サンレー創立51周年記念式典    

一条真也です。
16日の午後、東京から北九州へ戻りました。夕方から井筒屋で開催されている「人間国宝十四代今泉今右衛門展」のレセプションに参加し、その後、今右衛門さんを囲んで楽しく飲みました。
17日は「サンレー創立51周年記念式典」が開かれました。


神殿で一同拝礼!

神事のようす

玉串奉奠する佐久間会長

わたしも玉串奉奠しました



朝から松柏園ホテルの顕斎殿で、役職者参加の神事が執り行われました。戸上神社から是則神職にお越しいただき、滞りなく神事を行いました。玉串奉奠をするとき、わたしは会社の発展と社員のみなさんとそのご家族の健康を祈念しました。


会長とともに入場しました

一同礼!

社歌斉唱のようす

S2M宣言」唱和のようす



その後、500名を超える社員が参集して、「創立記念式典」が開催されました。最初に、佐久間進会長とわたしが入場しました。
まず、北九州紫雲閣の緒方支配人による「ふれ太鼓」で幕を明け、総務部の國行部長による「開会の辞」に続いて全員で社歌を斉唱し、それから折尾営業所の大内田所長によって「経営理念」「S2M宣言」が読み上げられ、全員で唱和しました。


創立51周年記念式典のようす

会長訓示のようす



それから、佐久間進会長の訓示です。まずは、「おかげさまで、51周年を迎えることができて感謝しています」と述べました。それから、会長は「創業時に『創業守礼』と『天下布礼』という2つのスローガンを掲げました。50周年を過ぎて第二創業期に入るにあたり、新しいスローガンを考えてみましたが、まったく古くなっていないので、このままで行くことにしました。


いよいよ互助会の時代が来ました!



また、創業時から『子どもに夢を、若者に希望を、お年寄りに生きがいを』と言い続けてきましたが、今こそそれが必要な時代です。さらに、売り手良し、買い手良し、世間良しの『三方良し』の精神が注目されているようですが、わが社の『礼経一致』という企業理念と同じだと思っています。わたしは、礼道とは商道であると考えているからです。いよいよ、わが社をはじめとして互助会の時代が来ました」と述べました。


わたしも社長訓示をしました



続いて、わたしの「社長訓示」の時間となりました。
わたしは、以下のような内容の話をしました。
今年は記念すべき年でした。10月には、創業の地に建つ松柏園ホテルの新館「ヴィラルーチェ」がグランドオープンし、業界向けと一般向けの「サンレー創立50周年記念祝賀会」がニュー松柏園で盛大に開催されました。


「呪い」の時代に「祝い」の光を!



いま、世界も日本も「呪い」の時代の中にあります。
北朝鮮アメリカをはじめ、相手を完全破壊すべく、呪いを仕掛け合っています。ネット社会の中でも、さまざまな誹謗中傷といった呪いが蔓延しています。このような暗闇を明るく照らすことができるのは太陽の光だけです。太陽光は英語で「サンレー」、イタリア語で「ルーチェ」といいます。そう、ヴィラルーチェとは「太陽の光の館」を意味します。日本の神話である『古事記』には「天の岩戸」が登場しますが、ヴィラルーチェは「天の館」です。ここから、北九州を、日本を、世界を明るく照らす「祝い」の波動を放ちたいと思います。ここで行われる結婚披露宴のみならず、長寿祝い、厄除け祝い、還暦祝いなどが開かれ、多くの方々が参加されることでしょう。これからも、「おめでとう」と「ありがとう」の声が行き交うハートフル・ソサエティの実現をめざして頑張りましょう!


セレモニーホールからコミュニティセンターへ!



また、多くの葬祭施設もオープンしました。
セレモニーホールからコミュニティセンターへ。
従来の「葬儀をする施設」から「葬儀もする施設」への転換を図ります。たとえば、各地の紫雲閣を「子ども110番の家」「赤ちゃんの駅」に登録したり、常備薬やAEDを設置したりしています。さらには、映画、演劇、音楽コンサートなども上演できる地域の文化の殿堂化をめざします。


「老福社会」をつくろう!



サンレー本社のある北九州市は日本一の超高齢都市として知られています。その中には、日々の買い物やゴミ出しにも苦労をしておられる高齢者の方々もいます。こういった問題を解決する「買い物支援」「ゴミ出し支援」にも積極的に取り組みたい。思い起こせば、わが社は、2004年に高齢者複合施設「サンレーグランドホテル」を北九州市八幡西区に作りました。セレモニーホールと高齢者用のカルチャーセンターなどが合体した前代未聞の施設として大きな話題になりました。今では、「盆踊り」や「観月会」などの年中行事の舞台でもあります。


「後期高齢」を「光輝好齢」に変えよう!



