平成心学塾のアップデート  

一条真也です。
2月14日で、ブログを再開してから丸5年になりました。それを記念して、オフィシャルレクチャーサイト「平成心学塾」の内容をリニューアルしました。ブログ「アップデートした平成心学塾」で紹介した2016年5月10日以来のアップデートとなります。


オフィシャルレクチャーサイト「平成心学塾」



この「平成心学塾」は、もともとはオフィシャルサイト「ハートフルムーン」の中のコンテンツの1つでした。しかし、オフィシャルサイト自体の情報量が膨大になってきたので、特に情報密度の濃い「平成心学塾」の内容を見直し、2010年にオフィシャルレクチャーサイトとして独立させたのです。
サイト内は「社会篇」「経営篇」「宗教篇」「聖人篇」「聖典篇」「文化篇」「読書篇」の全7カテゴリーでしたが、今回新たに「童話篇」と「法則篇」が加わりました。これで、全9カテゴリーとなります。


新しく加わった「童話篇」の目次



童話篇」では、『涙は世界で一番小さな海』(三五館)で取り上げた5冊のハートフル・ファンタジーを紹介しています。アンデルセンの『人魚姫』『マッチ売りの少女』、メーテルリンクの『青い鳥』、宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』、サン=テグジュペリの『星の王子さま』です。これらの作品には普遍性の高いメッセージ、いわば「人類の普遍思想」が流れています。これらの作品は、やさしく「死」や「死後」、「宇宙の秘密」「命の神秘」について語ってくれるばかりか、「幸福」というものの正体さえ垣間見せてくれるのです。


新しく加わった「法則篇」の目次



また、「法則篇」では、『法則の法則』(三五館)で取り上げた古今東西の法則を紹介しています。「黄金比」「白銀比」といった“美的法則”から、ガリレオニュートンの“科学法則”、マルクスの「資本論」、マルサスの「人口論」、ダーウィンの「進化論」といった“人類の法則”までを縦横無尽に語りながら、最終的には、「法則の法則」を導き出しました。


この2冊を大幅に加筆・修正しました



涙は世界で一番小さな海』も、『法則の法則』も、版元である三五館が倒産したことによって絶版となり、多くの読者のみなさんに不便をおかけしてきました。今回は、その2冊に大幅に加筆・修正した内容をアップしています。
平成心学塾は、これからの社会において最大の価値を持つ「人間の心」をあらゆる視点から追求し、すべての人々が幸福になれる道をさぐります。まさに、「総合幸福学」というべきものを目指しているのです。今年の4月からは東京の大学で客員教授に就任することになっており、そこでも「総合幸福学」について講義をしたいと考えています。


天下布礼をめざして」



もちろん、わたしは冠婚葬祭互助会の経営者であり、現在は業界の保守本流である全国冠婚葬祭互助会連盟(全互連)の会長も務めています。会長職は今年の6月までですが、その後も業界の要職に就くことが決まっています。正直、時間がいくらあっても足りないほどです。
しかし、大学客員教授として講義するのも、作家として本を書くのも、けっして副業をしているのではありません。すべての活動は人間尊重思想を広めるための「天下布礼」の一環であると自覚しています。そして、平成心学塾は、「天下布礼」のための重要な舞台となります。


平成心学塾」に気軽にお立ち寄り下さい!



かつて、孔子の思想的子孫と言うべき明の王陽明は「心学」を開き、日本の石田梅岩は「石門心学」を唱えました。わたしは、「平成心学」としてのハートフル・マネジメントの地平を新たに切り拓きたいと考えています。どうぞ、このリニューアルを機に、ぜひ「平成心学塾」に気軽にお立ち寄り下さい。ちなみに受講料は無料です。(微笑)



2018年2月15日 一条真也