世界で最も美しい顔

一条真也です。
毎年恒例の「世界で最も美しい顔100人」ランキングが発表されました。アメリカの映画情報サイト「TC Candler」が発表するものですが、2018年版では、フランス出身のモデル、ティラーヌ・ブロンドーが1位に輝きました。現在17歳で、昨年は2位でした。昨年1位のフィリピンの女優リザ・ソベラーノは4位となっています。

 

2018年は、昨年初ランクインだった女優の小松菜奈が日本人最高の31位になりました。また、ランクイン常連の石原さとみが43位、韓国発の多国籍音楽グループ「TWICE」のサナこと湊崎紗夏が46位、NIKIの丹羽仁希が75位、女優の篠崎愛が84位とランクインを果たしています。今年初めてノミネートされた女優の今田美桜、HKT48(現在はアイドルユニット「IZ*ONE」参加のために活動を休止中)の宮脇咲良は残念ながら100位圏外でした。

 

なお、TOP10は以下の通りです。

1位 ティラーヌ・ブロンドー(フランス/モデル)

2位 ツウィ(台湾/「TWICE」歌手)

3位 ヤエル・シルビア(イスラエル/モデル)

4位 リザ・ソベラーノ(フィリピン・アメリカ/女優)

5位 オードリアナ・ミシェル(アメリカ/モデル)

6位 ナナ(韓国/「AFTERSCHOOL」歌手)

7位 ハンデ・アーチェン(トルコ/女優・モデル)

8位 オクティブリア・マクシモーバ(ロシア/モデル)

9位 リサ(タイ/歌手・モデル)

10位 バニータ・サンド(オーストラリア・インド/女優)

 

いま、「ミスコン」とか「美人コンテスト」の類には世界的に逆風が吹いています。「女性差別である」というわけですね。でも、わたしは「美しさ」は個性の1つであって、認めていいと思っています。当然ながら、女性だけでなく男性の「美しさ」というものもあっていいでしょう。「TC Candler」は「世界で最もハンサムな顔」も発表していますが、2018年の1位は「ゲーム・オブ・スローンズ」のカール・ドロゴ役やDCコミックスのヒーロー、アクアマン役で知られるジェイソン・モモアでした。2位はBTS(防弾少年団)のジョングク、3位はイドリス・エルバでした。

 

「世界で最もハンサムな顔」にアジアからは37人がランクインしていますが、日本人では唯一「CROSS GENE」の元メンバーの寺田拓哉が52位にランクインしています。日系人の名前も見られ、フィリピンを拠点に活躍している日系ブラジル人で俳優のダニエル松永が39位でした。日本からは他に赤西仁山崎賢人、岩田剛典、新田真剣佑らが候補者入りしていました。

 

それにしても、男女ともにアクの強いランキングです。
「TC Candler」のランキングですが、「人気コンテンストではなく、世論を反映したわけではない、主観的なランキング」とされています。実際、賛否両論ある独自色の高いランキングとなっています。「TC Candler」というメディア自体もインディペンデントなブログメディアの視点で選んでいる独自色の高いセレクションということを打ち出しています。ですので、このランキングがリアル世界一を選んでいるわけではありません。

 

 

 

考えてみれば、美意識というものは、文化が違えば当然異なるはず。
それを「世界一美しい顔」の統一ランキングが作られる背景には、「美のグローバリゼーション」のようなものがあるのでしょうか。
ミス・インターナショナル」のようなアマチュアが参加するコンテストと違って、プロの女優・歌手・モデルなどを対象とするこのランキングには、各国のエンターテインメント・ビジネスの力関係も関係してくるでしょうね。過去の美女も含むオールタイム・ランキングなら、どうでしょうか。ヴィヴィアン・リーオードリー・ヘップバーングレース・ケリーが私的ベストスリーですね。はい。
それでは、サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ・・・。

 

2018年12月29日 一条真也