論語本の取材

一条真也です。
9日、会社の朝礼で長崎原爆の犠牲者の方々に黙祷を捧げた後、わたしは福岡市に向かいました。日頃から御指導いただいている先輩経営者のお子さんの葬儀に参列するためです。最後の喪主挨拶では、先に逝くわが子を見送る親御さんの深い悲しみに触れ、改めて親子の縁について考えさせられました。故人様の御冥福を心よりお祈りいたします。


毎日新聞」の取材のようす



葬儀の参列を終えて、いったん北九州の自宅に戻ってから喪服を着替え、サンレー本社へと向かいました。毎日新聞社の取材を受けるためです。先月上梓した『はじめての「論語」』(三冬社)に関する取材で、「毎日新聞」の衛藤記者が来て下さいました。最初に衛藤記者から、『論語』との出合いについて質問されました。わたしは、ブログ「誕生日に『論語』を読む」で紹介したように、わたしが「不惑」の40歳を迎えようとしていたとき、「不惑」の出典である『論語』を40回読んだことなどを話しました。


論語』への想いを語りました



それから、北陸大学や九州国際大学客員教授として、中国人留学生をはじめとした多くの学生さんたちに『論語』の授業を行ってきたこと、さらに成人式の荒廃などで知られる北九州市において、子どもたちの倫理観を育てるためにも『論語』の素読が必要であるという持論を述べました。
ブログ「はじめての『論語』」で紹介したように、わたしは小中学生向けに初の児童書となる『はじめての「論語」』を上梓しました。「しあわせに生きる知恵」というサブタイトルがついており、『論語』の中から現代の日本の子どもたちに知ってほしい言葉を選んで、わかりやすく解説しました。


写真を撮影していただきました



このたび、北九州市内の小学校に『はじめての「論語」』を寄贈しました。
市内の各小学校の図書室で同書を読むことができるようになりました。
これからは中学校の図書室への寄贈、さらには北九州市以外にも広範囲に小中学校への同書の寄贈を計画しています。いつか、「平成の寺子屋」と呼ばれる天道館に子どもたちを集めて、『論語』の話をするのが夢です!


はじめての「論語」 しあわせに生きる知恵

はじめての「論語」 しあわせに生きる知恵

*よろしければ、本名ブログ「佐久間庸和の天下布礼日記」もどうぞ。



2017年8月9日 一条真也