『般若心経 自由訳』PV  

一条真也です。
1日の夜、東京に入りました。翌朝から、冠婚葬祭文化振興財団の評議員会、全互協の理事会、互助会政治連盟の役員会、全互協事業センターの臨時株主総会に続けて参加するのです。ハードスケジュールです。
2日、ブログ『般若心経 自由訳』で紹介したわたしの新著が全国の書店で発売されました。アマゾンでは10日からの発売になります。このたび、発売を記念してプロモーション・ヴィデオ(PV)も作成しました。


PVの冒頭、海と空の壮大な光景が映し出され、大勢の僧侶による読経の声が流れます。『般若心経』の核心思想は「空(くう)」に集約されます。
その名も「空海」という日本宗教史上最大の超天才は、その真の意味を理解しました。空海は、「空」を「海」、「色」を「波」にたとえて説いた『般若心経秘鍵』を著しています。わたしの自由訳のベースは、この空海の解釈にあります。続いて、PVでは以下のようなテロップが流れます。



『般若心経』は、英語では「ハート・スートラ」という。『西遊記』で知られる唐の僧・玄奘三蔵は、天竺(インド)から持ち帰った膨大な『大般若経』を翻訳し、300に満たない漢字に集約して『般若心経』を完成された。その後、『般若心経』はアジア全域で広く親しまれてきた。
そこで説かれた「空」の思想は中国仏教思想、
特に禅宗教学の形成に大きな影響を及ぼした。
日本に伝えられたのは8世紀、奈良時代のこと。
遣唐使随行した僧が持ち帰ったといわれる。
以来、1200年以上の歳月が流れ、
日本で最も有名な仏教経典となった。
『般若心経』とは、多くの日本人にとって
仏教の開祖ブッダのメッセージそのものかもしれない。
そして、そのメッセージとは
「永遠」の秘密を説くものであり、
「死」の不安や「死別」の悲しみを溶かしていく。



その後、エリック・サティの名曲「ジムノぺディ」の調べに乗せて、沖縄在住の写真家である安田淳夫氏の素晴らしい写真とともに「般若心経」の自由訳文が流れ、さらには女性の優しい声で訳文が読み上げられます。ブッダのメッセージがより伝わりやすくなったのではないかと思います。
わたしは、日本人が「般若心経」の真のメッセージを知り、
「永遠」の秘密を学び、心安らかになることを願っています。


般若心経 自由訳』(現代書林)



*よろしければ、本名ブログ「佐久間庸和の天下布礼日記」もどうぞ。



2017年8月2日 一条真也