といえば、明日20日、亡くなられた大杉漣さんを偲ぶ特別上映会が開かれるので、わたしも参加します。北九州を舞台にした大杉さんの主演作である「グッバイエレジー」の2回の上映をはさんで、ブログ「映画監督の来社」で紹介した三村順一監督の舞台挨拶もあるそうです。
それにしても、鎌田先生と小倉昭和館がつながるとは! まさに「縁は異なもの」ですね。不思議な縁を紡いで下さった小川氏に感謝いたします。



2018年3月19日 一条真也