室生犀星記念館

一条真也です。
金沢に来ています。ついに、一般貸切旅客自動車運送事業の法令試験が終わりました。たぶん全問正解だと思います。わたしは、「自分へのごほうび」として、試験会場の石川運輸支局から、ずっと行きたかった場所に直行しました。室生犀星記念館です。

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室生犀星記念館の前で

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記念館の入口で

 

記念館公式HPの「館の概要」には、「生家跡に建つ記念館」として以下のように書かれています。
「金沢三文豪のひとり、室生犀星の生家跡に建つ記念館です。平成14年8月1日、犀星の誕生日に開館しました。
 『ふるさとは遠きにありて思ふもの・・・』の詩(「小景異情 その二」)で知られる犀星はこの地で生まれ、すぐ近くの寺院、雨宝院で育ちました。館内では、はじめて犀星を知る人でも、犀星の生き方やその文学世界の魅力と出会い、ふるさとや命に対する慈しみの心への強い共感を呼び起こしていただけるものと思います。
記念館周辺では犀星が育った雨宝院、犀星が愛した犀川、詩碑のある『犀星のみち』など、犀星文学の原風景を訪ね歩くこともできます」

f:id:shins2m:20181024142134j:plain犀星文学地図

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自宅の庭園を再現

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庭園を背に・・・・・・

 

また、記念館公式HPの「室生犀星」には以下のように書かれています。
「明治22年8月1日、金沢に生まれた犀星は、生後まもなく真言宗高野山派、千日山雨宝院にもらわれ、養父母のもとで育ちました。高等小学校を中退して12歳で働きはじめた犀星は、文学への思いを募らせて20歳で単身上京、生活苦にあえぐなかで数々の詩をつくりました。
『愛の詩集』『抒情小曲集』などの抒情詩は大正期の詩壇を牽引し、さらに小説家としても活躍しました。その作品は抒情的な作風の『幼年時代』や『性に眼覚める頃』などの初期小説、市井鬼ものと称される『あにいもうと』などの中期小説、『杏つ子』『かげろふの日記遺文』『蜜のあはれ』など次々と新しい境地を拓いていった晩年の小説など多岐にわたり、随筆、童話、俳句にもすぐれた作品を残しています。不遇な出生をのりこえて描かれた犀星文学は、故郷の山河に対する深い思いや、小さな命、弱いものへの慈しみの心があふれ、人生への力強い賛歌ともなっています」

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壁一面に飾られた犀星の著書

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まさに壮観です!

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犀星の著書を背に・・・・・・


ようやく法令試験を終えたわたしの心に、犀星の言葉が染み入るように溶け込んでいきました。ブログ「泉鏡花記念館」ブログ「西田幾多郎記念哲学館」ブログ「鈴木大拙記念館」なども素晴らしいですが、金沢は本当に文化の香りが満ちていると思います。今日は、久しぶりにリラックスすることができました。

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犀川のほとりで・・・・・・

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犀川のほとりで・・・・・・

 

2018年10月25日 一条真也