一条真也です。東京に来ています。
13日、九段にある毎日新聞出版を訪れました。2年半にわたって連載した「サンデー毎日」のコラム「一条真也の人生の四季」があと2回で修了するのですが、これまでのコラムを単行本化する打ち合わせのために同社を初訪問しました。日本武道館に隣接する千代田会館に入っています。
毎日新聞出版が入る千代田会館(九段)
毎日新聞出版を初訪問しました
思えば、ブログ「『サンデー毎日』の連載が決定しました!」で紹介したように、2015年9月2日がすべての始まりでした。
東京から小倉に「サンデー毎日」編集長(当時、現在は雑誌本部長)の潟永秀一郎氏がわざわざお越しになられ、松柏園ホテルでお会いしました。潟永氏は、わたしに同誌の連載依頼に来て下さったのでした。なんと、毎日新聞出版の黒川昭良社長直筆の親書を持参されていました。
「サンデー毎日」2015年10月18日号
当時のわたしは、本業の他に月に12本の連載を抱えている身でもあり、お断りしようかとも思いましたが、名の通った全国誌で「冠婚葬祭」をテーマにした連載をスタートすることは「天下布礼」に大きな弾みがつくと考えました。それで、とりあえず半年間の約束でお受けしました。
ブログ「『サンデー毎日』連載スタート!」で紹介したように、2015年10月18日号(6日発売)から連載が開始されました。記念すべき第1回目のタイトルは「冠婚葬祭とは人生を肯定すること」でした。
「毎日新聞」2015年10月23日朝刊
連載早々に半年から1年間に延長が決まりました。
それから、1年後にはブログ「『サンデー毎日』連載継続決定の夜」で紹介したように、1年間の連載継続が決定。2016年10月16日号からレイアウトが一新して、わたしの顔写真が笑顔に変わりました。
さらに、その1年後にはブログ「『サンデー毎日』連載延長決定!」で紹介したように、半年の連載延長となった次第です。
「サンデー毎日」2016年10月16日号
「サンデー毎日」は日本最初の総合週刊誌です。1922年(大正11年)に大阪毎日新聞社の新社屋落成の記念に創刊されました。ちなみに、日本最初の日刊紙は1870年(明治3年)に創刊された「横浜毎日新聞」で、72年には「東京日日新聞」(現在の毎日新聞)が創刊されています。
わたしが連載を開始した当時の「サンデー毎日」の連載執筆陣には五木寛之、なかにし礼、椎名誠、保阪正康、牧太郎、田中康夫、泉麻人、中野翠、青木理、阿木燿子といった、そうそうたる方々が名を連ねていました。このような方々の仲間入りを自分がさせていただけるとは夢のようで、身の引き締まる思いでした。
「サンデー毎日」2018年3月25日号
とはいえ、わたしの使命は単に面白いコラムを書くことではなく、儀式文化の素晴らしさを多くの読者に伝えることだと心得ていました。わたしは織田信長の「天下布武」をもじって「天下布礼」を掲げています。「礼」とは「人間尊重」のこと。天下に広く礼、すなわち人間尊重思想を広めることがわが企てなのです。冠婚葬祭互助会の経営も、大学で教壇に立つのも、講演活動も、本を書くのも、さらには週刊誌にコラムを連載するのも、すべては「天下布礼」の一環と考えています。わたしは、この4月から東京の大学の客員教授に就任し、また8月からは業界の要職にも就きますが、いつも胸に「礼」の一字を置いて頑張りたいと思います。
「サンデー毎日」は書店はもちろん、全国のコンビニ、空港や駅の売店でも販売されており、わたしは日本中で自分の文章が掲載された雑誌を手に取ることができました。しかも、毎週です。これは、わが人生の中でも得難い経験でした。「サンデー毎日」にコラムを連載させていただいて、本当に良かったです。関係者のみなさま、読者のみなさまに心より感謝いたします。
さよなら、「サンデー毎日」!
最後に、「一条真也の人生の四季」の全123回分を収めた単行本『人生の四季』(仮題)は、今年6月に毎日新聞出版から刊行されることになりました。黒川社長や潟永本部長からも「コラムの内容が素晴らしかったので、単行本にも大いに期待しています」とのお言葉を頂戴しました。
発売されたら、どうぞ、お買い求め下さい!
2018年3月13日 一条真也拝