日田紫雲閣田島館竣工式

一条真也です。
14日の11時から、「日田紫雲閣 田島館」の竣工式が行われました。
ブログ「日田紫雲閣田島館起工式」で紹介したように、今年の4月5日に新築工事起工式を行いましたが、ようやく完成しました。
場所は、大分県日田市田島3丁目109です。


完成した「日田紫雲閣 田島館」の外観



サンレーグループとしては、大分県内で7番目、全国で69番目(いずれも完成分)の紫雲閣となります。19日には新業態の「くさみ三礼庵」の竣工式が予定されています。いよいよ、70店体制となります。ロビーにはたくさんのお祝いの胡蝶蘭が飾られていました。


たくさんの胡蝶蘭を頂きました

本日の神饌

本日の式次第

一同礼!



神事の進行は、サンレー大分総務課の白鳥課長が担当。神事は地元を代表する神社である「大原八幡宮」の橋本國房宮司にお願いしました。 開式の後、修祓之儀、降神之儀、献饌、祝詞奏上、清祓之儀を行いました。


竣工式のようす

清祓之儀のようす

玉串奉奠する佐久間会長

わたしも玉串奉奠しました



それから、玉串奉奠です。最初に、株式会社サンレー佐久間進会長、続いて社長のわたしが玉串を奉奠しました。それから、関係各位のみなさんが次々に玉串を奉奠しました。その後、撤饌、昇神之儀、そして閉式と、滞りなく竣工式を終えました。


感謝状贈呈のようす



それから、感謝状贈呈です。わたしは、株式会社EH設計の深見社長、松井建設株式会社の盆子原取締役執行役員に金一封を添えて感謝状を贈呈しました。心からの感謝を込めて、贈らせていただきました。


主催者挨拶をしました



感謝状贈呈の後は、主催者挨拶です。わたしは次のように挨拶しました。
「このように立派なホールを建設できて、本当に嬉しく思います。これで、会員様に満足のゆくサービスを提供することができます。ぜひ、新施設で最高の心のサービスを提供させていただき、この地の方々が心ゆたかな人生を送り、人生を卒業されるお手伝いをさせていただきたいと願っています」


日田について話しました



また、わたしは日田について以下のように話しました。
「日田は江戸幕府の直轄領、つまり『天領』であり、1686年以降は大名が入封することなく明治まで幕府の支配所でした。幕末に広瀬淡窓の開いた私塾『咸宜園』には日本中から塾生が集まり、塾生には蘭学者高野長英や近代軍隊の基礎を築いた大村益次郎がいます。その日田は周囲を山に囲まれた典型的な盆地であり、多くの河川が流れ込み『水郷』を形成しています。夏は日本国内でも有数の酷暑で知られ、最高気温が35度を超える猛暑日となる日も多く、年間猛暑日数や連続猛暑日は国内1位だそうです。一方、冬は寒さが厳しく最低気温が氷点下になる日も多いです。昨年の九州北部豪雨では甚大な被害を受け、心を痛めました」


「日田」という地名について



また、「日田」という地名について以下のように話しました。
「いくつかの説があるようですが、最も有力な説が、8世紀に編まれた『豊後国風土記』に記されています。それによれば、景行天皇が九州遠征時に浮羽から日田に立ち寄った際、『久津媛(ひさつひめ))と名乗る神が人となり現れたことに因んで名付けられました。後に久津媛(ひさつひめ)が訛って『日田(ひた)』になったといいます」


日田の地に水の田ひらく田島にて浄土へ向かふ道をひらかん



さらに、「田島」について、以下のように述べました。
「『豊西記』という書物には、日田で初めて水田が開かれたので、『田始播(たしま)』からの由来としています。『水郷』である日田において、最初の水田が開かれたということは、この田島の地がいかに重要な場所であるかを物語っています」
それから、わたしは「本当に素晴らしい場所に新しい施設を作ることができて嬉しく思います。わたしたちは、水田ではなく、『紫雲』によって浄土への道を開きたいです」と述べ、最後に以下のような道歌を詠みました。


日田の地に水の田ひらく田島にて
       浄土へ向かふ道をひらかん(庸軒)  



麻生支配人の決意表明を受けました



その後、麻生支配人より、この地の方々の人生の卒業式を心をこめてお世話させていただき、地域に愛される会館をめざしますという力強い決意を受け取りました。決意表明の後は、参加者全員で集合写真を撮影しました。


直会のようす

挨拶する佐久間会長



集合写真を撮影した後は、直会です。冒頭、佐久間会長が挨拶をしました。佐久間会長は「日田は九州の中心と言ってもよい場所だと思います。おかげさまで立派な施設が完成しました。このように既存の施設の隣りにもうひとつ施設を増設するのは初めてですが、それだけ地元のみなさまから愛されているということでしょうから、ありがたいことです。一層のサービスの充実に努めていただきたいと思います」と述べました。


橋本宮司の音頭で乾杯!

直会のようす

お弁当が大変美味しかったです

松茸と鯛の吸い物が絶品でした

最後は「末広がりの五本締め」で・・・



そして、大原八幡宮の橋本宮司の発声で神酒拝戴の乾杯をしました。
一同は「マリエールオークパイン延岡」の美味しい料理を食べながら、大いに会話の花を咲かせましたが、最後はサンレー大分の祐徳取締役による中締めの挨拶がありました。祐徳取締役は、サンレー名物の「末広がりの五本締め」で直会を閉じました。


「読売」「朝日」「西日本」「大分合同」10月14日朝刊



また、本日の「読売」「朝日」「西日本」「大分合同」新聞の朝刊に広告が掲載されました。『般若心経 自由訳』(現代書林)のプレゼントも告知されています。新しい「日田紫雲閣 田島館」が多くの方々のお役に立ちますように・・・・・・。


日田紫雲閣田島館の「禮鐘」の前で


2017年10月14日 一条真也