地域コミュニティを創造する

一条真也です。
冠婚葬祭業界のオピニオン・マガジンである「月刊フューネラルビジネス」(FB)1月号が届きました。開くと、わが社に関する記事が掲載されていました。新ブランドの「くさみ三礼庵」が大きく紹介されています。


「月刊フューネラルビジネス」2018年1月号



記事は「互助会・サンレー 、地域コミュニティを創造する新ブランド『三礼庵』オープン」のタイトルで以下のように書かれています。
「大手互助会(株)サンレー(本社北九州市小倉北区、社長佐久間庸和氏)は、2017年10月19日、北九州市小倉南区に新ブランド『三礼庵』の第1号施設『くさみ三礼庵』をオープンした。
三礼庵とは、同社が展開する葬祭会館『紫雲閣』とは異なり、古民家を改装した施設で、サンレーグループとしては、福岡県内で33か所目、全国で70番目となるセレモニー関連施設だが、“葬儀だけを行なう”セレモニー施設ではなく、“葬儀も行なう”コミュニティハウスとして位置づけられている。三礼とは『慎みの心』『敬いの心』『思いやりの心』という小笠原流礼法における3つの『礼』を意味している。
その背景には、超高齢社会を迎えたわが国が直面する、従来のコミュニティに代わる新たな仕組みの創出という社会的課題がある。こうしたことから同社では、『セレモニーホールからコミュニティセンター』をスローガンとして掲げ、そのなかで葬祭会館を『葬儀をする施設』から『葬儀も行なえる施設』へと転換することを目指している。そのため、『子ども110番の家』『赤ちゃんの駅』への登録や、常備薬、AEDの設置などにも注力している。そのうえで、将来的には、映画、演劇、音楽コンサートなども上映、上演できる地域のコミュニティセンター、カルチャーセンター化を目指すものだ。以上のような考えのもと、開業したくさみ三礼庵は、普段は茶道教室や華道教室などを開き、葬儀のときにはスタッフが着物姿で抹茶をたて、生け花を飾るといったことを行なうという。
ちなみに、北九州市の高齢化率は27.8%と政令指定都市のなかで最も高く、後期高齢化率12.4%、高齢者人口に対する後期高齢者の比率は47.1%となっている(いずれも北九州市北九州市少子高齢化の現状」より)。こうした社会的背景もあり、同社では、『わが街にサンレーの施設があって良かった』と地域住民に言ってもらえるように、『ハード』の充実だけでなく、さらなる『ソフト』の充実も図っていく考えだ」


「月刊フューネラルビジネス」2018年1月号



また同誌1月号には新規会館としてわが社の新しい紫雲閣も紹介されています。「互助会・サンレー大分県日田市、福岡県新宮町に相次いで開業」の見出しで、以下のように書かれています。
「大手互助会(株)サンレー(本社北九州市小倉北区、社長佐久間庸和氏)は、2017年10月、大分県日田市と福岡県新宮町に相次いで会館をオープンした。大分県日田市に10月14日オープンした『日田紫雲閣田島館』はJR久大本線日田駅より車で10分に立地。周辺には住宅地が広がるほか、2008年に開業した同社の『日田紫雲閣』にも隣接する。既存の1会館だけでは葬儀の受入れに限界があり、市内互助会会員のニーズに応えることができなくなってきたことから開設に至った。敷地面積2,571㎡、鉄骨造平屋建て、延床面積586㎡の規模で、館内には、式場(130席)、遺族控室(和室14畳、洋室約24畳)、遺体安置質(10畳)、導師控室(8畳)、会食室(40席)などを配置。駐車場は160台を収容する。
同地域では、葬儀時、隣保班が手伝うなど、昔ながらの風習が色濃く残っており、葬儀の参列者も100人程度と多い。一方で、最近では家族葬の要望もふえていることから、遺族控室を広めにとるなど、快適空間を訴求することで利用促進につなげていく。10月20、21日に行われたオープニングイベントでは、落語独演会や大抽選会のほか、葬祭関連の展示などが行なわれ、会員をはじめとする地域住民ら、1,219人が来場した。会館周囲2Km圏を商圏に、約2万9,000人を対象に初年度100件、次年度120件の施行を目指す。
10月16日には、福岡県新宮町に『新宮紫雲閣』をオープンした。JR鹿児島本線新宮中央駅から車で約5分、九州自動車道古賀ICから同15分、近隣には物販・飲食店が建ち並ぶ幹線道路沿いに立地する。カーショップ専門店を改築した同館は、敷地面積1,180㎡鉄骨平屋建て、延床面積380㎡の規模。館内には式場(50席)、会食室(18席)、遺族控室(和室14畳、洋室約20畳)、導師控室(3畳)などを配置。駐車場は40台を収容する。新宮町には同社初出店となるが、今後、福岡市内へと営業展開を図るうえで、16年5月、福岡県古賀市に開業した『古賀紫雲閣』とともに重要な拠点になると判断、新宮町全域と古賀市北部および福岡市東区北部地域の人口約9万1,000人を対象とする出店となった。10月14、15日に行われたオープニングイベントには近隣住民ら491人が参加。地域初出店ということもあり、初年度22件、次年度31件の施行を目指す」



2017年12月25日 一条真也