月と死のセレモニー

一条真也です。
ブログ「8月は死者を想う季節」で紹介したように、8月からWEB「ソナエ」で「一条真也の供養論」というコラムの連載がスタートしました。

 

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月と死のセレモニー

 

一条真也の供養論」の第3回タイトルは、「月と死のセレモニー」です。今年は9月24日だった「中秋の名月」をみなさんは楽しまれたでしょうか? 
秋は月見の季節。多くの日本人が秋の夜空に浮かんだ月を眺めたことでしょう。
先日、北九州市八幡西区にある、サンレーグランドホテルで、「隣人祭り 秋の観月会」というイベントが開催されました。そこで満月に向かってレーザー光線が放たれる儀式のデモンストレーションが実施されました。

 

月への送魂」といいます。わたしが長年にわたって提唱し、『ロマンティック・デス~月を見よ、死を想え』(幻冬舎文庫)や『唯葬論』(サンガ文庫)などの一連の著書でも「月への送魂」を紹介しています。今では、すっかり多くの人たちに知っていただきました。わたしは、月に「月面聖塔」という地球人類の慰霊塔(ムーン・パゴダ)を建立し、レーザー(霊座)光線を使って、地球から故人の魂を月に送るという計画をわたしは思い立ち、実現をめざしています。

 

レーザー光線は宇宙空間でも消滅せず、本当に月まで到達します。わたしは「霊座」という漢字を当てました。レーザーは霊魂の乗り物だと思っているからです。「月への送魂」によって、わたしたちは人間の死のひとつひとつが実は宇宙的な事件であることを思い知るでしょう。この「月と死のセレモニー」こそは、グローバル時代における新しい供養の「かたち」だと思っています。

 

ロマンティック・デス―月を見よ、死を想え (幻冬舎文庫)

ロマンティック・デス―月を見よ、死を想え (幻冬舎文庫)

 
唯葬論 なぜ人間は死者を想うのか (サンガ文庫)

唯葬論 なぜ人間は死者を想うのか (サンガ文庫)

 

 

2018年10月2日 一条真也