最近、超高齢国ニッポンの未来を悲観的に論じた本がよく売れています。悲観的になるばかりでは未来が暗くなる一方なので、なんとか「明るい超高齢社会」のビジョンを描きたいものです。いたずらに悲観的になるよりも、みんなで少しでも楽しい生き方を考え、老いるほど幸福になるという「老福社会」をつくりたいもの。わたしたちは「後期高齢」を「光輝好齢」に変えるお手伝いに励みたいと思います。


国を守るのは自衛隊と互助会だ!



さて、日本が直面している最大の国難をご存知ですか。それは北朝鮮問題ではありません。それよりも深刻なのが人口減少問題です。人口減少の本当の原因は「少子化」ではなく、「非婚・晩婚化」です。これに対して、政府は具体的な方策を持ちませんでした。国が国難に対応できないのは困りますが、じつはこの問題、わが社のような冠婚葬祭互助会が最も対応可能な業界であると思います。サンレーグループオークパイン・ダイヤモンドクラブ(ODC)は、いわゆる「婚活」をサポートするクラブですが、専属カウンセラーが、成婚まででなく披露宴まで徹底サポートし、じつに創業30年で700組を超える実績があります。そう、わが社には人口減という国難を克服する力があるのです。国を守る組織は2つある。自衛隊と互助会です。日本人の命を守るのが自衛隊なら、日本人の心を守るのは互助会です。


大いなる使命を知りてさらに行く天下布礼の新たな道を



わが社は、おかげさまで創立50周年を迎えることができましたが、NHKの朝ドラ「ひよっこ」がちょうど50年前の日本の姿を描いていました。「ひよっこ」では、多くの縁が結ばれました。プロポーズや婚約発表の場面が非常に多いのが印象的なドラマでした。登場人物たちが次々に結ばれていき、最後は主人公みね子と恋人のヒデが結ばれました。半世紀前の日本人は本当によく結婚していたということを見事に描いていました。そして、ちょうどその頃、日本中に冠婚葬祭互助会が誕生して、発展していったわけです。


巨大スクリーンに映し出された道歌



わが社では、さらに本格的に「婚活」事業に取り組み、日本最大の国難を克服するお手伝いをしたいと考えています。最後に、わたしは「高齢者を光り輝かせ、幸せなカップルを作るお手伝いをする。
そうです、少子高齢社会こそサンレーの出番なのです。
これほど世のため人のためになる仕事はありません。大いなる使命感と志をもって新しい道を歩みましょう!」と述べました。
そして、「大いなる使命を知りてさらに行く 天下布礼の新たな道を」という道歌を披露しました。


表彰式のようす

表彰状と記念品をお渡ししました



「社長訓示」の後は、各種表彰が行われました。
まずは「情報売上」上位者表彰(営業の部・内勤の部)、続いて「NTT電話応対コンクール」入賞者表彰です。
社長のわたしが表彰状と金一封をお渡ししました。


サンレーおもてなし賞」の表彰をする佐久間会長



それから、「サンレーおもてなし賞」受賞者表彰で、10人の方々に佐久間会長が表彰状と金一封を渡しました。
表彰されたみなさん、おめでとうございます!
本当に、人こそが、わが社の宝です。


和のこえ」のようす

最後はもちろん一同礼!

会長とともに退場しました

役員と表彰者の記念撮影



それから、全員で手をつないでのサンレー名物「和のこえ」です。
玉中取締役が音頭を取り、「がんばろー」を大きな声で3回連呼し、記念式典がめでたく終了しました。その後、松柏園ホテルの写場へと移動し、役員一同と表彰者のみなさんで記念撮影しました。


昼食会の冒頭、挨拶をしました

ウーロン茶でカンパ〜イ!



記念撮影が終わると「柏の間」に移動し、受賞者の皆さんとの昼食会です。最初にわたしが挨拶し、「いくら立派なハードができても、わが社の強みは『人』です。みなさんは、わが社の誇りです。本当に、おめでとうございました!」と述べました。続いて東常務による乾杯の音頭で昼食会がスタート。会話の弾むなごやかな時間となりました。最後は松田取締役による中締めがありました。サンレーグループのみなさん、めでたく51周年を迎え、さらに一致団結して頑張りましょう!



2017年11月17日 一条真也